1+1をしてください
こんにちは。川崎にあるグランピングBBQ場で副店長をしてる浅井です。
この店で働き始めて2年と2カ月が経ちました。今から振り返るとあっという間の26ケ月間ですが、それはそれはいろいろな経験をしてきました。
こんなに働いていると、ほとんどの現場仕事が当たり前のようにできるようになります。食材準備も、お客様のご案内も、締め作業も、、、。基本的なことができるようになると、人は慣れに身を任せて流れ作業のように”こなす”ようになります。いわゆるマンネリ化です。マンネリ化すると、その活動で成長を感じることができません。では、僕はこの店の現場仕事でもう成長できないのでしょうか?
いやいや、そんなことはないよね。っていうのが今回のお話です。
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どこでこの例を出そうか迷いましたが、いきなり使います。
1+1をしてください
この問いに答えられますか?
そりゃ答えられるよ、と、たぶん小学校1年生以上の人は言うと思います。
そう、ただの足し算です。これを毎日やれと言われても、当たり前のように「はいはい、2ですよね」と答えられると思います。これが続く毎日は楽しそうですか?
…
では、こうなったらどうでしょうか。
目を瞑りながら1+1をしてください
、、、うん。できます。はい次。
目を瞑りながら、5秒以内に1+1をしてください
これもできます。1秒もあればできちゃいます。
目を瞑りながら、5秒以内に、それぞれ5回ずつ3+3と1+1をしてください
どうですか?僕は無理でした。
これができたそこのあなたは今日から、
「目を瞑りながら、5秒以内に、それぞれ5回ずつ3+3と1+1ができる人」です。(自慢したい時は、僕にこの課題を与えてもらって身につけたんだよ、と言ってください。)
世の中の大半の人は、1+1という分野に関して「1+1ができる」人です。それで満足しています。でも、そこに自分で課題を課した人だけ、「目を瞑って1+1ができる」人、「目を瞑って5秒以内に1+1ができる」人、「目を瞑りながら、5秒以内に、それぞれ5回ずつ3+3と1+1ができる」人になれます。これが成長なんじゃないかな、と思って今回書いてみたというわけです。
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僕の話に戻ります。
接客をする。
お客様に名前を覚えてもらうように接客する。
お客様にもう一度来てもらうように接客する。
オプションメニューを買ってもらえるように接客する。
…
ポイントは、これらはオペレーションとして店側から与えられたことではない、という部分です。こんなに課題があれば、明日からのシフトもマンネリ化せずに楽しめそうです。
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一つの分野で自分に課題を課し続けるタイプの成長。
他の分野を習得しようとするタイプの成長。
どちらも成長です。若いうちは特に、下のタイプの成長はしやすいと思います。飽きたら次!基本的にできるようになったから次!と。
しかし、どこかでできることをやり続けなければいけない場面は出てくるのではないでしょうか。それこそ社会人になってからの仕事とか。
そういう時に、いかに自分で課題を見つけ、もしくは創り、日々成長していくことができるか。マンネリ化させずに、こなすだけの日々をなくせるか。
そしてそれができるようになると、何かの分野で自分にしかできないことが生まれる気がします。それが、結果として社会的な肩書きになるのではないか、と思ったりした月曜の昼下がりです。
今週も頑張るぞーーーーーー