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#私の作品紹介
《ピリカ文庫》桜知るウソ、僕の自転車
「ばあちゃん、僕、自転車乗れるようになったよ!」
「そうかい、あんたぁ頑張り屋やもんねぇ」
ばあちゃんは嬉しそうに微笑むと、うんうんと頷いた。
それが、ばあちゃんの笑顔を見た最後。
はっきり言って、僕には運動神経がない。
ボールを投げれば足元にバウンドして顔に激突するし、バッドを振れば、バットの方が空高く飛んでいく。
「運動の神様にまだ気づいてもらってないね」
母さんは、僕が学校で失敗してき
世界の終わりにあるものは
『あなたは明日世界が終わるとしても、それでも種を育てますか?』
「うん!だって、本当に世界が終わるかどうかは、明日にならないと分からないでしょう?」
ある国で、命を奪いあう戦いが始まりました。
誰も理由は分からない。
なぜ奪わなければいけないのか。
奪わなければ、自分が奪われてしまう。
明日が見えない。明日が来るのか分からない。
昨日まで穏やかな気持ちで見上げていた空が、絶望の色に染まる。
誰