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「まず良識をみじん切りにします」
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5つの話が入っているのだけど
一つ目ですでに狂気的な雰囲気を感じてちょっと躊躇した
けれど読み進めていくと確かにその世界に引き込まれていて
どうなっていくのだろう・・・という好奇心が今度は強くなった
読んでいくうちに何かに近いものを感じるようになって
それが「世にも奇妙な物語」なんだと気付いた
最初は「おかしい」と気付けている登場人物たちも
どんどん飲み込まれていって染まっていく
個人的には二つ目と五つ目の話が好きだった
二つ目の終わりは
まさに逃げても逃げられない狂気な世界で
この後この人はどうなっていくんだろうとつい考えてしまう
四つ目の話は野球の話で
野球が全く分からない自分は読むのに苦労した
でも一番書かれていることが理解できた
三つ目の話はおかしい世界に飲み込まれていく話そのものだった
でもやっぱり一つ目の印象には敵わないのかも
憎い人のために1年以上も時間をかけてデスゲームを作り上げる
途中でその憎しみが薄れて来てしまったことも自覚して
また憎めるように煽る
作り込んでいる時がストレスフリーで体調が良くなったというのも
妙だけど理解できる
分かる、と思う部分と
そこまでやるか、と思う部分が交互にやってくる
面白かった