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オムライスが破れたぞ。

ああっ、やっちまった。

人生は平穏とアクシデントのくり返し。平穏平穏、アクシデント、平穏またアクシデント。


🚧アクシデントとはなんなのか

平穏の合間に顔を覗かせるアクシデントを乗り越える。それが経験になり、次はおなじアクシデントを回避できるようになったり、処理が速くなったり、人はそうやって強くなる。

でもアクシデントはいつもあなたの傍にいる。アクシデントを完全に封じることなど、できないのです。

ところでそもそも、アクシデントとはなんなのか。そんなものがなければ、人生は至って生きやすいのに、一体なぜアクシデントは起きるのか。

それは、頭に描くゴールがあるからではないだろうか。こうなりたい、こうしたい、こういうところにいきたい。その思いが叶わないとき、人はその叶えられなかった要因を、アクシデントと呼ぶのではないかと思うのです。

🥄好き好き大好きオムライス

そう、今回はこんなゴールを思い描き、目指していたのです。

みんな大好きオムライス。あなたの心もときめく、わたしのハートも沸き立つ、赤に黄色のオムライス。

トケイヤkitchenのアイコンにもしているくらいなので、オムライスへの愛はすでに、みなさんに伝わっていることでしょう。愛でてる、愛でてるよ、オムライス。

そう、それはみずからの原点。

😭アクシデントは起きてしまう

がーん。アクシデント発生。

卵ねぇ、これなぁ。起きるときは起きちゃうのよ。やっちゃうときはやっちゃうのよ。でも、なにもきょうじゃなくてもいいのに。明日ならいいかといわれるとそうじゃないし、3ヶ月後ならOKなのかと問われてもそうじゃないんだけど、きょうは避けてほしかったのよ。

🔪糖質オフきのこたっぷり

というのも、このオムライス、最近のMyフェイバリット、きのこをたっぷり使ったきのこオムライスとして、記事にしようと思ってたんですよ。

そして毎度おなじみ、糖質オフシリーズの新作としても、喝采を浴びるはずだったんです。

なのにアクシデント。もう、気分はダウナー一直線。

でもね、ここで閃きます。うーん、オムライスってそもそも、何度もテーマにしてるしなぁ。

まあいいや。とりあえずアクシデント発生までは普通に書こう。

  

まずはたっぷりきのこをみじん切り。しいたけ、えのき、しめじにマッシュルーム。

玉ねぎもたっぷり半個分。にんじん、ピーマン、鶏肉は冷凍常備の作り置き、鶏ハムを細かくカットして使います。

ごはんはお茶碗に半分ちょい。ごはんの量を控える代わりに、具になる野菜をごはん粒とからむサイズにカットしてかさ増しするスタイルが、トケイヤkitchen流の糖質オフ。

🍳ケチャップたっぷりべっちゃり系

オムライスときたらやっぱりバターの香りは欠かせません。洋食だもんね。

まずは鶏肉と野菜を炒めます。

玉ねぎが透き通った頃合いで、ごはんを投入。

いくぜケチャップ。

ケチャップをいれるとき、ごはんには直接かけずに、鍋肌に入れてすこし水分を煮詰めるという方法もありますが、自分オムライスのごはんは、ちょっとべっちゃりしてるほうが好みだったりします。

こしょうを振って、チキンライスができました。ケチャップがけっこう味の濃い調味料なので、塩はしないレシピです。

🥚薄焼き卵の罠

さて、いよいよ玉子の出番。

オムライスの人気店とかだと、1人前3個とか4個とかを売りにしてるところもありますが、いやいや待ってよ、待ってくださいよ。

それ、オムライス以外の玉子料理だと、すごすぎませんか。玉子4個の玉子焼きなんて、チャレンジメニューでしょ。目玉焼きに卵4個使われた日にゃ、もはや目玉ではない。もしくは人2人の目玉です。

というわけでふだんから、我が家のオムライスは卵1個。最近卵も高いしね。

牛乳があるときはすこし加えて、こしょうを合わせてしゃかしゃかしゃか。

バターを溶かして熱したフライパンにじゅわー。ここまではいい感じ。

だけど、だけどね、だけど。むむ、なんか怪しくなってきたぞ。嫌な予感がする。

まあいいや、チキンライス載っけちゃえ。

オムライスの盛り付け、難しいという声も聞きますが、自分割と得意です。フライパンを揺すって、卵がすべるのを確認したら端に寄せて、お皿の上に斜め角度で近づけて…えいやっ。

OHマイガー。

🥚オムライスが破れたぞ

卵破れてるやん。穴空いてるやん。

そうよ、そうなんよ。プレイバックしたらわかる。薄焼き卵の時点で、なんていうか伸ばしすぎた。面積広げすぎてた。真ん中、微妙に穴空いてた。

お皿に移したときの衝撃で、チキンライスの重みで、なんかいろんな要素がマイナス方向のベクトルに集結して、それはそれはみごとなホールになりました。

立ち直れ、立ち直れ自分。

大丈夫。ケチャップがあるじゃないか。オムライス。ケチャップ味のごはんを包むのに、さらにその上からケチャップをかける。そう、ケチャップ愛に満ちたひと皿。

それをリカバリに利用するのよ、我ながらグッジョブ。グッドジャッジ。

ほらご覧。左から見てもオムライス。

右から見てもオムライス。

アップにしてもオムライス。完璧な黄色と赤のコントラスト。

オムライスが破れたぞ。でも大丈夫。なぜか。そこにケチャップがあるからさ。ケチャップがあればうまくいく。もう大丈夫。さあ、食べよう、オムライス。いつもの形のオムライス。

🤔破れた卵が教えてくれた

というわけで、オムライスを食べつつ、ふと思ったんですが、こういうアクシデントをネタにしておいしいと思うのって、私生活のトラブルをネタにする芸人さんぽくもありますね。

関西人の性なんでしょうか。でももしそうだとしたら、関西で生まれてよかった気がします。だって起きてしまったことをくよくよするより、それをネタにして記事1本書いてるほうが、建設的な気がしますもんね。

え、そんなことないって。

ええやん、面白いねんから。な、な、そう思わへんか。思うやろ。せやねん。面白いねん。

こういうのも、関西論法な気がしますね。故郷を離れて気付いた関西人の性。破れたオムライスに、そんなことを教えてもらったとある日でした。

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tokeiya
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