【小説】「となりのナースエイド」新たな医療ミステリーシリーズ誕生の予感
「となりのナースエイド」(知念実希人 著)をAudibleにて聴きました。
Audibleでは、知念実希人さんの作品が多く聴けるので重宝してます。
・天久鷹央シリーズ
・死神シリーズ
・祈りのカルテシリーズ
シリーズもの以外にも、レゾンデートル、ムゲンのi、ヨモツイクサなどなど、豊富なラインナップでずっと聴き続けられます。
本作も、2023年11月24日発売で、2024年1月にテレビドラマとして放送されていたそうです。テレビを観ないので詳しいことは知りませんが、発売してすぐドラマ化というスピード感すごいなという印象。
今回の作品は、ナースエイドとして働く女性が主人公。医療ミステリーで、知念実希人さんの作品!と満足できるものでした。
ちなみに、医療知識ゼロなのでナースエイドについて調べてみました。看護助手として、看護師のサポートや患者さんの身の回りのお世話をしてくれる職業の方だそう。資格がなくてもできるので、医療行為はできないとのこと。
今回の作品を読むと、深く追求されずに終わったところもあったので、続編あるなとにらんでいたところ……、
2024年12月2日「サーペントの凱旋」というタイトルで発売されることがわかりました。
これは楽しみ!
〇ざっくりストーリー
看護師のサポートとして働くナースエイドの澪。
医療行為ができない立場から看護師や医師から見下されたりしながらも、ナースエイドの同僚たちと、患者に向き合いながら仕事に従事していく。
ある日、担当患者がいつも違う痛みを訴えたことにより、医師や看護師に手術の中止を訴え、病院のエースである優秀な医師竜崎に聞き入れられる。
澪はナースエイドの話を聞き入れてくれた竜崎に感激し、竜崎は細かなところに気づいた澪に興味を持っていく。
澪のまわりで起きる事件の数々、ナースエイドになる前の過去、患者のことと効率を第一に考える天才医師竜崎の本性。
さまざま事件が発生していく医療ミステリー。どんでん返しにも注目です。
〇感想
主人公澪の一度思い込んだら曲げない熱い性格、超合理的で冷静で医師としての腕は超一流だが、コミュ障、身の回りのことが全くできない竜崎。
主人公である二人のキャラクター、物語に大きくかかわってくる二人の過去には惹きつけれられるものがありました。
今作は患者と深く寄り添っていく感動ストーリーではなく、謎を解明していくミステリー要素の強い物語でした。
ナースエイドという普段、あまり聞かない職種で興味を惹かれ、新しい知識も増やせました。
現役の医師である著者による作品というのは、新たな気づきや知識を得られるし、臨場感というかリアルな雰囲気を感じ取れるのが良い感じです。
発売まで1カ月を切った次回作も期待!
Audibleを使っている方もぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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