
春待ちのキャベツメンチ。
今週は気温が急降下して、真冬に逆戻りとの予報ですが、春の気配はどんどんやってきています。
🌸すこしずつ、春の訪れ

早咲きの河津桜は、もう花盛り。たしかに、もう3月ですもんね。ちょうど1年前は、2月の終わりにアメリカで暮らしている友人が帰国していて、久しぶりの食事の前に、2人でぷらぷらと散歩しつつ眺めたものでした。
スーパーにも、どんどん春野菜が姿を見せています。我が家の食卓も、すでに新玉ねぎ、菜の花、新じゃがが活躍中。そんな中、まだ見ていないのが、春キャベツ。
🥬春キャベツはまだかいな
去年の暮あたりから、キャベツが高くなったままですが、春キャベツの作柄にも影響が及んでいるんでしょうか。キャベツ好きだから、厳しいなぁ。
キャベツ好きというと、まず思い浮かぶのは、フライや洋食にたっぷり添えられた、千切りキャベツです。しゃきしゃきした食感、みずみずしい野菜ならではの甘み、油っこい料理のお供としては、無敵の付け合わせです。

🥩キャベツメンチで春を待つ
春キャベツも待ち遠しいこの時期、そんなフライの中でも、キャベツが付け合わせにとどまらず、大活躍するのがメンチカツ。

そう、タネの中にもキャベツを練り込んだ、キャベツメンチです。
今回は春キャベツの登場を待ちながら、あとすこし冷蔵庫に残った、冬のキャベツの中心のあたりを使い切る、そんなお話です。
🔪たっぷりキャベツを練り込んで

ひき肉、卵、パン粉に、いつもの玉ねぎの代わりにキャベツをプラス。

ケチャップ、マヨネーズ、お好みソース、こしょうと合わせて練り練り。

ぽつぽつ見える白っぽいのは、玉ねぎじゃなくてキャベツです。

衣はいつもの水溶き天ぷら粉から、パン粉で。小麦粉、溶き卵と比べて量が調節しやすく、卵が余ってもったいないなぁということがないので、おすすめです。

メンチって、この円型が気分ですよね。楕円にすることもありますが、外食で出会うメンチカツが真ん丸主流な気がするので、最近はこの形にまとめることが多くなりました。
🍝付け合わせは赤スパで
付け合わせは揚げ物なので、キャベツの千切りは当確。それと合わせてこれ。

お気に入りの赤スパです。

シンプルですが、以前はケチャップ炒めにしたり、いろいろと試してましたが、ある日確立した究極のゴールがこのスタイル。
炒めないことで、主張しすぎない優しい味が、主役を引き立てるのには、ぴったりです。

うん、洋食気分盛り上がってきた。
🔥メンチはからりと
あとはメンチだメンチ。

キャベツをたっぷり混ぜ込んているので、火通りはわりといいはず。

やや高めの温度で途中返しながら、揚げていきます。

きつね色に揚がったら、しっかり油を切ります。揚げ具合が心配なときは、竹串を刺してみて中心が熱くなっているか、確認するのがおすすめです。
さあ、中身を見てみましょう。

さくっ。おお、キャベツ。キャベツがたっぷり入ってるぞ。

キャベツメンチの完成です。

そういえば、以前お店で食べて気に入った、キャベツ入りのハンバーグを作ったこともありましたね。
💧ソースはカツサンド風
さて、これで普通のソースをかけてパクリといってもいいんですが、今回はソースにもちょっとこだわります。

ボウルにお好みソース、ケチャップ、砂糖、フレンチマスタードとこしょうを合わせます。

よく混ぜて、スペシャルソースのできあがり。

このソース、甘めでちょっとパン屋さんのカツサンドみたいな味になるのが美味しいんですよね。

たっぷりかけたら、キャベツメンチの準備完了。
🌸春待ちキャベツメンチ

ぱくり。サクッ。しゃきしゃき。
キャベツの食感、甘み、ほんのりと感じるほろ苦さ。甘いソースをまとったメンチカツは、ビールもごはんも進む味。
待ち遠しい春キャベツ、暖かな春。

今週の冷え込みを過ぎれば、桜の便りも聞こえてくる頃。春のキャベツを待ちながら、冬のキャベツをメンチカツにしていただくのでした。
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