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【アダルトチルドレン】生存本能による生き辛さへの対処

アダルトチルドレンには共依存や、過剰適応、そして感情の抑制など「生き辛さ」の原因が多くあります。

ただ、それは幼少期から身に付けた過酷な環境で生き延びるための方法なのです。
その生存本能が無ければ、機能不全家庭で生き延びることはできなかったのかもしれません。
しかし、それらは社会生活において必要なものではなく、ただただ「生き辛さ」となってしまいます。

今回はそんな生き辛さの原因への対処法をいくつか挙げていきます。

# アダルトチルドレン(AC)の対処法


ACの特徴や生存本能に対処するためには、自己理解を深め、新しい対処スキルを学ぶことが重要です。

1. 自己認識を高める

  - 自分の感情や行動パターンを観察し、記録する
  - ACの特徴について学び、自分との関連性を理解する

2. セラピーや専門家のサポートを受ける

  - 認知行動療法(CBT)やトラウマ焦点化認知行動療法(TF-CBT)
  - EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)
  - 家族療法や集団療法

3. 境界線の設定を学ぶ

  - 自分と他人の責任を区別する
  - 「No」と言う練習をする
  - 自分のニーズを優先することの重要性を理解する

4. 感情表現のスキルを向上させる

  - 感情日記をつける
  - 感情を言語化する練習をする
  - アートセラピーなどの非言語的な表現方法を試す

5. マインドフルネスと瞑想を実践する

  - 現在の瞬間に集中する練習をする
  - 呼吸法や瞑想を日常に取り入れる

6. 自己compassionを育てる

  - 自己批判的な内部対話に気づき、より思いやりのある言葉に置き換える
  - 自分を許す練習をする

7. 健全な人間関係を構築する

  - 信頼できる人々とのつながりを深める
  - コミュニケーションスキルを向上させる
  - サポートグループに参加する

8. ストレス管理技法を学ぶ

  - リラクセーション技法(深呼吸、プログレッシブ筋弛緩法など)を実践する
  - 規則正しい生活リズムを維持する
  - 適度な運動を取り入れる

9. 自己肯定感を高める

  - 小さな成功を認識し、称える
  - 自分の長所リストを作成し、定期的に見直す
  - 肯定的なセルフトークを実践する

10. トラウマの処理

   - トラウマ専門のセラピストとワークする
   - 安全な環境で過去の経験を徐々に処理していく

11. 依存症や共依存の問題に取り組む

   - 12ステッププログラムなどの回復プログラムに参加する
   - 必要に応じて、依存症専門の治療を受ける

12. 自己決定力を強化する

   - 小さな決断から始めて、徐々に重要な決定を自分で行う練習をする
   - 決断の結果を受け入れる練習をする

13. 完璧主義を緩和する

   - 「十分に良い」という概念を受け入れる
   - 失敗を学習の機会として捉える視点を養う

14. 変化を受け入れる能力を育てる

   - 小さな変化から始めて、徐々に安全地帯を広げる
   - 変化がもたらす可能性や機会に注目する

安全地帯に関してはまた別の記事で解説させていただきます。
ぜひフォローをしてお待ちください!

理論を述べるのは簡単です。

ただ、改善のためにまずは知ることから始めて欲しいと考えています。

更に自分を理解するのにオススメの書籍は

【回復のメタメソッド】

【私の人生を取り戻す】

【アダルトチルドレンと共依存】


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少しでもお役に立てば幸いです!

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