栗とかぼちゃのサラダで『秋うららのサンドイッチ』
スーパーの入口すぐのところに
むき甘栗が、ずらりと並んでいます。
赤や茶色、橙、黄色のパッケージが賑やかで
もう、すっかり秋です。
本物の栗と違って、
むき甘栗は、年中手に入る品ですけれど
価格も手ごろなうえ、皮を剥く手間も掛からず
なにより、
秋の陽気が栗を恋しくさせるのか
つい、手が伸びます。
ホコホコした食感と素朴な甘み。
あたたかい日本茶でいただくとホッとして、
そういえば小さい頃は、よく母と一緒に
秋のおやつとして、
食べていたことを思い出しました。
それにしても
むき甘栗ってお砂糖も入っていないのに
こんなに美味しい。
せっかくですから、なにか
お料理にも使えないかと考えてみました。
ぱっと思い浮かんだのは、
かぼちゃサラダの実として
この甘栗を入れること。
似たもの同士のかぼちゃとなら
きっと素敵に美味しい一品ができるはずです。
さっそく作ってみましょう。
かぼちゃは250g~270g。
ラップで包んでレンジで3分温めます。
一度様子を見て、
それでまだ硬い部分があるようでしたら、
もう少し加熱してください。
その間にむき甘栗10粒をボウルへ入れて、
フォークで潰します。
半分はしっかり潰し、
半分はころころと姿が残るくらいにします。
かぼちゃがすっかり柔らかくなったら、
皮と実を分けて、
実の部分だけをボウルへ入れます。
皮の方にもだいぶ実が残りますから、
スプーンでこそいでください。
熱が取れるまで待ったら、味付けです。
マヨネーズ40gに、
お醤油と、はちみつを小サジ1/2ずつ。
そして、隠し味に
きな粉をたっぷり大サジ1。
きな粉は甘くないものを使います。
香ばしい風味と和のやさしさが
美味しさを引き立ててくれますから、
ぜひ入れてみてください。
これだけでも良いのですが、
ちょっと、ちがった食感があると楽しそうですね。
くるみを包丁でふたつに割って加えます。
量はお好みで。
そうして、
全体に味が馴染むよう混ぜ合わせたら
サラダのできあがりです。
こっくりした黄色。
見事に黄葉したイチョウのような色。
心躍る、秋の色です。
今日は、このかぼちゃサラダを
食パンに厚く塗って、挟みます。
季節のおいしさがたっぷり詰まった、
名付けて『秋うららのサンドイッチ』です。
他になにか、温かいスープと
ホットティーでも整えて
さっそく、ブランチといたしましょう。