私たちは生命である
最近、読み始めた本である。
この本の片鱗からは、どれだけ難しいようにみえる数学界の姿が浪漫に満ちていることが感じる。
わかる、ではなくて、感じる。
という感覚野が働いてくる。
音楽にしても 美しい旋律には、思いもよらない数が隠されているし、メトロノームに合わせて波打つ時、難しい曲になればなるほど、
私のこの指は、こわばり、憧れに満たされていく。
実は、香りにしても、肉体に対して、
ある一定数の振動数で影響を及ぼしているという考え方ができるのかもしれない。
香りは、目には見えない物質ではあるが、確かに粒子として存在し、目に見えないからこそ、器としての肉体への働きかけ、また、空間への広がりが自由に動いていくのではないかしら。
調香表 というものが存在していて、
例として、この香り(トップノート)をさせるには、一番最初に感じるものをどのように、どのくらいの量で配合するかも 数がある。
そして、多少のラグがあって、思いがけない香りが生まれる。
そう、生まれる。
今日は、計算する生命の中から
私が好きな一文で締めたいと思う。
「人間の認識はなぜ必然性や普遍性を持ちつつ、同時に拡張的でもあり得るのか」 文庫p111より
これは生命感に溢れている香り作りに似ている気が勝手にしてるんだよね。
難しくて、あと何回読んだら理解できるのか時間かかりそうだけど^_^
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