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MIKI FAMILY FARMは少量多品目農園です

MIKI FAMILY FARMは少量多品目栽培の農園として開業予定です。


少量多品目栽培とは?

”少量多品目”一般的にはあまり聞き馴染みのない言葉かも知れません。

単一の栽培品目を大量に生産、出荷するのがオーソドックスな現代農業のあり方ですが、少量多品目栽培では多様な品目をそれぞれ少しずつ栽培します。

キャベツや白菜、ホウレンソウ、小松菜、春菊、水菜、レタス、ネギといった葉物野菜。
大根、カブ、ニンジン、ゴボウなどの根菜。
ジャガイモ、サツマイモ、里芋など芋類。
トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、カボチャ、ズッキーニ、オクラなどの果菜類。
ソラマメ、枝豆、インゲン、ササゲ、落花生などの豆類。

これら全ての栽培を手掛けてセットで販売するのが少量多品目農家です。
複数の品目を一箱にまとめた野菜セットを作り、お客様のもとに直にお届けする直販ができることが特徴です。

それぞれのご家庭と顔の見えるつながりを持てる。私が目指す農家像とも重なって、この栽培スタイルにどんどん惹かれていきました。

やめておいたほうが良い?

しかし一方、知り合った農家の諸先輩方は口を揃えてこうおっしゃいます。

「少量多品目はやめておいたほうが良いよ。」

何故か。これはとにかく一言、「大変だから。」という理由に尽きます。

少量の野菜をを多品目栽培して、出荷に必要な分量を個別に発送する訳ですから、当然ですが単一の品目を一気に収穫してまとめて納品するのと比べるととても手間が掛かります。

単に労働時間を必要とするだけでなく、栽培段階の異なる複数品目を常に把握して全体のバランスを考えながら計画的に動かなければいけません。管理が複雑なものになり、とても難易度の高い栽培形態と言えます。

実際に少量多品目を手掛ける農家さんのもとで研修を受けるようになって、いかにこのやり方が農業初心者にとってハードルの高いものなのか、実地に学ばせていただきました。

営みそのものから来る美味しさ

その難しさを知った上でもやはり少量多品目農家になる選択をしようと思うのは、「大変だ」と言いながらも日々畑に向かい奔走し、頭をフル回転させながら栽培計画を組み上げて、年間通して切らさぬよう季節の野菜セットを丹精込めて送り続ける、農家さんの姿が何より魅力的だったからです。
栽培の裏側を知った上で味わうお野菜は、特別に美味しいものでした。

これが少量多品目栽培の一番の強みかも知れません。どんなに効率化されたスマートな農業にも真似できない、営みそのものの美しさから来る美味しさ。

商品としての農作物をお届けするだけでなく、”農”そのものの魅力をまるごとお届けしたい。農業に携わりたいと思うようになった当初からそんな思いが念頭にあります。

土作りから種まき、日ごろのお世話から収穫に至るまで、そのまままるごとお届けする。

MIKI FAMILY FARMではそんな少量多品目農園を作っていきます。

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