④ 10個を教えるための教科書教材
「10個の方法」は、「論理的思考・表現の」の基準となる⑤で示した『ぼくのお父さん』に照らして導かれたものとなります。『ぼくのお父さん』との違いから考察されたものであると言ってもよいでしょう。
その10個について、それぞれ初めて教えていく教材は以下の通りです。
・1個目 3年上『こまを楽しむ』
・2個目 3年下『すがたをかえる大豆』
・3個目 3年上『こまを楽しむ』(二つを教える教材です)
・4個目 4年上『アップとルーズで伝える』
・5個目 4年下『世界にほこる和紙』
・6個目 5年『言葉の意味が分かること』
・7個目 3年下『ありの行列』
・8個目 6年『笑うから楽しい』
・9個目 3年下『すがたをかえる大豆』(二つを教える教材です)
・10個目 6年『鳥獣戯画を読む』
上記以外でも、各学年で指導していく教科書教材はたくさんあります(以下に代表的なものを示します)。
これらの教材は、以前に学習した「違い」を再度学び習熟したり、「違い」を複合的に用いたりしていく教材となります。
・4年下『ウナギのなぞを追って』
・5年『見立てる』
・5年『固有種が教えてくれること』
・5年『天気を予想する』
・6年『時計の時間と心の時間』
時間はかかるでしょうが、ひとつひとつの教材を確認してください。
これらの教材は、そのすべてが系統的につながっているのです。
その学年のその教材のみを教材分析して語るなどということは決してできないものなのです。
これを教材研究と言うのです。