徳積ナマコ

書くことが仕事。ライフスタイル、クラフト、食、映画、ドラマ、アウトドア、農業、健康、スピ…と、興味があると首を突っ込みます。この世は楽しい修行の場で、私って面白いと思ってます。日々のことやこれまでの経験のほか、時々小説も書きます。https://lin.ee/vTtu5RX

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この世は楽しい修行の場

書くことが好きでした、子どもの頃から。文章を読むのも好きでした。でも文学少女だったわけではありません。興味があったのは、もっぱら広告。物心ついたときから、コピーライターか小説家になりたいと漠然と思っていました。体を動かすより、じーっと書いているほうがよくて、一時期は絵でも、書でも、文章でもなんでもいいと思っていました。 子どもの頃からミーハーでした。かっこよく言えば、好奇心旺盛というやつです。気になるもの、気になったものはとことん追っかけて、一通り満足すると次へ向かっていま

    • 回転寿司店で子どもに足を蹴られるが、母親は…

      先日、母がお寿司を家で食べたいというので テイクアウト用のお寿司を近くの回転寿司屋へ買いに行きました。 混む店なので、あらかじめ予約をして受け取れるようにしておき、 レジで名前を伝え、お金を払おうとすると何かが足に当たりました。 足元を見ると3、4歳の男の子がしゃがんでいました。 「ぶつかっただけかな」と思って、たいして気にもせずに お財布からお金を出しているとまた足に何度か衝撃が…。 「んん?」と思って足元を見ると、 その男の子が私の足をニヤニヤしながら蹴っていました。 「

      • 母の老いと息子の成長から学ぶこと

        今日から新年度がスタートしましたね。 我が家の息子はこの春から中学生。 来週の入学式に向けて準備することが盛りだくさんです。 今日も早速、給食費の引き落としの件で不備があり、 時間があるときに郵便局へ行ってと 言われてしまいました。 先日、ママ友たちと話していたのですが 入学手続きや入学準備の大変なこと、大変なこと。 出費もさることながら やることが思っていた以上に多くて ゆっくりじっくり卒業や入学の余韻に浸れないと みんな苦笑いしていました。 自分が学生のときも 親はこんな

        • 息子の卒業式

          息子が小学校を卒業しました。 大きいと思っていたランドセルも 気が付けば小さく見えて、 いつも繋いでいた小さな手は 私と同じくらいのサイズになり 繋いでくれることは ほとんどなくなりました。 背筋をのばし、 声変わりした声で返事をし、 壇上で卒業証書をもらう姿は すっかりお兄さんで、 それは誇らしくもあり 少し寂しくもありました。 成長するにつれ、 自分の手から離れていくのは 生まれたときから分かっていたこと。 でも、いざこうなってみると 寂しさを感じるのは 親のエゴな

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          老眼になって思う、「見える」と「見えない」

          もともとひどい近眼でして、高校生の頃から裸眼で0.04ほどです。 その昔、近眼の人は老眼になりにくいという話を聞いて 勝手に老眼になるのはだいぶ先だろうと思っていました。 ですが、四六時中パソコンを駆使し、 スマホが片時も離せないような生活を送るようになり 気が付けば、スマホ老眼なるものになっていました。 合わないコンタクトや眼鏡を使って 目を酷使しつづけているため おそらく本当の老眼になっているような気さえします。 いや、確実に老眼でしょう。 特に夜になると細かいモノは一

          老眼になって思う、「見える」と「見えない」

          映画「夢みる小学校」~子どもファーストな学校教育を

          去年の夏、ドキュメンタリー映画「夢みる小学校」を見ました。映画の中でメインで出てくる「きのくに子どもの村学園」。和歌山県に本拠地があるこの学園は、息子が小学校へ入る前だから、かれこれ13年くらい前、友人から教えてもらい、理事長の堀先生の本も読んでいたので知っていたし、実際、息子を通わせられないかと移住も含めて真剣に考えたこともありました。「心も体もたくましく、自分でご飯が食べられる大人に」を子育ての軸にしている私にとって、こんなにステキだと思える学校はありませんでした。それく

          映画「夢みる小学校」~子どもファーストな学校教育を

          【エッセイ】桁違いの父のこと 3

          父が何度も結婚、離婚を繰り返しているという事実を知った日(その日の話はこちらから)、その場に居合わせた腹違いの兄2人のうち、小太りの兄は札幌に住んでいた。 「せっかく札幌におるんやし、今度、飯でも食おうや」 そんなことを言われていたのを私はすっかり忘れていた。いや、忘れてしまうくらい衝撃が強かった。 小太りの兄、ここではAとしておこう。数日経ってから、Aは父を通じて私に連絡をしてきた。 「妹と一緒にご飯が食べたいらしい」 私は困惑した。確か、細面の兄のほうは「もう2

          【エッセイ】桁違いの父のこと 3

          【エッセイ】桁違いの父のこと 2 

          破天荒で桁違いの父のことを書いてから、気付けばもう2年も経っていた (破天荒ぶりの一部はこちらをご一読ください)。物書きを生業にしている私にとって、亡くなった父の話は面白いネタでもあり、父のエピソードから社会勉強をさせてもらっているような気もする。そして、父のことを思い出すたび「自分の人生、好きに生きなさい」と言われているような気もするのだ。 久しぶりに父のことを書いてみようかと(久しぶりすぎるか…)思ったのは、年末に受けた友人の「ベーベー福の神ワーク」という占いのようなセ

          【エッセイ】桁違いの父のこと 2 

          「印象に残る! 軸のある自己紹介文レッスン」をスタートします

          ワタクシ、ライター歴25年、 あらゆる方たちにインタビューしてきました。 その数、軽く2000人以上。 業界も、職種も、さまざま。 子育て中の専業主婦や学生さんから、 芸能人、経営者、アスリート、料理人、ドクター…と とにかくいろいろな方にお会いし、 たくさんの原稿を書いてきました。 そんな中、文章の書き方を教えてと 言われることもしばしばあり、 自分の経験がお役に立つならと 何度か文章レッスンなどを開催してきました。 そしてあるとき、レッスンをしながら、 テクニックだけ

          「印象に残る! 軸のある自己紹介文レッスン」をスタートします

          普通って何? 多様性社会を生きるには、まずは自分を好きになり、相手を「知ること」から

          先日、LGBTQ+について学ぶ講座に参加しました。 周りや知り合いにもLGBTの人がいるし、 そのことに対して抵抗は一切なく 自分の中に差別の意識はないと思っています。 その講座の中で、アンコンシャスバイアスという 言葉が出てきました。 自覚なき差別、無意識の偏見という意味だそう。 これは脳の働きによって 誰にでも生じるものらしいのですが、 自分の中にあるアンコンシャスバイアスを知り、 普段から意識していることが 大事であるということでした。 自分の中にはどんな無意識の偏

          普通って何? 多様性社会を生きるには、まずは自分を好きになり、相手を「知ること」から

          おじさんは嘘がうまい

          政治家逮捕のニュースを見ながら、 ふと、会社員時代のことを思い出しました。 私が新卒で入った会社は バリバリ働く女性が多く、 上司も先輩も本音でズバズバ話す人ばかり。 いつも言い訳する人や 素直に感謝や謝罪を言えない人は 社内では浮いていました。 そんな環境だったこともあり、 私も意見を求められると 率直に述べさせてもらっており、 そのことで注意されることもなければ むしろ重宝がられていました。 ところが、 親会社からおじさんたちが たくさん出向してくるようになると あま

          おじさんは嘘がうまい

          祈ること

          新年早々、北陸で大きな地震が起こり そのあとも胸が痛む出来事が続いています。 被災された方には心からお見舞いを申し上げます。 大きな自然災害が起きるたび いろいろな意味で 自分たち人間の無力さや 小ささを感じます。 人間ってすごい!と 思うときもあるけれど その反面、 なんてちっぽけなんだと思うのです。 たびたび入る地震のニュースを聞きながら (常にうちはラジオをつけている)、 今、自分には何ができるのだろう どうしたらいいのだろうと 心がザワザワします。 目の前に大

          今を感じて(2024年おせちを食べながら)

          みなさん、あけましておめでとうございます。 決意表明などを書くべきなのでしょうが 私はここ数年、 だいたいほぼ同じなので あえてここには書きません(笑)。 自分の中で強く決意するだけです。 昨晩は家族と紅白を見て ごちそうを食べて 年越しギリギリまで起きて ゆく年くる年を見て すぐに寝ました。 特別なことは何もありませんが 家族で新年を無事に 迎えられたことに 感謝をしたいと思います。 そして、朝から 母と息子が他愛もないことで 言い争い…。 いつもと変わらない朝です

          今を感じて(2024年おせちを食べながら)

          どこででも気絶、どこででも魂磨き

          特技は何ですか? 得意なことは何ですか? 10代の頃、 そう尋ねられるといつも困っていました。 特に何もなかったのです。 好きなことはあるけど 特技・得意が分からない。 アルバイトの面接に行く際、 履歴書でそれを書く欄があると いつも「ムゥ…」と腕組みしていました。 大学4年生の就活時、 真剣に真剣に考えて 「特技/どこででも眠れる」と 履歴書(今はエントリーシート?)に 記入しました。 面接時、特に指摘もされず、 実際、会社に入ってから 私はどこででも眠っておりました。

          どこででも気絶、どこででも魂磨き

          50回目の誕生日に

          本日50歳になりました。 正確には21時過ぎに50歳です。 気が付けば50歳。 3歳くらいまでの記憶はかなり曖昧ですが 幼稚園や小学校時代の記憶や感覚は まだまだ残っています。 大学生や20代の頃の思い出も ついこの間のように思えてしまいます。 あっという間ですね、50年。 まだまだやりたいことは山積みだし 達成していないこともいっぱいです。 50歳だからと 年齢で制限をかけたくないし いろいろなことを楽しみ、 挑戦したいと思っています。 でも、楽しむためには 少し健康

          50回目の誕生日に

          さようなら、チバユウスケ

          THEE MICHELLE GUN ELEPHANT ミッシェル・ガン・エレファントの ボーカルだった チバユウスケさんが亡くなったと 数日前に知りました。 12月頭には葬儀を終えたそうです。 ネットニュースなども見ていなかったので つい一昨日知りました。 虫の知らせというやつなのでしょうか。 先々週辺りから 無性にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲が 聴きたくて聴きたくて聴きたくて Amazonで聴きまくっていました。 20代半ば、ミッシェルが大好き

          さようなら、チバユウスケ