減薬のための栄養療法
向精神薬の減薬に成功した方をたくさん取材していますが、体調が回復された方の中に食生活を大幅に見直したという方は少なくありません。
まず基本となるのは、向精神薬を計画的にゆっくり減らしていくことですが、その際に栄養面の配慮をプラスすることで神経系の安定を助けることができるようです。
今回は減薬に伴う栄養の取り方、食生活について考えてみました。
精神医学のフレームでは、食事のことは漠然とした健康管理という視点でしか扱われていません。精神科医に食事のことを相談しても栄養学についてはほとんど知識がない人が多いと思います。
また管理栄養士さんという立場の方もカロリー等については詳しいですが、メンタルの不調と栄養という分子栄養学的視点をもってサポートしてくれる方は少ないように思います。
しかし実はメンタル不調の原因に栄養不足からくる神経伝達物質の不具合という視点が大切なのではないかと私は思っています。
メンタルヘルスと栄養が密接に関わっていると仮定すると、神経伝達物質の調整のための薬剤として使用されてきた向精神薬を減薬していく際には、栄養素をきちんと摂取すること、つまり減薬時には食生活を整えることがとても重要なのではないかと思えます。
今回はメンタルヘルスと食生活についてこの4冊の本を参考に栄養素のことを考えていきたいと思います。
1 ミネラルでメンタルを安定させる
2 タンパク質で代謝を良くする
3 糖質を減らし精神を安定させる
4 腸を整えきれいな血液を脳に送る
5化学物質である食品添加物を避ける
今後のテーマです
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