コッツウォルズの旅 ツアー編 1
(見出し画像は、2019年8月イギリス・コッツウォルズのバイブリー、アーリントン・ロー(Bibury, Arlington Row)で撮影したものです)
コッツウォルズに行こうと決め、難易度の高いこの地域の攻略法も定めた私は、早速ツアーを探し始めた。
当時私はすでに公共の交通機関でアクセス可能な街を洗い出し、オリジナルのプランを立て始めていたが、その過程で鉄道・バスでアクセスできない地域も同時に判明したので、それらを網羅するツアーを探した、という流れだった。
検索してそれほど苦労もせずに見つけた良心価格の良さげなツアーは、当時の住まいブリストル(Bristol)から至近のバース(Bath)起点。このツアーに参加したことでバースの魅力にも気が付き、結果ツアー以上のものを得られたと思う。
バースからもコッツウォルズのツアーはよく出ているので、ロンドン以外からコッツウォルズを目指す方は覚えておくといいだろう。もちろん、併せてバース観光もお勧めである。
コッツウォルズ
コッツウォルズ(The Cotswolds AONB)
AONB: Area of Outstanding Natural Beauty
ツアーのルート
私の参加したツアーは、バースを起点に、
テットベリー(Tetbury)
サイレンセスター(Cirencester)
バイブリー&アーリントン・ロー(Bibury & Arlington Row)
マームズベリー(Malmesbury)
カッスルクーム(Castle Combe)
レイコック(Lacock)
と、小さな村々に立ち寄りながらコッツウォルズを一日かけてぐるりとまわるプランだった。
バースから、写真とともに順を追ってご紹介していこう。
バース(Bath)
集合場所はバースのアビーホテル(Abbey Hotel)前。瀟洒で美しい広場である。
参加したツアーでは、気さくで英国紳士然としたすてきな添乗員さんが案内してくださり、とても良い思い出になった。
Lion Tours | Bath
https://www.instagram.com/liontoursuk/
蛇足だが、このツアーで一緒になった留学生のイタリア人の女性2人と車中で仲良くなり、今もインスタグラムでつながっている。
バースを出発してすぐ、車窓からガラス越しに見えたのはイングランドの典型的な、けれど目も心も癒される牧歌的な田園風景だった。
テットベリー(Tetbury)
最初に立ち寄ったのはテットベリー。この日はお天気も良く青空に蜂蜜色のコッツウォルズの家々が殊更映える陽気。まるで煙突から雲が流れ出ているように見えることに、後で写真を見返して気が付いた。
サイレンセスター(Cirencester)
"Photo stop"(写真撮影のための立ち寄り)でほんの10分程度だったけれど、次はサイレンセスターへ。お天気もよくのどかな街並みが目にも優しい。
バイブリー(Bibury)
バイブリーは、この日のツアーのハイライトでもある。コッツウォルズ定番の、自然あふれる美しく小さな村だ。
まるで絵本から飛び出てきたような穏やかな田園風景に、私は本当にコッツウォルズに来たんだと、この時ようやく実感したように思う。
なるべく観光客が映り込まないように写真を撮っていたが、実際のところ多くの人が訪れていた。
小さな家々が連なるこの地域は、アーリントン・ロー(Arlington Row)。地名は知らなくても、コッツウォルズの名所として見たことがある方も多いだろう。
素朴なイギリスの田舎の雰囲気と、美しい水と空気が感じられて、私は感慨深い気持ちを覚えた。
当初は、そのアクセスの困難さから訪れることを躊躇していたコッツウォルズだったけれど、写真や映像でよく見てきたこの象徴的な場所に、私はついぞ訪れたんだ、来てよかった、そう思えた瞬間でもあった。
このツアーの後半、マームズベリー(Malmesbury)、カッスルクーム(Castle Combe)、レイコック(Lacock)は、次の投稿でご紹介したい。
※ 挿入されている写真及び画像はすべて筆者によるものです。
(Cotswolds, 18 August 2019)