#OnigiriActionチャプター2、お弁当のおかずNo.2選手権。
さて、お弁当をつくろう。
🍙お弁当のためにおにぎろう
ことしもOnigiriActionが開催中です。
ふだんのおうちごはんでおにぎりを握ることはないのですが、この期間はおにぎらない訳にはいきません。そこで、久しぶりにお弁当をつくることにしたのです。
🍱お弁当のおかずNo.1
そうなると、もちろん考えるのは、おかずの組み合わせ。子どもの頃から大好きな、お弁当のおかずNo.1といえば、もちろんこれ。
甘辛く炊いた牛肉のしぐれ煮は、自分のお弁当ヒストリーの中では、無敵のチャンピオンです。
毎日お弁当をつくっていた頃は、週5回のお弁当のうち、多いときは3回、もしかしたら4回くらい登場していたかもしれません。母のレシピとはすこし違うのですが、それでも基本線はおなじ。あの日、あの頃の懐かしい味です。
🍱No.2はどれなのか
そこでふと思いました。牛肉のしぐれ煮が不動の1位だとして、じゃあ2位ってなんだろう。
そこで記憶の中のページを繰って、たどり着いたのがこんなメンバー。
左上から時計回りに、エビフライ、玉子焼き、ちくわの照り焼きに、おにぎりを挟んで牛肉のケチャップ炒め。
どれも学生の頃のお弁当のおかずで、どれもがみんな、はいっていると嬉しかったひと品です。でも、牛肉のしぐれ煮には一歩譲っていた気がします。
🏆️お弁当のおかずNo.2選手権
というわけで今回は、あの頃のお弁当のおかず、No.2の候補を並べて、どれがその中で一番嬉しかったのかを考えてみようというお話。
名付けて、お弁当のおかずNo.2選手権。満を持して開催です。
①玉子焼きは甘く焼く
まずトップバッターはこちら。
お弁当といえば、必ずいてほしい玉子焼き。お肉でも魚でも野菜でもない、そんな貴重なポジションで、味的にも濃い味に囲まれればソフト、薄味の野菜メニューの次に口に含めばコクを感じる、万能選手。おまけに彩りも鮮やかです。
まずはボウルに卵を割って、お砂糖投入。
母のお弁当の玉子焼きは、もともと出汁巻き寄りの甘くない玉子焼きだったのですが、中学生のとき、友人とおかずを交換したら、その玉子焼きが甘くておいしく感じたんです。
それ以来、母におねだりして玉子焼きは甘く焼いてもらうようになりました。
なので、自分でつくるようになっても、玉子焼きは甘いスタイルを維持しています。
卵1個に対して、砂糖小さじ1がいつもの比率です。
焼き上がったら、キッチンペーパーに包んで、形を整えます。
あの頃母は巻き簀を使ってましたが、我が家はこれ。キッチンペーパーって便利ですよね。
②エビフライはお弁当用に小海老
続いてのNo.2候補はこちら。
エビフライです。お弁当用なので、小海老を使ってます。
学生の頃ってとにかくギリギリまで寝ていたくて、何度も起こされたものです。ようやく起きてくると、キッチンから漂うおいしそうな匂いに、お弁当のおかずの並んだお皿が目にはいります。
朝早く起きて、お弁当をつくる。それが毎日だから、大変だっただろうなと、いまになってようやくわかるようになりました。
ふだんでも面倒に感じる揚げ物を、時間のない朝でも用意してくれていたと思うと、あの頃それを当たり前だと感じていた自分が、ちょっと恥ずかしくもあります。
③副菜的にあれば嬉しいちくわ
続いての選手はこちら。
ちくわです。
まずはちくわをそぎ切りに。
油で炒めていきます。
焼き色がついてきたら、みりんと醤油をじゅわっと投入。
よくからめたらできあがり。
材料がちくわなので、おかず的にはけっしてメインではないのですが、副菜的にはいってると嬉しかったメニューです。
経済的でボリュームも出せて、つくるのは簡単。このひと品は自分でお弁当をつくるようになってから、その存在価値の高さに気づきました。
④優勝候補はケチャップ炒め
さあ、そしていよいよ優勝候補の登場です。
じゃーん。それがこちら、牛肉のケチャップ炒め。お弁当のおかずの中では、牛肉のしぐれ煮に次いで、豪華だなぁと感じて食べていたお気に入りです。
牛肉は冷めても柔らかい、バラ肉がおすすめ。
玉ねぎと一緒に炒めたら、味付けはシンプルにケチャップで。
よくからめて、こしょうを振ればできあがり。
ちょっとハヤシライス的な味になって、ごはんにもよく合うんですよ。
🍙もちろんOnigiriをActionします
そして、お弁当ときたらこれ。
といいつつ、ふだんはバラごはんのほうが多いんですけど、今回はなんてったってOnigiriAction開催中ですからね。
ラップフィルムにごはんを載せます。
あとはきゅっきゅと握るだけ。
子どもの頃から、俵型のおにぎりになじみがあるので、いまもこの形がほっとします。逆に三角おにぎりは、ちょっとよそゆきな感じで、憧れでもありました。
関西出身なので、海苔は味付け海苔を使います。
🍱お弁当だから詰めていこう
さあ、メンバーが揃いました。
エビフライ、好き好き。甘い玉子焼き、好き好き。ちくわの照り焼き、好き好き。俵型のおにぎり、好き好き。牛肉のケチャップ炒め、好き好き。好物がずらりです。
ではいよいよ、お弁当箱に詰めていきます。
まずはおにぎりを端から詰め詰め。俵型は、お弁当箱にきれいに収まって、いいですね。
玉子焼きをいれると、一気に華やかに。
ここで色合いも存在も渋い、ちくわを詰め詰め。
シーフードの雄、エビフライ登場。
最後に牛肉のケチャップ炒めで、赤色をプラス。
むむ、緑がないな。ほうれん草のお浸しや、茹でたブロッコリ、絹さやのおかかマヨ和えなんかが、我が家のお弁当的には定番の緑なのですが、今回は子どもの頃好きだったおかずの再現に心奪われて、緑の用意を完全に忘れてました。
まあいいや。これで明日は、お昼休みが待ち遠しい1日です。
🏆️お弁当No.2選手権
さて、いよいよお弁当のおかずNo.2選手権開催のとき。順番に食べて、牛肉のしぐれ煮に次ぐポジションを獲得するのは、どれなのかを考えていきましょう。
🍤お弁当だからソースで
まずはエビフライ。
本来主役級のおかずですが、お弁当用に小海老を使ってるので、ちょっと主張は控えめです。お肉系のメインと同居すれば、まさにNo.2の筆頭かもしれません。
ふだんお店で食べたり、おうちごはんのメニューにしたりするときはタルタルソースが定番ですが、あの頃お弁当のときは、小さな容器にいれたとんかつソースが添えられていて、それをかけて食べたのを思い出します。
なので今回は、我が家常備のお好みソースをかけていただきました。間違いなく人気のおかずです。
🥚懐深い玉子焼き
エントリーNo.2は玉子焼き。
これはもう、安定の存在です。なにしろ、毎日はいってても嬉しいというのが、ほかのおかずとは一線を画してます。
その日のメインが、牛肉のしぐれ煮だろうが、塩鮭だろうが、ハンバーグだろうがトンカツだろうがおかまいなし。誰とでも合わせてくる、懐の深さに相性の幅広さは、No.2の座にふさわしいかもしれません。
⭕️2つめにふさわしい存在
そしてちくわ。
トップになることはないと思うのですが、ふたつめのポジションにあるとありがたい、そんなひと品です。
この照り焼きの味付けもいいですね。なんてったって、お弁当にはごはんがつきもの。白いごはんには、文句なしの好相性です。
🍅No.2の優勝候補
そして最後に登場するのは、今回の優勝候補、牛肉のケチャップ炒め。
優勝候補といっても、No.2を決めるという企画なんですけどね。
やっぱり材料が牛肉というのが、ポイント高いですね。そもそもの存在感がメインディッシュです。ケチャップの甘酸っぱい味付けは、やっぱりおいしい。きっとみんな大好きな味でしょう。
牛肉料理なので、お弁当にいれるとき、No.1の座に輝くしぐれ煮とは絶対に同居しないというのも、No.2らしい気がします。
🍙OnigiriAction10周年
どれもおにぎりのお供として、それぞれの個性を武器にNo.2を狙うには、十分な実力者たち。そしてそれをすべて受け止める、おにぎりの存在はお弁当の必須アイテム。
OnigiriActionもことしは10周年。
リアルイベントも開催されていたので、ちょっと顔を出したりしました。東京ドームも久しぶりでしたね。
あと1回、10月19日の土曜も場所を変えて、開催されるようです。
🍱みんな寄り添うお弁当
さて、お弁当のおかずNo.2選手権。
その結果はどうでしょう。
それぞれに長所があり、それぞれに魅力があります。それを比較するのは、思ったより難しい。
今回のおかず4種が揃ったら、それはお弁当としてナイスバランス。食べすすめるうちに、どれかが抜け出して、トップの座を占めるものではないような気がしてきました。
そう、お弁当はお弁当箱の中に集まったおかずと、おにぎりが織りなすひとつの舞台のようなもの。すべてが揃って、お弁当という作品が成り立っているのです。
登場するすべてのおかずが寄り添う、それがお弁当。記憶や想い出が、どのおかずもそれぞれに引き立ててくれる気がします。そう、そこに順位はないのかもしれません。
みなさんはお弁当に、どんな記憶がありますか。どんなおかずが、好きですか。