コロッケのカタチ。
この食べ物といえばこの形っていう、自分なりのイメージってありますよね。
🍙おにぎりのカタチ
たとえばおにぎり。三角ですか。俵型ですか。
これって子どもの頃、実家のおにぎりがどちらだったのかが影響している気がします。おにぎりを食べるのって、遠足、運動会、なにか特別な機会だったから記憶に焼きつきやすかったんでしょうね。
ちなみに自分の実家は俵型が基本。お弁当に入っていたのは、いつも俵型のおにぎりでした。だからでしょうか。逆に三角おむすびはいまだにちょっとよそゆきな感じがして憧れます。
🥔コロッケのカタチ
そして形といえばもうひとつ。コロッケです。これも俵型と小判型があります。
お店で買ったり食べたりするとき、なんとなくイメージとしてあるのは、お肉屋さんのコロッケは小判型で、洋食屋さんのクリームコロッケは俵型のような気がします。
ただそれとは別に、我が実家のコロッケは中身と関係なく、俵型でした。なので小判型のコロッケには今も憧れています。
🥔どっちも作る
今回はふとコロッケを食べたくなったときに、そんなことを思い出して、両方の形で作ってみたというお話です。
じゃがいもはよく洗ってから耐熱皿に入れて、ふんわりとラップフィルムをかけてすっと竹串が通るまで電子レンジにかけます。
皮を剥いたらフォークの背でつぶします。
旨味のポイントはひき肉と玉ねぎ。
醤油と砂糖を絡めて炒めます。
水分がほぼなくなるまで煮詰めたらじゃがいもと合わせます。
ひき肉とじゃがいもを合わせたら、つぶし具合はお好みで。よくつぶしてペースト状にするもよし、ころころとした形を残してじゃがいもの食感を残すのもよし、そこはお好みです。
🥔ふたつのカタチ
さて、今回それより大事なのはその形。
左は小判、右は俵。
ふと思ったのですが、小判も俵もなんだか縁起がいいですね。
衣はトケイヤkitchenおすすめのいつものあれ。
水で溶いた天ぷら粉をくぐらせてパン粉の流れです。
コロッケのレシピはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら見てみてください。
🔥さあ、揚げます
まず揚げていくのは俵型。
背の高い形なので、油の量が少なめのときは、こんな感じで下だけ揚げる感じになります。でも慌てず。
底になった面が固まってから返したら、きれいに揚がります。
続いて小判型も。
こちらも底が固まったら返す、これがコロッケの基本です。
うん、いい感じ。まさにきつね色。揚がったらしっかり油を切っておきます。
🍽いよいよ盛り付け
コロッケの付け合わせといえば、エース級なのはキャベツの千切り。あのしゃきしゃきした食感と、みずみずしい味は、コロッケにかぎらず揚げ物には最高です。
でも今回はそれをちょっとアレンジ。千切りキャベツと薄切りきゅうりを塩もみして水気を絞ったものに、いちょうぎりのにんじんを電子レンジで1分ほど加熱したものを用意します。
オリーヴオイル、酢、こしょうをあわせたソースでさっと和えて、サラダスタイルです。
🥔俵と小判、小判と俵
さあ、いよいよこのお皿にコロッケを載せてみます。
小判型。
俵型。
どうでしょう。
どっちも美味しそうですよね。
できあがった2種類の コロッケを見ているといろんな記憶が頭の中をめぐりました。
小判型はおこづかいを握りしめてお肉屋さんに買いにいった記憶がよみがえります。そして俵型は子どもの頃、母親にねだって作ってもらったコロッケ。
どちらも中身はおなじなのに、お皿に載せてみると、ぜんぜん別の気持ちが湧いてきます。コロッケは親しみやすくて奥が深い。
ふたつのコロッケのカタチ。
みなさんは小判に俵、それぞれにどんな思いを抱くでしょうか。