【東北情報】宮城県登米(とめ)市「スイートショップおの」おじさんぽ
ね?ホラ、この寒暖差。暖房器具やらコタツやら片付けなくてよかったでしょ?(それみたこと的な顔で)2022年6月6日仙台市の最高気温は14℃、天候は冷たい雨。
そろそろ梅雨入り宣言が出そうですが、4月並みの寒さとか言ってますよ。薄着で入るコタツもいいものですね長谷川誠ですね。極寒の冬場にフルパワー暖房の中でアイスを食べるような場違いギルティ感。
先日、宮城県登米市を”おじさんぽ”というか、基本それぞれの場所が車移動でなければ移動できない田舎ですから、”おじドライブ”とでも言う方が正確なんでしょうが。兎にも角にも登米市にお邪魔したわけです。
あ、ちなみに、文頭の画像は宮城県登米市のご当地ゆるキャラ「はっとン」です。
どうやら小麦粉の練り物をベースに、にんじん・あぶら麩・ねぎを邪教の館で悪魔合体させると産まれるらしいです。「こんごとも、よろしく…」(メガテン風に)多分、初期の弱い系悪魔ですね(笑)
そんな「はっとン」の地、登米市に何故お邪魔したのかと言いますと、妻の実家からちょっとしたドライブ程度の距離であり、何よりもご当地のグルメyoutuberさんがアップしていた動画を観たからなんです。
ちなみにこちらのyoutuber”グルメっ子”さん。宮城県北部エリアのかなりピンポイントな飲食店情報ばかりをアップされており(おそらく宮城県北部在住の方と思われ)ニッチ情報過ぎて、どの動画も1,000~2,000程度しか再生されておりません…。応援したいところです。
しかし…、ありがたいですよねぇ。
「外観は見たことある”あのお店”どんなお店なんだろう」「あそこの食堂気になるんだよなぁ…」「え?あのエリアにそんなお店あるの?」そんなタウン誌にも掲載されていない、どローカルな情報がyoutubeやらTwitterで確認できる時代。SNS時代の功罪の”功”の部分ですね。”罪”の部分は一先ずおいておくとして。情報発信者に感謝です。
そう、こちらの動画で紹介されていた、昭和レトロ感満載な「スイートショップおの」さんに行きたくて登米市にお邪魔したわけなんです。
ケーキも懐かしい味で美味しかった…。きっと近隣の子供たちが110円握りしめて買いに来るんだろうなぁ。そのためにご主人は値上げしないのかもしれませんね。「昔来てくれてた近所の子も大きくなると顔分からなくなっちゃうんだよ(笑)」と言ってましたし。
ナポリタンは、昔ながらの懐かしタイプ。決して「パスタ」ではない「スパゲッティ」な「あの味」。30代後半以降の方なら、絶対に1回は食べたことのある「あの味」ですよ。口に入れた瞬間に「あー、この味!」って言ってしまいましたもんね。
万人向けに分かりやすく表現するならば、おじいちゃんおばあちゃんが作ってくれるスパゲッティナポリタンの超美味くできたヤツ。
カレーライスはご家庭の味というよりも、ちょっとスパイス強めの喫茶店カレー味。こちらも美味しい。
サンドイッチもね、パンがしっかりとした昔のタイプのパンなんです。昨今の、そのまま食べて美味しい(バターやら生クリームやらマシマシの)柔らか高級生食パンだの、体に優しい全粒粉使用のパンだのではなく、アムっと噛んでしっかり噛み応えのある白い食パン。昔の給食の食パンと言えば分かりやすいでしょうか。
そのパンに、たっぷりマヨネーズとマスタード。こぼれそうな具材たち。これまた、おじいちゃんおばあちゃんが作ってくれるサンドイッチの超美味しくできたヤツでした。
宮城県が誇る偉大な漫画家、そして仮面ライダー・レンジャー戦隊の生みの親でもある石ノ森章太郎先生。先生が登米市出身ということでお菓子の挿絵を描いてくださったんだそうです。次はケーキではなく、こちらのお菓子を買わねば。
そして、最後に。
何と言ってもお店のご主人と奥様の接客が暖かかった…。
妻と共にお邪魔し、爆食・ケーキの爆買いをしたところトータルで2,170円のお支払いとなりました。さんざん食べて、ケーキも色々と買ったにも関わらずこの金額って激安以外の何物でもないのですが、それなのにお支払いの際にご主人が「こんなにお金使わせちゃってごめんなさいね…」との一言…。
まさに…(´;ω;`)ブワッ
退店間際にそんな一言で(´;ω;`)ブワッっとなってしまい「そんなことないですよ!美味しかったですし十分安いですよ!」と言えずじまいでお店を後にしてしまったのでした。
ご主人、また絶対に行きます。いつまでも元気でお店を続けていただけるようにお客さんとして応援します。
幸いなのが、紹介したyoutube動画の効果もあるのか、「一日に2~3組は携帯で動画見たっていうお客さんが遠くから来るんだよねぇ」とおっしゃっていたこと。
地方都市の深刻な過疎化が進む昨今、こういった今風の方法で「スイートショップおの」がいつまでも賑わってくれたらいいなぁと、自分も賑わせないといけないなぁと思った次第で御座います。
以上、現場から長谷川誠がお伝えいたしました。
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