香りはうそをつかない~アロマに関する覚書
先日、アロマセラピストでもある友人の「イメージングワーク」のワークショップに参加した。これまでもアロマセラピーの方にアロマ関係のワークショップにお誘いをいただいたりしたことはあったが、あまりピンッとこなくて、きちんと参加したことはなかった。確かにいい香りは気分がいいので、これまでもお香を焚いたり、ヤングリビングのオイルや野生のラベンダーオイルなどをアロマディフューザーに垂らして使っていたが、さほどアロマについて詳しくはなかった。
うんちく云々より、まずは香りを体験しましょうということで、簡単な説明のあと、すぐに香りを嗅ぎ(この段階で何の香りかは明かされない)、そこから自分がイメージする絵や言葉をスケッチブックに描いていく。静かに香りに集中しながら、筆を動かしていく。不思議とイメージがすぐに湧いてきた。人によって、イメージの絵が降りてくる人もいれば、言葉が降りてくる人、色を感じる人もいるそう。私は、絵と色のイメージがどんどん湧いてきた。オレンジの炭酸の中で、パチパチと炭酸が弾けるたびに、小さな子供たちが飛び出してきて、オレンジ色の炭酸の中で楽しそうに遊んでいる。と、いうのが私のイメージだった。
この香りは、「オレンジ・スウィート」というものだった。陽のイメージで、自由でいいんだよ、楽しむために人生があるんだよというメッセージが込められているらしい。チャクラでいうと、第2チャクラ。色はオレンジ。ほかにも、このアロマの身体作用や心理作用などを教えてもらうが、この時点で香りって面白いと実感できた。
このような手順で、3つの香りのイメージングワークを行った。最初は香りを嗅いでイメージなんて沸いてくるのだろうか?と不安だったが、不思議なことにどれもイメージがすぐに湧いてきた。そして、参加者それぞれのイメージが異なるのも面白かった。植物から抽出したアロマオイルの香りがもたらすこの「イメージ」は、私たちへの自然界からのメッセージなのだそう。友人が「香りはウソをつかない」と言っていた言葉が印象的だった。
最後は、自分たちの好きな香りを3つ選んで、自分だけの香りを作った。何種類もある精油の中から、好きなものを選ぶ作業はなかなか面白い。私が選んだのは、「サンダルウッド」「ジンジャー」「マンダリングリーン」。3つを合わせるとどんな香りになるのかドキドキしながら作業を進める。手につけてみると、ふわっといい香りが脳に届いた。めちゃくちゃいい気分。選んだ香りは、それぞれに今必要なメッセージを伝えてくれているのだそう。
ちなみにサンダルウッド(白檀)は、鎮静と調和。「今」に意識を向けさせ、本質と向き合わせてくれる。ジンジャーは、生命力や行動力、チャレンジ精神のほか、グランディングも表している。マンダリングリーンは、ハートをオープンにし、喜びや元気を表現。とっても納得のいく組み合わせだった。魔法使いになりたいと思っている最近の私の課題は、「今」にコミットして、行動すること&グランディングとセンタリング。なるほど、確かに「香りはうそをつかない」。