3周年イブ㊗️お気に入り12選振り返り
ふと気がつくと今年も9月。
👏3周年目前
あす9月20日は、noteマガジン“トケイヤkitchenおもてなし”の3周年。また1年が巡りました。
そんなわけできょうは、この1年の間に投稿した記事を振り返って、みずからのお気に入りを紹介したいと思います。
記事を公開した時期が古いものから、順に新しくなっていく形なので、順番はランキングではありません。また、ひと月あたり1本に当たる数を選ぼうということで12選としましたが、各月1本ではないセレクションです。
では、どうぞこの1年間の想い出にお付き合いください。
📝トケイヤkitchen3年目の12選
♑幕の内弁当は気分が乗ってる
これ以外にも桜の時期にはお花見弁当、過去にはアレンジ再現でシウマイ弁当とかつくったりしてますが、毎回このお一人サイズのお重を使ってます。買ったのはずいぶん前で、そういう意味では登場頻度は少ないけど、超のつくお気に入り食器です。
お弁当系は盛り付けるとぎゅっとコンパクトな感じがしますが、けっこう品数豊富で作りがいがあります。正直面倒だなと思うこともあるので、逆にいうと、つくるときはそれだけ気分が乗ってるということ。王道の幕の内、好きなんですよね。
♒焼きそばパンは青春と現在
これは想い出と現在がクロスするひと品。というのも、いまでもたまに、朝ごパンに買って食べることがあるからです。そもそもそれ自体、学生の頃の味を求めてるからなのかもしれないなぁと思います。
あと、ウスターソースに関する記事を書いたりもしたように、基本的にソース味が大好きです。上京してから、自宅ではウスターとお好み2種類のソースを使い分けてますけど、三世代同居だった頃の実家は、そこにとんかつソースと焼きそばソース、A1ソースにリーペリンも加わって、ソースパラダイスでした。
♓骨付き唐揚げは探した探した
ご当地グルメアレンジ再現と名付けたシリーズは、ある程度メニューが出尽くして、すこしペースが落ちつつの新作公開になってますが、この1年のそのシリーズの中では想い出深い記事です。
というのも、骨付きぶつ切りの鶏肉を探すのが大変だったから。調理の手間とは違う、つくる前の段階での苦労と、たまたまはいったスーパーで見つかる偶然。そんなところが、強く印象に残った理由かなと思ってます。
♈カップ焼きそばを書いた境地
こういうスタイルのやってみた、試してみた的な記事は書いてて楽しいです。このときはカップ焼きそばを焼くだけで終わらず、後半にその逆引き的なことをやったおかげで、記事に厚みが出た気がします。まあ、それでどうなったかといわれると、そもそものテーマがカップ焼きそばなので、もしこの記事がきっかけでなにか起きてても、本人は気づかない程度のバタフライエフェクトでしょう。
料理、レシピ系のnoteクリエイターとして、インスタント食品の記事を書くのはどうなのかと思ってた時代もあるのですが、いまはあまり気にしなくなりました。そもそも素材としてツナ缶とかコーン缶とか、粉末だしとか乾麺とかいろいろ使ってるわけで、それとインスタント麺はどう違うのよという境地に達したんだと思ってます。
♉牛肉のしぐれ煮を忘れぬように
自分の記事を読み返すと、子どもの頃食べたものについて振り返りつつ再現してることが多いなと思います。自然と母親と当時の食卓に触れる内容も多くなってます。故郷を離れて長くなり、だからこそ気づいて、そして忘れないようにしているのは、こういうメニューです。
でもこのひと品、いま現在も友人とのおうちごはん、ホームパーティなんかでつくると、みんな好きっていってくれるんですよね。で、次の機会にはリクエストがくる。きっと、みんな似たような思いで食べてくれてるんじゃないかなと思います。
♊閃光のチーズinハンバーグ
長くnoteを続けてきて、そしてこの1年はほぼ平日はすべて新作を投稿してきました。そうなると露見するのが、おなじメニューの再登場。あるいは再々登場です。それはなにも不思議なことではなく、自分で食べるためのごはんですから、好きなものはくり返し食卓に登るという、当たり前の事実に起因します。
そんな中、ハンバーグは大好物のひとつだとみなさんにも伝わってるだろうなと思いますが、くり返すおなじメニューをどう記事にするかという、答えのひとつがここにあります。といっても、このスタイルはいわゆる一発ネタ。ほかのメニューでこれに近い形の記事は書けても、ハンバーグでできるのは一度だけかなと思いました。一瞬の閃光のようなタイプの記事なんでしょうね。
♋フィッシュバーガーと先入観
なにかと対峙したとき、人にはすくなからず先入観というものがあります。自分にとってハンバーガーショップのフィッシュバーガーは、記事の中で触れたとおり、そんな先入観が邪魔をした記憶のあるメニューです。
揚げ物、特にパン粉の衣をまとった、洋食のフライは大好物で、白身フライもたまにつくるバリエーションのひとつ。フライものを冷凍して作り置きストックにしていると、アレンジしたくなることも多く、そんなメニューのひとつがこれでした。
♌家族の洋食屋さん風ランチ
上京して以来、実家に帰る回数は年に3回が基本。年末年始、GW、お盆。要は仕事がまとまって休める時期ということですね。自分の帰省日程に合わせて、家族みんなが集まる日があります。
そんなとある日のランチに、みんなの好きな感じのメニューを盛り合わせてみました。といいつつ、その実、自分の好きなものを…だったりします。でも、みんな喜んでくれたので、それでつくった側は満足です。
♍ごろごろチキンカレーは迷宮の奥に
牛丼チェーンのお店にいくことはあまりないのですが、松屋さんだけは、牛丼屋さんではなく、次々くり出される、限定メニューが気になって、たまにうかがいます。
その中でもいわゆる“ごろチキ”の相性で知られるカレーは、初お目見えのときに惚れてしまって、それ以来毎回のように食べるメニュー。そんなごろチキを再現してみたお話で、完成品がかなりうまくできたこともあって、想い出深い記事のひとつです。
なのですが、この記事はひとつの反省材料でもあって、要はタイトルの問題というやつです。
ごろごろチキンカレーを再現して、うまくいったのであれば、“ごろチキを完全再現してみた話”とか、“これで完璧!おうちでつくろうごろチキカレー”とかにすればいいものを、ぱっと見ではなんだか理解しがたいタイトルにしてしまってます。
そもそもなにをしたかったのか。ごろチキに限りなく似たカレーがいつでも家でつくれるよ、そのレシピの記事だよ、ということをストレートに伝えればいいものを、クリスティのミステリの影響を受けた、よくわからないパロディのようにしてしまったのです。
当然、ごろチキの作りかたに興味を持ってくれる、本来のターゲットには響かず、かといってミステリでもなんでもない単なるタイトルのお遊びが、クリスティファンになにかを訴えられるはずもありません。
というわけで、ポテンシャルはそこそこ高いはずの記事が、みごとに埋もれてしまうというケースのサンプルになりました。
自分的にはこういう方向性が自身の発想と表現の原点だと認識していることもあって、年に何本かはこういう感じの記事が生み出されています。そしていずれも、万人受けしそうなテーマを、マニアにすら受けない迷宮の奥に葬り去っていくのです。多分、これからも、ときどき。
♎焼き肉は微笑ましい
そもそも物欲の少ない自分、調理器具にしても食器にしても、ほぼ新調することもなかったのですが、この1年は洋食屋さん風のプレートとか、スキレットとか、釜飯用のおひとり様の釜とか、微妙に新顔が増えた1年でした。考えようによっては、noteの記事の小道具という立ち位置でもあるので、それだけnoteに心を奪われてるのかもしれません。
そんな中、我が家のおうちごはんライフに革命を起こしそうなアイテムがやってきました。もちろんホットプレートのことです。焼き肉、焼きそばなどなどさっそく活躍してますが、この記事はそのドキドキの試運転のお話です。いきなりノリノリで焼き肉してるのが伝わってきて、我ながら微笑ましく思います。
♏アメリカンドッグの前のグッジョブ
そもそもごはんというよりおやつなのかなと思いますが、アメリカンドッグは、懐かしいという感覚の海の底に、静かに横たわっています。そんなにしょっちゅう食べていたわけでもないのに、お祭りとかドライブインとか、食べたシチュエーションが、記憶に残りやすい非日常なんですよね。
この記事は、それを家でつくってみたというお話。裏話としては、次にいつ使うのかよくわからないまま、豚まんをつくる記事のときに買っておいた、ベーキングパウダーが思いがけず活躍するという一面もありました。存在を覚えていた自分のグッジョブだと思います。
♐ポールウインナーという存在
ドッグパンは自分の中では非日常。朝ごはんを食べるときはパン食ですが、基本は食パンです。なので、ドッグパンを使うのは、なにか特別に食べたいメニューがある、もしくはnoteのネタにしたいものがあるときだったりします。
中でもホットドッグは、ドッグパン登場の当然の機会。そんなホットドッグを記憶とともに振り返ると、いま当たり前のウインナーソーセージじゃないホットドッグがよみがえってくるのです。
最初はそれを魚肉ソーセージだと思ってました。それがそうではない、そんな気がしてつきつめてみると、ポールウインナーという、記憶の彼方にあった存在が現れたというお話です。
この記事はある意味で、ニアリーなテーマの記事が寄り集まった、ひとつの到達点だとも感じてます。ホットドッグ、魚肉ソーセージドッグ、そして今回直前に紹介したアメリカンドッグ。記事を書くたびに、心の奥にとどまっていたなにかが、ちらちらと顔を覗かせては消え、そしてテキストに起こされていく。
それを積み重ねてついに辿り着いたのが、子どもの頃、お肉屋さんにあったポールウインナーだった。ある意味で、大河ドラマのような物語なのかもしれません。
📆いよいよあしたは3周年
この1年は、平日ほぼ毎日新作を投稿していたので、けっこうな数の記事があります。今回紹介するにあたって、ざっとリストを見返しつつ、目についたものを選んだという感じの12選になりました。
なのでもし、別の日に選んだら、おなじラインナップにはならないと思います。
たとえばすっかり定番になったスキレットメニューは何度も記事にしましたし、ビーフシチューを土鍋で煮込んだりもしたし、お花見弁当もつくったりしました。洋食屋さんでよく見かけていたお皿も手にいれ、我が家でも活躍する姿も書いたし、なんなら水餃子のために1人用のお釜も買いました。
どの記事も、読み返すとその料理をつくったとき、書いたときの熱量を感じます。
みずからの頭の中で生まれたテキストは、それぞれに愛着があるのだから、どの記事にも、その日の気分で、その日のお気に入りとして立ち上がってくるポテンシャルがあるのだと思います。
いよいよあしたは、3周年記念日。今度は客観的にこの1年を振り返る予定です。この1年間の各記事のビューを確認して、読者のみなさんにたくさん見ていただいた記事を、ベスト10っぽく紹介させていただこうと思います。お楽しみに。
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