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26歳、人生の岐路、のその後。ー転職して変わったことー

あれから、半年。
2022年10月24日、私はふと今の自分の現状を顧みてそれを文字として誰に届けるわけでもなく、自分の記憶にも留める訳でもなく書き連ねたのだ。


岐路に立った私はカードを宙に投げ打ったとでもいうか。それは風の吹くまま、ふと落ちた1つを手に取ったように私は新たな職に就くこととなった。
直感的で気分の向くまま。計画性皆無の私の人生はどうなっていくのだろうと、思うときもあるけれど、わくわくが大きいのも事実である。

6カ月ぶりに社会に出る。

実に半年間。私は仕事をせずにのんびり気ままに生きていた。
たった半年、されど半年。
高校を卒業して、大学に入学して、会社に勤め…。
大方予想できるルートを進んできていた私は、この半年間の何にも属していない状況は生まれて初めてだったのだなと気づいた。
こうしてピリオドを打った私の空白期間。
「規則正しい生活に戻れるかな。」
「仕事をする上で頭は回るのかな、そもそも体が8時間も動くのかしら。」
そもそもの不安は働き始めればなんのその。人間の身体、生物ってコロナの自粛生活時にも思ったが、環境に適応していくのが上手だ。

仕事が変わっても、経験は生きる。

現在の転職先は同じ言語聴覚士の仕事といえど、内容は180度異なる内容である。以前は主に成人、大人や高齢者へのリハビリを行っていたが、現在は小児への指導が主な仕事内容だ。
対象とする年齢層が違うのだから、もちろん必要とする知識・スキルも大きく変わってくる。
1からのスタートだな、と学生時代の教科書からやり直しの日々である。

転職前とは180度違う日々。
けれど、転職前の経験がすべて活きないかというとそんなことはない。細かな専門知識の部分も共通する部分が少なからずあるし、対人という意味では正直大人も子供も関係ない。
相手に対して私が得た知識をどう生かしていくか、目標に向かって一緒に向かっていく。その前提は基本的に変わらないのかなと思う。


結局「仕事」って何?

異なる環境に身を置くと、どうしても両者を比較することはある。この点はあっちがいい、とか、ここはこっちがいいよね、とか。そんなもんだ。
仕事を辞めて、空白期間を経て、新しい仕事を初めて。
「転職」って今や普通で誰もが経験をしている珍しくもないことだけれど、でも1日の大半を、1年の大半を占めている「仕事」を変えることは私にとっては大きな変化なのだ。

26歳、社会人4年目に突入する私にとって「仕事」とはまだ人生において「お金を稼ぐもの」と割り切ることもできないし、「人生にとって重要」といえるほど大切なものでもない。
正直、今の「仕事」に対する感情をありのまま書き連ねるならば、
「なるべく楽しくやっていきたい、それでお金がもらえたらとっても幸せ」
なんて、見る人が見たらなんて無責任なんだと小言を貰いそうだけれど。
それでも実直に表現するならば、これが私の本音だ。

私にとっての「仕事」はそれ以上でも、以下でもない。

これから経験が増え、そうして私の仕事観も変化していくのだろうか。


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