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妄想紙

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長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。
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#妄想紙_01

妄想紙[vol.1] 始まりに思うこと

新学期が始まり、オンライン・ゼミが始まり、新しくWebマガジンも始まる。ポスト・コロナの時代も、始まる。始まりの季節は、疲れて憂鬱な気分になりがちだ。でも同時に、新しいことにワクワクする自分もいる。肌寒かったりあたたかすぎたりするこの季節のように、不安定で複雑なのが正直なところだ。自粛中の部屋でぼんやりとPCを見つめる私。画面の向こう側には新しいことにワクワクしているゼミ生が見えたり、長岡先生が「Keep healthy!」と声高に叫ぶ声が聞こえたり。長岡研究室には一体感なん

ゆらゆらと歩み続ける

2020年2月、食道がんの手術から5年が経過した。多くのがんでは5年が意味ある数字となる。医師は「5年生存率」に着目し、患者たちは5年先にあるゴールを目指して頑張る。2015年の私もそうだった。でも、ゴールインした今、想像していたような達成感はない。それが「5年生存率60%を生きる」ということなのだと思う。 自分が生きる可能性が数字で示されたのは初めてだった。しかも、「60%」という中途半端さ。絶望的な数値ではないので、「頑張るぞ」という気持ちになる日もあったが、「5人に2

今を楽しむ

今世の中で1番の話題はコロナウイルスだ。様々な人がその影響を受けて暮らし方や働き方を変えざるを得ない状況になっているが、大学生もそのなかの一つだと思う。 普段だったら嫌々行っていた大学にも行けず、友達に会えないし、バイトでお金は稼げず、飲み会に行けないし趣味も制限されてきている。 コロナによって起きた嫌なことはあげればキリがなくなってしまう。 なら逆に良いところをあげてみよう。 我が家の場合、両親共働きで家事をほとんどしなかった母親が在宅勤務になり自由な時間が増えたため普

春を待ちわびて思うこと

不安定で、曖昧で、不確実な時代のはじまりに誰がこんな春の始まりを予測しただろうか。 去年の終わりに中国のたった一人から始まったことが急速に拡まり、自分たちの足元にまで来ている。新年度を迎え、いつもなら心機一転晴れ晴れとした気持ちで迎える春もどこか曇り空のようである。所属するNPOでは半年おきに行っている交流プログラムがなくなったり、軒並み近所のお店も休業したり、営業時間を短縮せざるを得ない状況になっている。新しい人との出会いに溢れた春も、外に出られない生活が続いている。先日

2時間の変化

私たち、全世界の人類がこのコロナウイルスの影響の中でどう行動するかが試されている。日本では緊急事態宣言により外出の自粛が求められているが、それはもちろんのこと自由な時間が増えた分、家の中でどのように過ごすのかにより生活の質が左右される。 いきなりだが、緊急事態宣言が続く中のだらしない大学生の1日を考えてみよう。 授業はまだ行われないのでで昼ごろまで寝ている。そしてお昼ご飯は食べることなく夜までダラダラ。適当に食事を終わらせ、洗濯と風呂を済ませる。その後夜からゲームを再開。眠

考えては修正を繰り返す

世界を未曾有の危機にさらしているコロナウイルスを前に、ほぼすべての人が何らかの形で事前に立てた計画を変更せざるを得ない状況だ。 社会の一員として責任ある行動をしなければ。外出自粛が促される中、厳格な規制がない僕たちは、自分だけでなく、社会の「最善」をも考慮して行動しなければいけない。これはとても苦しいことだ。誰に縛られるでもなく、自分で不要不急か判断しなければいけないからだ。 例えばスーパーのバイト。僕が働く会社は、店舗のほぼすべての人がパートかアルバイトである。人手が足

初めてを始める。

  初めてのブログ。テレビの話題はもちろん家族や友達ともコロナウィルスの話ばかり、、 だからこそ少しでも明るい話題にしたい   「好奇心」 新たなる好奇心が芽生え、挑戦したい気持ちが溢れ出る。「こんなことができるようになったら楽しい」と私は思う。瞬く間に妄想が膨れ上がる。その後はとりあえず行動。そして新に始まる挑戦。 しかし、その好奇心とは真逆である 「不安」 その挑戦が結果的に自分に合わないかもしれない。選択を間違えたかと疑ってしまうかもしれない。でもそれは

「私たち」を広げていく

ここ最近ニュースや新聞・ネットの記事を見ているとその8割くらいの最初の言葉は「新型コロナウイルスの感染拡大を受け・・・」である。正直ここまでの事態になるとは2月頃までは誰も想像していなかっただろう。4月だというのに普段東京にいる父親と兄も含めた家族全員が実家に揃っている。こんな生活が2週間ほど続いているが、未だにこれが不思議に感じるくらいこの状況を信じきれない自分もいる。歴史の教科書に載るならペリー来航と同じくらいのインパクトになるのかな、なんて考えたりもする。 自粛生活が

ゼミの読書会を再構築する。

「予測不可能」な春が始まった。朝5時になると猫が騒ぎ出す。 朝ごはんをくれと枕元でニャーニャー鳴きだす。 でも、あげたところでアフアフ食べるわけではなく、少し食べて満足する。 「え、私まだ眠いけど頑張って起き上がったのに...」とガックリしてたのは最初の時だけで、今はもう何も思わないけど。いや、ウソか。まだちょっと思うわ。 2月、3月はまだ寒い日が多くて本当に辛かったけど、4月になって5時でもだいぶ外は明るく、暖かくなってきた。朝起きて散歩に出ると、たんぽぽやヒメオドリコソ

Change Positive

#妄想紙_01  #melcブログ ”私は今noteをどこで書いているでしょうか” 今の状況でこの問いはクイズにはなりえない。これを今読むだろう全員が、答えをすぐに思い付いてしまうからだ。 2,3か月前なら、きっとこの質問にはいろいろな正解が存在した。大学で書いてます。旅行先のホテルで書いてます。街中のカフェで書いてます・・・etc ”家で書いている” 先程の問いにたった一つの答えしか存在し得ないというのは、考えてみると凄い事態である。 折角の春休みなのに・・・と

こんなときだからこそ、「妄想紙」はじめます。

4月9日。本来ならば久しぶりに仲間と対面で会う初回ゼミの日です。ですが、今はそれぞれが自分の家からオンラインで繋がります。いつもとは違う形になりましたが、こんなときだからこそ、長岡ゼミは新しいゼミの形を模索してみようと思います。 長岡ゼミは「創造的なコラボレーションのデザイン」というテーマで活動しています。探るのは“未来の常識”を先取りした新しい社会の姿。そして、現代社会の様々な分野で「創造的なコラボレーション」をデザインしていく人材を育成することです。詳しくは以下の記事を