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映画『大人は判ってくれない』から学ぶライフ・コーチング ~大人都合が子供のセルフイメージがつくっている~

昨日NHK BSプレミアムで放送された映画『大人は判ってくれない』を観ました。

大人の都合で子供の未来が閉ざされてしまっている。


おはようございます。とこま(tokoma)と申します。

ライフ・コーチである僕、とこま(tokoma)が映画『大人は判ってくれない』から得たコーチング視点での学びを書かせていただきます。


この映画からの得た学びは

周囲の大人がその子供のセルフイメージをつくっている

です。


お話しはこんな内容です。

アントワーヌ・ドワネルはパリの下町に住む13歳の少年。学校ではいつもいたずらばかりして先生に目をつけられている。共稼ぎの両親は、夫婦仲が余りよくなく何かと口論ばかりしていた。そんなある日、遊ぶ金に困った彼は父の会社のタイプライターを盗んで質に入れようとしたが、すぐにバレてしまい、両親は彼を少年鑑別所に入れてしまう・・・。

(「allcinema」より一部引用 https://www.allcinema.net/cinema/3730)


周囲の大人がその子供のセルフイメージをつくる。
それがその子供のコンフォートゾーンとなる。
子供はそのセルフイメージを通りに行動する。


まずは両親、学校の先生がその子供を「悪い子」として扱い始めると、その子供は「悪い子」という期待通りい行動します。

意識するしないに関わらず「悪い子」のセルフイメージが長い時間をかけて手を変え品を変え刷り込まれていきます。

それが当人の深層心理の根深いところまで浸透していきます。

その結果、そのようなイメージ通りに行動することがコンフォートゾーンとなります。

残念ながら「悪い子」というそれが当人にとって心地良い領域(コンフォートゾーン)なのです。

コンフォートゾーンから外れようとしますとホメオスタシス(恒常性維持機能)が強烈な力でコンフォートゾーンに戻そうと働きます。

ですので、良いことをしたとしても自分らしくないと感じて、無意識にいつもどおりの悪いことをする自分に戻そうするのです。


逆を言えば、その子供を「良い子」「できる子」として扱い始めれば、その子供はそのイメージ通りに行動する、とも言えます。

よって、周囲の大人がその子供にどのような言葉をかけるのか、どのような態度で接するかを非常に重要になります。

僕たち大人が子供への接し方にもう少し注意をはらう必要があると強く感じたしだいです。


実は、これは子供だけのはなしではありません。大人も同じです。

上司、同僚、家族から「悪い人」「できない人」というイメージの言葉をかけられることによってセルフイメージができてしまいます。

しかし、大人の場合には、少し意識することで変えることができます。「意識的に排除する」「違う言葉に置き換える」といったことです。

もし自分にとってネガティブな言葉をかけられた場合は良く考えてみましょう。自分のゴールにとって有益なのか否かを。

ネガティブな言葉は周りからだけでなく、自分の内側からも起こりますので、これも上手にコントロールすることをおススメします。



映画を観ていて、いかに大人たちが自分都合で行動していること、それによって子供たちの表情が暗くなっていくことが、悲しいですね・・・。

ここまで酷くはない(と思っています)にしても、自分自身、子供たちどのように接してきただろうか? 似たような態度・行動をしていなかっただろうか? と考えさせれました。

今から、これから子供たちにかける言葉にはさらに注意を払おう、と気持ちを強くした今日です。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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