1回目の抗がん剤治療の話【私の闘病経験④】
前回までの記事をまだお読みでない方がいらっしゃいましたら、こちらからお読みいただけると嬉しいです!
寛解導入療法
前回はリハビリの話をしましたが、本題の抗がん剤治療にも触れたいと思います!
急性リンパ性白血病のph陽性の人は必ず移植が必要になるらしく、移植の際は悪い細胞がほとんどない状態でやる必要があります。
その際、必要になるのが「寛解導入療法」です。
移殖前の処置として、さらに化学療法や全身放射線もしましたが、こちらに関しては後日触れます!
寛解導入療法は最初の抗がん剤治療でがん細胞をなるべく殺し、通常の細胞に戻す治療です。(医者ではないので一般人レベルの話しかできませんが…)
ただ、寛解導入療法だけではすぐに再発してしまう可能性が高いので、その後、再度抗がん剤を用いた治療や地固め療法を行ったり、移殖をしたりします。
それで再発しないようがん細胞を撲滅していく、らしいです。
私は必ず移殖が必要なph+だったのですが、一回の抗がん剤だけである程度がん細胞がなくなれば、すぐに移植に移ることができるので、うまくいけば一回の寛解導入で済みます。
一定のがん細胞がなくなるまで抗がん剤を繰り返すのですが、繰り返すほどリスクが高まるのも事実です。
最初の抗がん剤
さて、専門的な(???)話をしたので僕の経験談に戻ります!(笑)
(寛解導入療法とか化学療法とか難しいので・・今後は「抗がん剤治療」で統一します)
最初の抗がん剤治療が始まったのですが、初めの方は特段すごくきついという訳でもなく、ただ歩けないのとだるさが増した感じでした。
ただ、だんだん細胞が減っていく(悪い細胞を減らしてから、待つことで良い細胞だけ生まれてくるらしいです)と、免疫力が下がりいろんな副作用が出始めます。
だるさ、吐き気、腹痛、下痢、脱毛、手足のしびれ、肌の発疹、口内炎。
ちなみに僕は髪が抜ける前に剃りました!(病棟に髪が散乱すると大変とのことで、看護師さんが喜んでくれたのを覚えています)
一回目の抗がん剤は前回の記事の通り、リハビリを並行して行ったのですこーしだけ大変でした。それでも家族や友人みんなが連絡をくれて、面会にもきてくれたので、まだまだ元気な方でした。(このときコロナはまだ流行っていませんでした)
そして寛解(確か、がん細胞の量が全体のうち5%未満になる状態)までいけたのか確認してみた結果・・・
「残念ながらまだ20%残っているので、もう一度抗がん剤治療が必要です。抗がん剤も少し強いものに変えてみましょう。」
さらにコロナも流行りはじめ、ここから本当の闘いが始まります。
また順次アップしていきます!
こういった感じで自分の当時の闘病経験を順次アップしていきます。
どんなタイミングでも、どんな方法でもいいので、質問やコメントいただけると嬉しいです!
そんな私が、今、仲間と共に実現したいと思っていること
私は現在、協力してくれる仲間と共に、闘病経験者が自らの経験を生かし、現在闘病されている人に共感し、応援できるようなつながりを創っていきたいと考えています。
そして私自身も、現在白血病と闘われている方の不安や孤独感を和らげられるよう、力になりたいと思っています。
毎回の記事で話させていただきますが、
こんなことが知りたいという方、白血病で悩みを抱えている方、そんな人のために力になりたいと思っている方
どなたでも、なんでも、TwitterにリプやDM、noteにコメントしていただければ嬉しいです!!よろしくお願いします!
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