ビジュアライゼーションマウンテンクエスト(#VMQ)に参加してきた。
先週の土曜日に清水順子さんが発起人の「ビジュアライゼーション」というイベントに行ってきました。
(全然情報を仕入れずに行ったけど、ちょっと前に買った本を書いた方だった…はよ読みたい…)
イベントの概要については、この方の記事がすごくわかりやすいので、私は個人的なこのイベントの解釈と感想を残しておこうかと。
私の考えるイベントの大枠
イベントのざっくり背景は、ビジュアル化(グラレコ)のあいまいさ。
グラレコにも種類や出来るまでの経緯、目的が違うのに、外から見たら、わかりにくい。
正直片足突っ込み始めた私にも結構わからない。
今回のイベントはそれを「定義付け」するのではなく、個々が「捉える」「問いかけをする」ための機会。
さっきの記事にもあるように、イベント内ではその過程を「山」に例えています。色んな山を色んな登り方をすることで「問い」にする。
色んなテーマのビジュアル化のワークショップがあって、5つ中2つと言わず、全部やりたかった…
多様だったのはテーマだけじゃなくて、参加してた人たちも色んな方々がいました。
グラレコ人口(グラレコをやってみたい人も含む)がたくさんいることや、スラスラと書く人のスキルの凄さに、驚きやら感動やら不思議な気持ちになりました。
そうやって色んなスタンスの色んな人が集まっていたからこそ、後半の「問いの共有」のときには色んな角度のものが集まってました。(そしてシュールな光景でした笑)
↑気になる問いにシールを貼ってます。素敵なシュールさ。
イベントを終えて、思ったこと。
結果的に、「自分の問いを出すとき/人の問いを見たとき」の両方でモヤっとしました。
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参加したワークショップは、「1人の人を深掘りしてデザイン・ヒアリング・編集のそれぞれの役割で記事を作る」「詩とレシピを耳で聞いてグラレコをする」という2つ。
2つとも共通して思ったのが、「人によってグラフィックに落とすときの解釈の仕方(回路)が違う」ということ。
まぁ当たり前のことなんだけど、これがモヤモヤに繋がった原因は、
「私が書いているのってちゃんと伝わってるのかな…?」
「現状の私のフィルターじゃ不十分かも…」
って思ったから。
これは壁にぶち当たったというよりも、精度を上げるべきポイントが見つかった感覚に近くて、自分にとっては良い問い。
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人の問いを見てモヤっとしたのは、「何故可視化したいのか」「やっぱり手書きだからこそだよね」「編集はできた方が良いのか」あたりの問いや気付きを見つけたから。
元々デジタルで、しかも手書きじゃなくテキストでレコーディングをしてる中で、
「何の為にレコーディングするのか」
「何故手書きじゃないのか」
っていうのをずっと考え続けていました。そこに改めて煙が立った感じに近いかも。
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前者(「何の為にレコーディングするのか」)に関しては、ファシリテーションをする、というよりは、「残す」「蓄積して編集する」「振り返る」みたいな、イベント後のプラスになればいいな、とふわっと思っていました。
ただ、結構な数の「何の為に」という問いがあったのもあって、これは決め打ちじゃなくて問い続けなきゃいけないなぁ、と思ったのが1つ。(これはモヤモヤじゃないかな…)
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後者は、「編集できること」がデジタルの利点だと思ってたけど、そもそも「編集できると何故良いのか」って聞かれたら言葉に詰まるな、って思った。
手書きのグラレコもやりたかったし、両方やって相乗効果になれば、くらいにしか思ってなかったけど、「何の為に」を手書きとデジタルの2方向で問い続けることになりそう。
その2つの先に、「実際に役に立ってるか」「効果があるのか」みたいな問いもあって、それも見ながら今後走れたらいいかな。
結局のところ…
ここまで書いて、一旦イベントの主題に立ち返ったときに、「あっ!自分の中の課題としか向き合えてない!」ってなりました。
最近入った櫻田ラボのテーマも含めて、もっと外向きベクトルを育てるべきかなぁ…っていうのが最大のモヤモヤだったかも。
いい感じにモヤモヤを再認識した良いイベントでした。
またあったら参加したいし、なんなら詩をレコーディングするやつ、継続的にやりたい…楽しかった…