![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164045125/rectangle_large_type_2_84d0399219205c7565baad9379de62b7.png?width=1200)
親が知るべき「教育虐待」のリスク
1、子供の才能を潰していませんか?
子どもたちの成長を支える中で、日々感じることがあります。それは、「勉強しなさい!」と押し付けるだけでは、子どもの本当の力を引き出すことはできない、ということです。
特進アカデミーでは、子どもの意思を尊重することを大切にしています。だからこそ、勉強したくない子どもに無理やり勉強をさせることはしません。勉強のやり方や効率的な方法はもちろん教えていますが、「勉強するかしないか」は最終的に本人が決めることだと考えています。
その結果、やる気のない子は成績が下がることもあります。ですが、私たちはその状況をただ見過ごすのではなく、なぜ子どもが勉強に向き合えないのか、その背景をしっかり見つめるよう努めています。
2、成績が下がる背景には家庭内の問題があることも
私たちがこれまで関わってきた中で、成績が極端に下がる生徒の多くは、家庭内で何らかの問題を抱えているケースが多いように感じます。
たとえば、親子のコミュニケーションがうまく取れていなかったり、成績が悪いことを理由に親が子どもを叱ったり、責めたりするような状況です。時には、親の心ない言葉が子どものやる気を奪い、勉強どころではなくなってしまうこともあります。
こうした状況は、子どもの心に深い傷を残します。私たちはこれを一種の「教育虐待」と考えています。子どもが「自分はダメだ」と思い込んでしまうと、自信を失い、自分の才能を見つけ出すことすら難しくなってしまいます。
実際、日本の過度な教育競争に対しては、国連からも警告が出されています。国連児童の権利委員会は、日本の教育システムが受験競争を過度に重視するあまり、子どもたちに大きなストレスを与え、彼らの成長を妨げていると指摘しています。子どもたちが教育の名の下に休む権利を奪われ、心身に悪影響を受けている現状を、深刻な問題として捉えています。教育は、子どもの多様性や個性を尊重し、幸せな成長を促すものであるべきです。
3、本当に大切なのは「自立させること」
子どもを本当に成長させるために必要なのは、「自立」を促すことです。自立する過程の中で、子どもが自分自身の才能に気づき、それを生かす力を身につけることが何より重要だと考えています。ただ単に勉強を教え込むのではなく、自分で考え、行動し、自分の力で道を切り開いていく力を育むことが、本当の学びの意味ではないでしょうか。
特進アカデミーでは、子どもとしっかり話をして、「勉強の必要性」を伝えつつ、その子の興味や才能を見つけ出すお手伝いをしています。そして、その才能を伸ばすためには何が必要かを、一緒に考えます。
もちろん、勉強のやり方を教えることも大切です。ただし、「やるかやらないか」を無理に決めるのではなく、子ども自身の意思に委ねています。それでも勉強に前向きになれない場合、その理由を探り、必要に応じて親御さんとも一緒に解決策を考えていきます。
4、親子のコミュニケーションが鍵
子どもが勉強に向き合えない背景には、親子関係が大きく影響しています。親子のコミュニケーションがしっかり取れている家庭では、子どもが自分から勉強に取り組む姿勢が見られることが多いです。逆に、親が「成績が悪い」と子どもを責めたり、過度に期待を押し付けたりする家庭では、子どものやる気が失われるケースが目立ちます。
親として、「あなたを応援しているよ」「どんな結果でも大丈夫だよ」と伝えることは、子どもの自己肯定感を育む大きな力になります。そして、勉強がうまくいかない理由に寄り添いながら、「どうすればいいか」を一緒に考えていくことが大切です。
子どもが自立する力を育むためには、まず大人がその才能に気づき、適切なサポートを行うことが必要です。そして、何よりも親子の信頼関係を築くことが、学びの基礎になります。子どもが自ら未来を切り開く力を身につけることを、一緒に応援していきましょう。