絶品カンボジア風チキンスープ レシピ付き
今回のテーマ:エスニック料理
by : らうす・こんぶ
私は2015年に「ニューヨークのあさごはん(nynoasagohandayo.com)」というニューヨークの中のアジア発掘サイトとでもいうべきウェブサイトを立ち上げた。アジアの言語や、アジアの文化を生活に取り入れて楽しんでいる人たちを動画で紹介するウェブサイトだ。ここにいちばん最初に登場してくれたのが、ブランドン&シェリー夫婦(West meets East here)だった。
ブランドンは当時、私の日本語の生徒でシェリーは彼の奥さん。シェリーは両親がカンボジアのポルポト政権から逃れてくる途中、タイで生まれた後、両親とアメリカに渡った。シェリーのお母さんはカンボジア料理が得意で、動画の中でシェリーのお母さん直伝のカンボジアンチキンスープ(BorBor)の作り方を伝授してくれた。とってもおいしくて癖になる、そんなカンボジアのおふくろの味(下にレシピを掲載)。
ニューヨークには世界中から人た集まってきているので、様々なエスニック料理を堪能できるが、カンボジアレストランは聞いたことがない。だから、どんな料理かも知らないし食べたこともなかったので、私にとってはとても貴重な体験になった。
その後、二人は故郷のテキサス州オースチンに戻り、カンボジアレストラン、Mama Kongをオープンさせた。私は帰国してしまったけれど、いつかオースチンにMama Kongを訪ねてみたい。
カンボジアンチキンスープ(BorBor)の作り方
材料(4〜6人分)
チキンブロス(チキンを茹でた後のお湯) 8カップ
チキンまるごと タイ米 1カップ
魚醤 大さじ1(量は好みで加減)
A
薬味
オニオンスライス
もやし
刻みパセリ
刻みスプリングオニオンの茎(小口ネギで代用可)
焦がしたガーリック
チリガーリックソース(sriracha)
発酵大豆
ライムジュース
作り方
(1) 大きめの鍋にホールチキンを入れ、中まで火が通るまで茹でる。茹で上がったチキンを鍋から取り出し、肉を骨から剥がしながら、手で食べやすい大きさに裂く。チキンを茹でたお湯は捨てない。
(2) チキンを取り出したお湯に裂いたチキン、コメを入れて火にかける。お湯が沸騰したら中〜弱火にする。時々かき混ぜながら1時間ほど煮詰める。風にづけに魚醤を加える。チキンからアクが出たらスプーンで取り除く。
(3) フライパンに植物油を少々入れてみじん切りにしたガーリックを加え、きつね色になるまで炒める。
(4) Bor Borをボウルに取り分けたら、好みで薬味をのせ、ライムジュースを絞っていただく。
らうす・こんぶ/仕事は日本語を教えたり、日本語で書いたりすること。21年間のニューヨーク生活に終止符を打ち、東京在住。やっぱり日本語で話したり、書いたり、読んだり、考えたりするのがいちばん気持ちいいので、これからはもっと日本語と深く関わっていきたい。
らうす・こんぶのnote:
昼間でも聴ける深夜放送"KombuRadio"
「ことば」、「農業」、「これからの生き方」をテーマとしたカジュアルに考えを交換し合うためのプラットフォームです。
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