二度読み必須のどんでん返し!? ~「予言の島」~
霊能力者が怨霊の存在を認め、亡くなる前に不吉な予言を遺した霧久井(むくい)島で展開されていく物語。
ネットサーフィン中に発見した作品で、ミステリー、どんでん返しと聞いていたので購入したものの、序盤はどストレートなほどのホラー展開。
読み進めていくと、ホラーからミステリーへと変貌していき、どんでん返しによって、二度読み必須の小説でした!
筆者の思惑通りに騙された爽快感?というか、やられた~感が好きな僕。
どんでん返し好きな方にオススメの小説!
○ざっくりストーリー
有名霊能力者である宇津木幽子が訪れ、予言を遺して亡くなった霧久井島。
淳、春夫、宗作は子供の頃夢中になった、宇津木幽子が最後に遺した予言の日に島に旅行することを決める。
何もない島で、不穏な空気を出しながら旅行客を迎える島民たち。
民宿で出会う個性的な旅行者たちと、島に伝わる疋田山の怨霊の話を聞き、予言について話し合う主人公たち。
そして早朝、最初の事件が発生。
この次元をきっかけにどんどん展開されていくストーリー。
島に伝えられる怨霊の仕業なのか、予言に従って不吉なことが起こりつづけるのか。
最後に待ち受けるどんでん返しも必見!
○感想
予言など、人が放つ言葉には力が込められていることを実感しました。
誰かが何気なく言った言葉、傷つけようと放った言葉、受け取った相手は傷つくし、一生癒えない心の傷にもなりかねない。
本書の中にもあったように、強い言葉であればあるほど、その言葉に従って無意識のうちに行動を起こしてしまっていることってありますよね。
これこそが、一種の呪いのようなものだと感じました。
言葉の強さ、そして怖さを実感しました。
○まとめ
ホラー要素の強いミステリー作品。
ヒントがたくさんありながらも、最後に騙されてしまうどんでん返し。
ミステリー作品好きにオススメの本でした。
あんまり書きすぎるとネタバレになるので、あまり書けませんが…
気になった方はぜひどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。