【エンジニアインタビュー】トグルがつくる未来に直接携わりたいと思った
採用広報担当の髙橋です!
この連載は、チームが拡大する中の日々のドラマを発信したいという想いで立ち上げました!
トグルホールディングス(以下トグル)は、まちづくりにDXで革新をもたらす企業です。その独自のビジョンに共感し、多くの優秀な人材が集まっています。
今回は、2024年7月にトグルに入社した鈴木貴大さんのインタビューをご紹介します!
彼の経験を通じて、トグルの魅力やトグルでの働きがいについて深掘りしていきます。
Q1. 自己紹介
-ご経歴からお伺いできますか?-
貴大:新卒で一条工務店に営業として入社し、3年間、お客様の土地探しから住宅の設計、引き渡しまでを担当しました。お客様の要望をヒアリングし、設計や施工チームとの橋渡し役として、理想の住まいを形にする業務に携わっていました。
その後、新たな挑戦として株式会社ラクスパートナーズに転職し、5年間アプリケーションエンジニアとしてWeb開発や業務システムの構築を担当。フロントエンドからバックエンドまで幅広く経験しました。
-営業からエンジニアに転職するきっかけなども教えていただけますか?-
貴大:住宅営業はアナログで、足で稼ぐことが基本だったことが大きな転機でした。土地情報はFAXや電話でやり取りされ、最新のデータも手動で管理されていました。お客様に会うために何度も足を運び、泥臭く訪問を繰り返す日々でした。
一方で、当時はスマホが急速に普及し、SNSやインターネットがより身近な存在になった時期でもありました。お客様はスマホを駆使して情報をリアルタイムで取得し、私が説明する前から製品について深く理解していることが増えてきたんです。
このアナログな営業手法と急速に進むIT化とのギャップに、「私は時代に取り残されてしまうのではないか」という強い焦燥感を抱くようになりました。
しかし同時に、急速に進むITの波を目の当たりにし、「自分もその先端に立ち、成長していきたい」と考えるようになりました。そこで、思い切ってエンジニアに挑戦してみることにしました。
-何かハードルや足踏みした部分はありましたか?
貴大:そうですね、正直ありました。当時私は27歳で、未経験から新しいキャリアに挑戦することにかなりの不安がありました。しかも、結婚したばかりだったので、本当にこの決断が正しいのか、何度も悩みました。でも、やると決めたからには、もう迷っている時間はないと感じました。そこで、プログラミングに集中するために仕事を辞め、単身で上京して、全ての時間を学習に注ぎ込みました。振り返ると、覚悟を決めて全力で取り組んだことが、今に繋がっていると思います。
-プログラミングの勉強はどのくらいの期間勉強されていましたか?-
貴大:まず、仕事を辞めた後、自己学習だけでは限界があると感じ、3ヶ月のプログラミングスクールに通うことにしました。ここで基礎的なスキルを幅広く学び、その後も継続して学習を続けました。特に、システム全体を見渡せる力が身についたことが大きな収穫でした。
-その後の転職活動はスムーズに進みましたか?-
貴大:いえ、苦戦しました。未経験者を受け入れてくれる企業は少なく、想像以上に難しかったです。それでも熱意を持って自己応募を続け、最終的に評価していただき、エンジニアとしてのキャリアをスタートできました。
-前職ではどのような業務をしていましたか?-
貴大:前職では、5年間アプリケーションエンジニアとして、データ基盤アプリや広告運用DXツールの開発に携わっていました。設計から実装、テスト、運用まで経験し、幅広い技術に触れながら、フルスタックエンジニアとして業務をしていました。
-トグルでは、どのような経緯で入社されたのでしょうか?-
貴大:前職では、技術領域からマネジメントまで幅広く経験し、やれることが増えていきました。ただ、業務委託の立場ではプロジェクト全体の設計や意思決定に深く関わることが難しく、もっとオーナーシップを持って事業全体にコミットできる環境を求めていました。
そんな中、偶然トグルの存在を知り、「不動産業界に革命を起こす」というビジョンに運命を感じました。自分の経験が役立つと感じたのはもちろんですが、それ以上に、トグルがつくる未来に直接携わりたいという強い思いが、入社を決めたきっかけです。
-そのビジョンに共感した理由は何ですか?-
貴大::住宅営業の経験があったので、不動産業界が抱えるアナログな部分や、調整に長い時間がかかる非効率さを少なからず肌で感じていました。トグルの「つくる・かえる・かわる」というビジョンやミッションを見たとき、ITエンジニアになりたいと思った原点を思い出しました。特に、トグルが独自開発のAI技術を活用して、不動産、建築、金融という3つの業界を統合し、これまで何ヶ月もかかっていた調整をわずか1日で完遂できるというビジョンには、強い共感を覚えました。
-他社と比べて、決め手となった点はありましたか?例えば、面接の内容などで印象に残ったことがあれば教えてください。-
貴大:決め手となった点は大きく2つあります。
まず一つ目は、開発組織への投資を惜しまない姿勢です。トグルの本気度が、開発環境やリソースにしっかり反映されていると感じました。実際、UT-LABというAI技術の共同研究施設も立ち上げていて、こういったところにまで力を入れているのは本当にすごいと思います。
二つ目は、ベンチャー企業でありながら、エンジニアリングハンドブックが非常に詳細に整備されていることです。ガイドラインがしっかりしていることで、エンジニアとして働く環境や成長のチャンスが確保されていると感じましたし、これなら安心して挑戦できると思いました。
面接で特に印象に残っているのは、久森さんとお話したときのことですね。とにかく開発環境に自信を持っているということが強く伝わってきました。実際のソースコードを交えながら、非常に丁寧に説明していただき、「ここならエンジニアとして成長できる」と確信できました。この点が非常に大きかったです。
Q2. 入社から現在にかけて
-現在携わっているプロダクトについて教えてください。-
貴大:今は「物件管理」というプロダクトに携わっています。これは、デベロッパーの方々向けの業務効率化アプリケーションです。例えば、土地の概要書を登録するだけで、自動的にどのような物件が建てられるかボリュームチェックが行われ、さらに周辺の土地の成約事例も調べられるツールです。不動産営業や用地担当者にとって、まさに夢のようなツールだと思います。
私自身、住宅営業をしていたとき、お客様に最適な住宅用地を探すのには苦労しました。一見理想的な土地に見えても、実はそこに様々な規制があり、希望通りの家が建てられなかったり、目に見えない追加費用が発生することが多く、その調査に膨大な時間がかかることがありました。そんな苦労が、このプロダクトでは、土地の概要書を登録するだけで完結する。本当に素晴らしいことだと思います。
現在は、この登録体験をさらに便利で効率的にするために、様々な機能拡張を進めています。日々の業務でよりストレスなく使えるツールにしていくことを目指しています。
-最近、チームが急速に成長した中で変化はありましたか?-
貴大:急速にチームが拡大したことで、機能の追加速度が目に見えて早くなりました。特に他のチームの進行を常に意識しておかないと、あっという間に全体像が見えなくなってしまいます。さらに、新しいメンバーが加わったことで、コードレビューにおいても様々な視点や意見が飛び交い、より多角的な議論が行われるようになり、プロダクトの完成度が高まっていると感じます。
-その中で鈴木さんが心がけてきたことはありますか?-
貴大:一番心がけているのは、議論や結果をオープンにして、誰もがいつでもアクセスできる環境を作ることです。開発スピードが速い中で、過去の議論やフィードバックがすぐに確認できることは非常に重要だと感じています。私自身もプロジェクトに加わった当初、他のメンバーのコメントやフィードバックに何度も助けられました。特に、経験豊富なメンバーからの知見が、プロジェクトの背景や技術的な課題を理解するうえで大きな助けになりました。このサポートがあったからこそ、今では私も同じように、他のメンバーがスムーズにキャッチアップできるよう、情報共有を大切にしています。チーム全体でサポートし合う文化こそが、急速な成長を支えていると実感しています。
-トグルの開発チームの特徴や、具体的なエピソードについて教えてください。-
貴大:全員がオーナーシップを持ち、チーム全体でやり切ることがトグルの開発チームの特徴だと思います。普段から「ユーザーにとって本当に必要な機能は何か」をチームで話し合うことも多く、そうした取り組みは素晴らしいと思います。
また、開発チームのみならず、最近伊藤社長からGitHubを通じて、機能に対してフィードバックをいただいたことがありました。もちろん、伊藤社長は多忙で、こうした機会は頻繁ではありませんが、トップが直接プロダクトに関与し、全社で一丸となって製品の改善に取り組んでいる姿勢を実感しました。これはトグルならではの全社主義の一部だと感じています。
Q3.今後の展望
-トグルの技術力や開発環境について、他社と比較して強みとなるポイントはどのような部分にあると思いますか。-
貴大:トグルの強みは、Codespacesを導入している点です。数コマンドで環境が立ち上がり、私も入社初日にPRを上げることができました。
また、技術スタックは、インフラからフロントエンド、バックエンドまでTypeScriptで統一されており、型安全性をフルに活かした開発ができるのも魅力です。バックエンドにはHonoを採用しており、最新技術に触れながら開発を進められる点も非常に魅力的だと思います。
Q4.どんな方と一緒に働きたいですか?
貴大:ベンチャーならではのスピード感を楽しみながら、プロダクトに対してオーナーシップを持っている方と一緒に働きたいと思います。整ったマニュアルが完全に整備されているわけではないので、自分で考えて動くことが求められる環境です。ユーザーのためにどうすればプロダクトがより良くなるのかを一緒に解決し、成長していければと思います。
採用情報
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