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山椒まみれの豚しゃぶ鍋

山椒の季節ですね。
花山椒から始まり、葉山椒が出て、実山椒へと続く。

花山椒は貴重で高価なものです。
花山椒を使って牛鍋を作ると絶品なのだそうですが、予約をして取り寄せなければ、フレッシュな花山椒に出会うことはなかなか難しいのではないでしょうか。

花山椒の牛鍋をいつか食してみたいものですが、なかなかめぐり会えない一品。
先日、スーパーで葉山椒を見かけ、閃きました。
我が家では例年、実山椒が出てくると大量に仕入れ、あく抜きを済ませ、小分けにして冷凍保存しています。
葉山椒と実山椒を入れた鍋を作ってみたら、花山椒鍋の雰囲気を少しは味わえるのではないかと考えたのです。

葉山椒を買って、お肉売場を覗くとちょうど金華豚が20%引きのセール・デーでした。ケースの隣りに並んでいる牛のしゃぶしゃぶ肉と比べ、ずいぶんとリーズナブルです。

ということで葉山椒と実山椒の豚しゃぶ鍋を作ろうと決定。

山椒と肉の他に入れる野菜はシンプルに葱と茸をチョイス。

めんつゆと味醂と酒を水でのばして、蕎麦つゆくらいの汁を作ります。
鍋に汁を張り、沸いてきたら葉山椒と実山椒を投入。もうひと煮立ちさせたら後は葱や茸を適当に入れて、豚肉をしゃぶしゃぶ。

葉山椒の香りと実山椒のぴりぴりと爽やかな味わいが豚肉の脂と合って実に美味。
初夏の爽快さを感じさせるお鍋です。

肉と野菜を食べ切ってしまったら〆は蕎麦。
硬めに茹でた蕎麦を鍋に投入。

うーん、これも美味い。最高。

これから毎年、この季節の我が家の定番の鍋にしようと思います。

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