【アダルトチルドレン】毒親育ちの「間違った当たり前」の改善
毒親育ちが「当たり前」だと感じていることが、一般家庭では実はそうでは無いということが多いことはご存じでしょうか。
先日SNSにて、
・「そんなことしたら家から追い出す」
・「言うことを聞かないとご飯は食べさせない」
・「誰かに言ったらわかってるだろうな」
・「あんたがそんなだから私もう死ぬしかないかも」
というような、親からの脅しが機能不全家庭では存在する。
という投稿を見かけました。
その時、毒親育ちである僕は「え、それって当たり前じゃないん」と驚愕しました。
自分の場合は、もっと生存権を奪われるような脅しでしたが。
その投稿へのリプライでは、僕と同じようにそれが当たり前だと勘違いさせられていた方が多く居ました。
そこで今回は、間違った当たり前を改善しようという意図の記事を書かせていただきます。
毒親育ちにとって当たり前な経験
いくつかまとめたものを記載します。
必ずしも当てはまるという訳ではありません。
自己防衛の習慣
- 常に逃げ道を確保している
- 部屋に鍵をかけることが習慣化
- 自分の物を隠す習慣がある
- 音を立てないように行動する
成績や実績への過度なプレッシャー
- 100点でないと価値がないと思い込む
- 失敗が許されないという思い込み
- 「努力が足りない」と自分を責める
- 他人の評価を過度に気にする
金銭感覚の歪み
- お金を使うことへの過度な罪悪感
- 自分のために使うことへの躊躇
- 必要最低限の出費でも許可を求めたくなる
- 家計の心配を子供の頃からしている
他者との関係性
- 過剰な謝罪
- 「迷惑をかけてはいけない」という強迫観念
- 他人の些細な変化に過敏に反応
- 自分の境界線を引くことが苦手
日常生活での特徴
- 食べ物を隠す習慣
- 常に静かに行動する
- 他人の顔色を常に窺う
- 褒められることに慣れていない
- 自分の趣味や好みを持つことへの罪悪感
感情管理の困難さ
- 自分の感情が分からない
- 怒りの感情を表現できない
- 泣くことへの罪悪感
- 喜びを素直に表現できない
将来への不安
- 常に最悪の事態を想定する
- 安全な環境でも安心できない
- 幸せになることへの不安や罪悪感
- 自分の人生を楽しむことへの躊躇
家庭内での経験
1. 親の機嫌関連
- 親の足音で今日の機嫌を判断する
- ドアの開け方で怒っているかどうかを察知する
- 親の表情を見て家に入るべきか判断する
- 親の声のトーンで安全かどうかを判断する
2. 居場所と行動
- リビングを通るタイミングを慎重に計る
- 自室にいても完全にリラックスできない
- トイレや風呂に長く入れない
- 家では常に物音を立てないよう気を使う
- 自分の存在を消すように生活する
3. 食事関連
- 「いただきます」が言えない雰囲気
- 食事中に会話がない、または緊張する
- 食べる速度を親に合わせる
- おかわりを遠慮する
- 冷蔵庫を勝手に開けられない
4. 日常的なコミュニケーション
- 親に話しかけるタイミングを見計らう
- 必要最低限の会話しかしない
- 自分の予定を言い出せない
- 友達の家に遊びに行くことを言い出せない
- 欲しい物があっても言えない
5. 家庭内での立ち位置
- 兄弟の前でも自分の意見が言えない
- 親の愚痴や不満の聞き役になる
- 親の感情コントロールに巻き込まれる
- 家族の雰囲気作りを必死に担う
- 兄弟の仲裁役を強いられる
6. 生活習慣
- 親が起きる前に準備を済ませる
- 親が帰ってくる前に部屋を片付ける
- 自分の荷物は最小限に抑える
- 自分の趣味の物を隠して持つ
- 日記を書くなら厳重に隠す
7. 精神的な緊張
- 家にいる時は常に警戒している
- リラックスして笑えない
- テレビを見ていても完全に集中できない
- 勉強に集中できない
- 睡眠が浅くなりがち
8. 空間使用
- リビングでくつろげない
- キッチンを使う時は細心の注意を払う
- 自室でも大きな音を立てられない
- 家具の配置を勝手に変えられない
- 自分の持ち物の置き場所が制限される
この他にも様々なものがございますが、これらの経験は、本来の家庭生活では「当たり前」ではありません。
・健全な家庭では
- 自由に会話ができる
- 失敗しても許される
- 自分の意見や要望を言える
- くつろいで過ごせる
- 自分の存在を消す必要がない
【親といるとなぜか苦しい】