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【本を読む】からだにおいしい発酵生活(栗生隆子)

わたしは、学生時代からずっとお腹が弱く毎週のように下痢をしてしまっているような少年でした。

そのような症状は、祖母から受け継がれ、父親に遺伝し、最終的にわたしまで行き着いたようです。

社会人になり、食生活は乱れ、多くのストレスを抱えるようになった結果、下痢の回数は着実に増えていきました。

4年ほど前から、海外での仕事が増え、さらに体調が崩れていきました。その頃には、ちょくちょく病院へも行くようになってしまいました。

ある月の香港出張では、水のような便しか、出ないカラダにまでなってしまったことに、改めて気がつきました。

「来るところまで来てしまった。」だましだまし使っていたら、急に電源が入らなくなってしまう、年季の入ったパソコンのようになってしまいました。

いまは、体調を戻す為、仕事は休職。どうやって自分のカラダと向き合っていくかを模索している最中です。

夜な夜なネットで調べたり、色々な本を読んで、結果行き着いた先には、発酵食品を積極的にとっていくことが、自分のカラダに良いのではとの仮説が立ちました。

そこで手に取った本の一つが、本書「からだにおいしい発酵生活」になります。筆者も20年間も完治しない病気との戦いの先に、発酵食品があったようです。

発酵食品は、菌の力でカラダのバランスを整えて、体調だけでなく、精神面でも効果が現れています。腸は、第二の脳と呼ばれる所以です。

本書で紹介されていたレシピは、自家製味噌やらっきょう漬けをはじめ、豆乳ヨーグルト、トマト糀、お米の発酵クリーム、水キムチ、甘酒、酵母パンなどなどです。

各レシピを見ていると、非常にシンプルで、普段料理のしないわたしでも出来そうです。

さらには、発酵を待つ楽しみや、発酵が進むにつれて色や味が変わっていく楽しみもあります。

元々、発酵食品は保存食ですから、作り置きができ、作ってしまえば手軽に菌活が出来るので便利です。

今まで、あまり向き合ってこなかった自分のカラダやココロに対して、発酵生活を通じて、向き合っていこうと思いました。

早速、明日は味噌を仕込んでみようと思います。 

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