殺し屋シリーズ最新作「777トリプルセブン」(伊坂幸太郎 著)を読んで
伊坂幸太郎さんのシリーズ作品「777 トリプルセブン」をAudibleにて読了。
「グラスホッパー」、「マリアビートル」、「AX」に次ぐ4作目。
出版されていたものの、中々買う機会を逃していて、Audibleで見つけたので即聴き。
脱出困難な高層ホテルを舞台に、主人公で殺し屋の七尾がそれぞれの目的を持った同業者たちと相対していくストーリー。
2作目の「マリアビートル」も七尾が主人公の物語で、列車が舞台となって複数の殺し屋たちが相見える展開の似た物語。
ストーリーの設定や登場人物を覚えるのに3回聴きました(笑)
伊坂幸太郎さんの作品ファンとしては、ハリウッドで「マリアビートル」が映画された流れもあり、読む前から非常に楽しみでした。
語彙力が乏しいので上手く言えませんが、ほかの小説とは少し雰囲気が違う感じで興味をひかれ、殺し屋たちの戦闘シーンやテンポの良さで一気読みさせられる。
今回も安定の面白さでした!
○ざっくりストーリー
ただ荷物を運ぶだけ。
そんな簡単な任務を任された七尾。
自他ともに認める運の悪さを持つ七尾は、ささいな間違いから大きな事件へと巻き込まれていく。
ホテルには、見たもの聞いたものを完全に記憶する女性、逃がし屋と言われるハッカーのおばあちゃん。
美男美女で構成される凄腕の殺し屋6人組、有名政治家、などなど個性豊かな殺し屋たちが終結。
戦闘シーンが多く、良いテンポで進んでいくストーリー展開が個人的に魅力。
○感想
殺し屋の人数も多いので、どんどん戦闘シーンが展開され、どんどん話が進んでいく印象。
ちゃんと物語も伏線が所々にあり、最後にすべてきっちり回収してまとめあげられているのは、さすがの一言です。
主人公七尾の自分が不幸であることを自覚し、常に最悪な状況を想定して行動する設定は、ネガティブ思考な自分も共感できるポイント。
個性豊かな殺し屋の名前や性格も、作品の魅力のように感じます。
今回の「777 トリプルセブン」以外にも、「死神の精度」などの死神シリーズも心暖まる物語で、伊坂幸太郎さんの好きな作品の一つ。
上記はAudibleにて聴けるので、会員の方にはオススメ。
東野圭吾、伊坂幸太郎、知念実希人、ミステリーでもさまざまストーリーや表現方法があり、読者としては飽きることなく読ませてもらえることに感謝。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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