前向きに生きるための決断力。人生をよくする決断。
成功を手にした人は、突然訪れるチャンスに、すぐ決断できる特徴があります。多くの人は、急なことにあたふたしたり悩んだりして、そのチャンスを逃してしまいます。アンテナを張っていないと、チャンスが来たことにすら気づかないことも。
日頃からの準備をしておくことで、即座に決断でき、チャンスをものにできます。
「10年後、後悔しないための自分の道の選び方」(ボブ・トビン著、矢島麻里子 訳)は、自分の人生を振り返り、これからの人生を後悔しないためのきっかけを見つけられる本です。
歳を重ねていくごとに、小さなものから大きなものまで、決断を求められる機会が増えていきます。この決断を早く下せることで、人生も自分自身もどんどん前向きになっていきます。
今回は、Lesson2の”最悪の決断は何も決めないこと”から、早く決断するメリットに注目しました。
〇決断を伸ばせば伸ばすほど不利になる
なかなか決断できないでいると、その状態がストレスとなってしまうことも。
話を持ち掛けてくれた人との距離を遠ざけてしまったり、決断するまでの間、自分自身が悩んでしまったりと、余計なことに気を遣ってしまうことにもつながってしまいます。
決断したことが間違っていたかどうかは、その場で正解かわかるものではありません。ただ、早く決めてしまえば、悩まされたり不安になったりすることも軽減できます。
その場で即反応することは難しくても、できるだけ早く返事をしようと思うだけで早さは変わってきます。
〇選択肢は必ず比較検討
ものごとのメリットデメリットを自分なりに洗い出し、ある程度のところで見返して決断することが必要。
どんなことにも、良いところや悪いところが存在し、その要素を比べてから決断に向かうプロセスが大事です。
転職を考えている場合のメリットとしては、
・早ければ早いほど、すぐに次の職種のスキルや資格の勉強に取り掛かれる
・今の職場のストレスから解放される
・新たな人間関係や視野が広がっていく
逆にデメリットは、
・収入が少なくなってしまう
・一から、経験と人間関係を築いていかないといけない
・転職先を探す、準備をする労力
転職を考えたときに、ざっと思い浮かぶものを挙げてみました。転職することに期待を抱くものの、収入などの現実問題をどうするかも、しっかりと考えないといけないポイントでもあります。
自分に都合のいいことばかりを考えていても、うまくいきません。デメリットもしっかり見据えて、総合的に判断することが大切。
〇決断が不安をなくす
決断が早まれば早まるほど、悩まされる時間も少なくできます。
あれどうしようかな、これも早く決めないとな、決断が遅くなればなるほど、考えないといけない時間が長くなり、不安にさらされる時間だけが増えてしまいます。ひとつひとつの決断を素早く行っていくことで、今の目の前のことに集中でき、先のことを心配するような余裕はなくなります。
今に集中していれば、ほかに目を向ける余裕もなくなります。気持ちがあっちに行ったり、こっちに行ったりにふわふわしていると、いろいろなものに目移りし、悩みや不安を感じてしまう時間が増えてしまうことも。
決断してしまえば、ひとつのことに集中できる。集中してやりきったからこそ、悔いがないという状態にもなれます。
人生に決断はつきもの。それを早く決断できるかどうかで人生の充実度は変わってきます。決断が間違っていた、正しかったなんていうのは、結果論であってだれにも分からないもの。
今できる、メリットとデメリットを比較検討して決断すること。早く決断する力が10年後の姿に影響を及ぼしてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
#読書 #読了 #読書感想文 #推薦図書館 #自己啓発 #10年後後悔しないための自分の道の選び方 #決断 #仕事 #転職