【毒親育ちのエッセイ】生き難い社会で抱く焦燥感と自己嫌悪
無理をし続けて心が壊れた時、
「ゆっくりで良いんだよ」
と、優しい言葉をかけて欲しかった。
でも、僕が立ち止まっても社会は進み続ける。
そこで生まれるのは、
「このままじゃ置いていかれる」
という焦燥感。
休みたいけど休んでいられない、難しい社会。
解ってはいるけれども、飲み込むことが出来ない。
結局無気力なまま、何も出来ずにやり過ごす日々の中、自身に対する強い嫌悪を抱いてしまう。
日に日に弱くなる自分自身と反比例して、自己嫌悪は強くなる。
もちろん、焦燥感も消えぬまま。
この世界の何処に行けば、救いを手に入れられるのだろうか。