東京大学2001年国語第4問 『言葉の重力』岡部隆志
東大は2021年度国語第4問の「出題の意図」に、「行間が雄弁な文章なので、表面的な読み取りでは太刀打ちできません。『拙』の語に込められた万感の思いをどこまで丹念にくみ上げ、心情という一見曖昧模糊とした領域で明確な理解を組み立て、適切なことばでそれを表現できるかどうかが問われます。豊富な語彙を自在に操れるだけの読書量が要求されているともいえるでしょう。」と書いた。
つまり、本文に忠実なだけでは不十分で、行間を読み取り、自分の語彙を駆使して解答を作成することを求めることがある