何より大事な「３Ｒ＋１Ｓ」

無理やり休む

１月３１日から２月２日までの３日間は、自分で勝手に休日としました。

というのも、会社勤めをしている時には土日祝日は必ず休日となっていたわけですが、自営業をしているとなんだか毎日仕事をしていて、しっかり休んでいないことに気づいたからです。

気が付くとデスクに向かっている、という生活が続いていました。

今までは会社が休みを与えてくれていた、でも一人でやっている人は自分で決めないと休みをとることが難しい。

知り合いのコーチに方に「ひとりブラックに気をつけてくださいね（笑）」と言われて、やっぱりピンでやっている人に特有の事象なんだなと感じました。

ということで、マイコーチと休みの取り方についてコーチングを受け、どうやら私にとっては毎月、まとめて３日、ないし４日の休みを決めてしまうのがいいだろうということに気づき、初回の休みを試してみました。

今回は特に準備もしていなかったので、初日は自宅から歩いていけるところにある天然温泉が売りの健康ランドに初めて行って、ゆっくり湯につかってきたのと、二日目は以前から気になっていた「ラーゲリより愛をこめて」を観に行ったのと、三日目は、これは半分仕事と言えば仕事なのだけれども、椿山荘で開催していた「３時間でわかるドラッカー・マネジメント」セミナーに参加して３日間を過ごしました。

大したこともなく３日間過ごしたわけですが、でもこれも「休むぞ！」と決めていなければできなかったことで、現在の私にとってはとてもいい休暇となりました。

「３Ｒ＋１Ｓ」は大事です

私は長いことご指導いただいているドリームチームディレクターの中島克也さんから、「３Ｒ＋１Ｓ」の大切さを教わってきました。

３つのＲとは

Rest　・　Recreation　・　Relax

です。

いつもご機嫌でいい仕事をしていくためには、休みと遊びとくつろぎはとても大切な要素ですよと、教えていただいてきたにもかかわらず、ちゃんとスケジュール化できていませんでした。

中島さんはこれらの３つのＲについては、計画的にあらかじめスケジュールに大きな石としてぶち込んでしまえと教えてくれています。

そしてもう一つの「１Ｓ」はというと、中島さんの教えは「Support System」ということで、自分を助けてくれるサポーターを１００人見つけるというものですが、実は私の「１Ｓ」は、「Sleep」なんです。　

睡眠時間は８時間、これマストです

毎日通勤して出社している人と、テレワークで働いている人とでは違うかもしれませんが、私は「エンゲージして働くためには何よりも睡眠が大事」だと捉えています。

みなさんの一日の睡眠時間はおよそ何時間くらいでしょうか？

かつてイギリスの首相だったマーガレット・サッチャーさんは、１日４時間寝れば十分だと言ってはばからなかった人でした。

要職についているビジネスマンの中には、大事な会議やイベントの前の日の夜には１時間しか寝てないとか、一睡もしてないとかいう人もいたりしますよね。

皆さんも重要なプレゼンの日は徹夜明けで臨んだなんて言う経験もお持ちかと思います。

私にも過去にそんな経験があって、意外にそういう日の方が興奮してハイな状態で、プレゼンも思いのほかうまく行ったなどということもあったりしました。

ビジネス戦士として自画自賛している瞬間でした。

でも、この点に関しての科学的な研究結果は明白で、人間の脳には十分な休息がどうしても必要だということです。

特に、未来を想像する能力を求められるときや、創造力を発揮して因果関係に関する仮説を立てたりなどという高次の能力を求められるときは、どうしても十分な休息が必要です。

ではどのくらいの休息が必要かというと、それは８時間だと言われています。

創造力を発揮してエンゲージメントを高めるような仕事をするために必要な睡眠時間は８時間だということです。

尊敬している先輩経営者で「吉越式会議」（講談社）や「残業ゼロの仕事力」（日本能率協会マネジメントセンター）などの著者で有名な吉越浩一郎さんは、かつて女性下着メーカーのトリンプの社長をされていたとき、１９年間連続で増収増益を達成し猛烈に働いたそうですが、その吉越さんも必ず８時間睡眠をとったと、２０１２年に参加した２日間の「経営者のための吉越学校」で話されていました。

また他にも「寝るのも経営者の仕事だ」と言って、睡眠時間をもの凄く大切にしている方も知っています。

みなさんは何時間の睡眠をとっていますか？

ちなみに私は十分な睡眠をとるために、スマホを目覚まし代わりに使うことを止め、1,000円で小さな目覚まし時計を買いました。

スマホを枕元に置くのを止めて、少し離れた机の上において休むことにしています。

夜中に目を覚ました時に、絶対にスマホを見ないようにするためです。

夜９時に寝て朝は５時に起きて、７時までの２時間が最も集中する読書と執筆の時間です。

９時５時の生活です（笑）。

２月は休めそうもないので、次の休みは３月６日から８日です。
ご機嫌でいるために（笑）。