故郷の煮豚、この夏の風景。
ことしの夏休みもいよいよエンディング。いろいろとお出かけしたりもして、充実した1週間でした。
📆この夏の休みかた
今回のお休みは、間に2日間在宅勤務の日があったりして、飛び飛びだったのですが、それはそれでメリハリがあってよかった気もしています。
数年前には考えられなかった、オフィスにいなくても仕事ができるという環境がととのったこの数年。おかげで働きかたばかりか、休みかたの幅も広がった実感のある日々でした。
👣朝の習慣
日中のお出かけとは別に、朝の日課も帰省中ぶじ継続。ふだんの日々とは景色が違うので、目新しさで歩も進みます。
この風景を見て育ったので、本来はこれが見慣れた景色のはずなのに、不思議なものです。
まあ、あの頃はいまのように、ウェイトコントロールのために毎朝歩こうとか思うこともなかったですしね。そもそも日々、運動不足に縁のないくらい体を動かしていたのだと思います。
🍚実家ごはんのリクエスト
実家に帰ると、ごはんもつくってもらうことのほうが多くなります。
もちろんつくる日もあるのですが、リクエストを聞かれると、ついつい甘えてしまうのも事実。
この日は太巻き寿司と、水菜の小鉢をリクエスト。
水菜はさっと茹でたものを絞って、かにかまと一緒にわさびマヨネーズで和えたものです。いつからか記憶にありませんが、けっこう好きなんですよね。さっぱりした味、ハリハリした食感もおつまみにすごくいいメニューです。
🐽煮豚はごちそうおつまみ
それからこの日のおつまみ登場した煮豚。実家にみんなが集まるお祭りの日には必ず登場した、ごちそうおつまみです。
ポイントは、一緒に煮込む茹で卵で、甘辛い醤油風味に豚肉の旨味が染み出した、その煮汁の味が染みた玉子がまたおいしいんですよね。
今回はふと食べたくなって、母にそう伝えたら、豚肉のおいしいお肉屋さんが商店街にあると聞いたので、買いにいってみました。
その流れで、煮豚は自分の担当です。
🔥じっくり下茹で
煮豚のポイントは、まずじっくり下茹ですること。臭み抜きにしょうがと玉ねぎをいれます。
普段は青ねぎでやるんですけど、今回は実家の冷蔵庫にねぎがなったので、玉ねぎにしてみました。
💧味付けは醤油と甘み
40分ほど煮て、いったんお肉を煮汁から取り出し、水、昆布、醤油、砂糖、みりんを合わせて火にかけて煮込んでいきます。味付けのポイントは醤油+甘みのコク。
下茹で汁は冷まして、余分な油を捨てたら、豚肉のスープとしていろいろと使えるので、冷まして残しておくのがおすすめ。
🥚玉子も煮込んでできあがり
豚肉を煮込みながら、茹で卵を準備します。
お湯を沸かして、卵を入れたらそのまま8分ほど。
殻にひびをいれて氷水に取り、冷えたら殻を剥きます。
あとは卵を合わせた煮豚を、ことこと30分ばかり。
煮汁につけたまま冷まして完成です。
🐽故郷のごちそう煮豚
煮豚が冷めて、味が染みたら食べどきです。
薄くスライスして盛り付けたら、煮汁をかけてできあがり。この豚肉、ほんといいお肉です。切った、その断面がきれい。つやつやしてます。
故郷のごちそうは、懐かしさも味のうち。子どもの頃の記憶が、ひと口ごとに浮かんできます。家族みんな想い出はそれぞれですが、一緒に食べたそのシーンは共通。
きっと煮豚は、みんなにとっての故郷のごちそうのはずです。
一年中おなじ景色は存在しているはずなのに、季節によってその印象は変わります。夏のこの景色は、また来年までおあずけ。
懐かしい味をつまみつつ、夏休みの最後の時間が流れてゆきます。