【アダルトチルドレン】毒親育ちの苦痛
幼少期に機能不全家族で育ったことで、成人後も心理的な影響を受けているというアダルトチルドレン。
物心ついた時から、親から暴力や暴言を受け続けた筆者だから分かりますが、この影響は生きるうえで苦しいと感じることがほとんどです。
今回は様々な困難の一部をご紹介します。
アダルトチルドレンが経験する困難
コミュニケーションに関する困難:
• 自分の意見や考えを発言することへの強い不安
「間違っているかもしれない」
「否定されるかもしれない」
という恐れから
• 相手の反応を過度に気にして、本心とは違う同意をしてしまう
• 集団の場での発言に強い緊張を感じる
感情面での困難:
• 自分の感情を認識することが難しい
幼少期に感情表現を抑制せざるを得なかった経験から
• 怒りや悲しみなどのネガティブな感情を表現することへの罪悪感
• 他者の感情に過敏に反応し、相手の機嫌を取ろうとする
対人関係での困難:
• 親密な関係を築くことへの恐れや不安
• 過度に相手に合わせすぎて自分を失ってしまう
• 他者との適切な距離感がつかめない
仕事や日常生活での困難:
• 完璧主義的な傾向による過度なストレス
• 「NoとYes」の境界線設定が難しい
• 些細なミスを極端に恐れる
• 決断や選択を行うことへの強い不安
自己認識に関する困難:
• 自己肯定感の低さ
• 常に自分を否定的に評価してしまう
• 成功や称賛を素直に受け取れない
・幼少期に「子どもは黙っているべき」と
教えられた場合
→ 成人後も発言することへの強い不安
・親の機嫌を常に伺う必要があった環境
→ 他者の反応を過度に気にする傾向
・感情表現が認められなかった家庭
→ 感情認識や表現の困難さ
これらの困難に対しては、以下のようなアプローチが効果的とされています。
• 安全な環境での段階的な練習(例:少人数から始める発言練習)
• 専門家のサポートを受けながらの感情認識トレーニング
• 自己理解を深めるための心理教育
• 同じような経験を持つ人々との交流によるサポート
回復の過程では、これらの行動パターンが「生きるための戦略」として必要だった時期があったことを理解し、自分を責めすぎないことが重要です。
自責をやめよう
毒親育ちは常に自責してしまう傾向にあります。
しかし、このような生き辛さは決して自分のせいではないということを忘れないでください。
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覚えていてほしいこと
「人に頼ってはいけない」
「弱音を吐いてはいけない」
そう考えながら生きていませんか?
僕も同じ考えを持って生きています。
常に一人で全てをこなせる完璧さを持たないと許されない、と感じています。
これも毒親育ちの生き辛さのひとつ。
誰かに頼って良いし、誰かに弱音を吐いても良い
この言葉をぜひ覚えていてください。