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【復職準備】会社のワーママと1on1してきた

タイトルの通り、行ってきました。

というのも、先月復職面談の際に上司から
「子育て中のママさん社員と話す機会つくってみる?」
と提案があったのです。

私自身、自分の中で考えすぎて苦しんだ経験があったため、同じ会社で、同じような状況の人がどういう工夫をしながら働いているのかリアルな声を知りたかったため、お願いをしました。



それなりに緊張した

面談をしてくれる先輩ワーママは実は顔見知りで、同じフロアでよく会う先輩でした。「3歳の息子がいるんだよね」と以前トイレで会ったときにちらっとお話したことがある程度で、お互いあまり詳細を語った事はなく、いつか育児トークしたいねーなんて社交辞令でたまに話しかけてくれる優しい先輩です。

休職してからというものの、会社の人に会うのは面談というオフィシャルな場以外初めてだったので、まあそれなりに緊張しました。

前日から「明日か」とちょっと構えてしまい、そわそわ胸がざわつく感じ。
あー、ちょっと仕事行くのしんどいな、と思っていた時に似たような
懐かしい感じもしました。

事前に社内チャットでやりとりをして、ざっくりこの辺で集合しましょうと話していたのにランチタイムということでちゃっかりお店も予約してくれていました。先輩なのにすみません!!と焦る一方、いい人や…とやさしさが心にしみました。


めっちゃ心配してくれてた

先にお店に入りしばらくすると、先輩が来てくれました。

「お待たせしました~!久しぶり!遅くなってごめんね~~」

第一声、「体調大丈夫?」という声掛けではなく普通にふるまってくださり
そのあともメニューを見て注文し、ドリンクを受け取るところまで世間話をしたりと、私が切り出すまで本題には入らないように配慮してくれたように感じます。ありがてえ。

ぽろぽろと私が話し出すと、
「すごくわかる。私も復帰して2年目だけど、復帰初年度の去年本当にしんどかったし辞めたいと思ってた」
とぶっちゃけてくれました。

先輩も私も、実は入社10年ちょっとの中堅社員で、職責も管理職一歩手前の30代ということで、状況が非常に似ていました。産休前は仕事もバリバリやってきて、育休復帰と同時にキャリアアップを意識して今までとは別のフィールドにチャレンジした経験もそっくりでした。お互い似てるねーなんて話したり。


やっぱり責任あるポジション×ワーママはしんどい

私の会社で働くワーママの多くは比較的プレイヤーポジションの人が多く、管理職やマネジメント一歩手前のリーダーポジションの人がまあ少ないんです。

先輩と話していて
「フルタイムで働くほかのリーダー社員と比較して自分のできなさに凹む」
「同僚や部下からできない奴と思われたくないから家に仕事を持ち帰っていた」
「子供の急な発熱で自分が休むと一気に全部進まなくなる申し訳なさがあった」

など、このポジションならではのワーママあるある(というか悩み)にとても共感したし、自分だけじゃなかったんだというホっとした気持ちもありました。

先輩も、家に帰って仕事をしていた時にお子さんから
「お母さん、(パソコン)パタンだよ」
と言われて、はっとしたそうです。

先輩もその当時の担当業務に熱が入らず(好きになれず)、とにかく目の前の仕事をつぶしていくことばかりしていたそうで、1年は耐えたもののもう1年は無理だとなり異動希望を出したそうです。

その話を聞いた時、「いやいや、1年も耐えたのすごいっす…」と思わず言ってしまいましたが、「毎日旦那に仕事辞めたいってずっと言ってたよ」と先輩なりに毒を吐きながらなんとか1日1日を乗り越えていったとのことでした。


家事や育児はパートナーと半分こ

私たちの会社は月曜日と日曜日の週休2日制なのですが、先輩の旦那さんは土日休み。1週間のうち月曜日は先輩がワンオペ、土曜日は旦那さんがワンオペでお子さんを見ているとのことでした。

一方我が家は旦那がシフト制の不定休のため、月曜日以外の平日に旦那の休みがあっても子供は保育園に送り込んでいます。そうすると旦那の方が1日ゆっくり休む時間がめっちゃできる…ということに私はモヤモヤを抱えていました。旦那が休みの日に子供を保育園に預けず家で見てくれる時もありますが、体調不良で休む日などで仕方なく…という状況のとき限定。いわゆる都合欠席でワンオペで見てくれることはほぼありません。

言ったらやってくれるんだろうけど、不機嫌そうにされるのが面倒くさいので送り込んじゃってます。

しかし、そうやって私の負担が増大したことで疲弊しきってしまったのもある…

改めて、旦那に少しでも協力してもらえるよう期待してみてもいいかなーと思いました。(勝手にこっちで巻き取ってる部分もあるので、言ったらやってくれるかもという感じです)


家事も仕事も100%は無理

先輩から一つの考え方を教えてもらいました。

子どもが生まれる前は仕事に100%注いでいたけど、
子育てと仕事をそれぞれ100%は無理。
ワーママ(パパ)にとって、子育てが50%で仕事が50%、足して100%になればいい。

これ、所ジョージさんの名言?らしいんですが、まあとにかく仕事に育児にそれぞれ100%は無理だから、すべて足して100%になればいいという考え方だそうです。

育休中にワーママの知り合いにも「程よく働かないと、もたないよ」と言われていたので、私もすべて100%でやりきるのは無理談だろうと言葉では理解したつもりになっていました。

ですが実際現場に復帰すると、それなりに責任あるポジションでいろんな仕事を任せてもらえたりと期待される中で「妥協したくない」という心の炎がメラメラと燃えてしまうものです。責任感ある人は特に…。
そうすると仕事も育児も100%、完璧とまではいかないがやり切らなければ!という気持ちになってしまうんです。中途半端だと気持ち悪いというか…。

ただ子供の体調不良や、慣れない仕事・環境に自分の身体や脳が追い付かないという状態に足を引っ張られ、「なぜこんなにできないんだろう」と100%に至らない自分を責め始めちゃうのだろうなと思います。それが悪化するとうつっぽくなっちゃうわけです。

休職した今は、復帰した後の自分のことを
「会社にいっただけで偉い!」
「資料づくり、途中まで作業できたのはラッキー」
「ほかのリーダーはめっちゃ色んなことできてすごいけど、今の私はここまでできたら十分かな」
くらい、比較せず自分基準でいちいち褒めちぎってやろうかなと思ってます(笑)


復帰面談を控えて思うこと

先輩とのランチ面談を終えて、復帰が決まったらまた連絡しますとお別れをしました。

話していて思ったのは、責任感が強ければ強いほど他人と比較したり、自己肯定感が低くなってしまうのは仕方ないんだな…ということ。自分がこうなってしまったのは必然で仕方なかったのかなと少し開き直りました。

また、ワーママにもいろんな悩みがあり、またそれは同じような悩みを抱えた人同士にしか共感し合えないものでもあるんだろうなと思いました。
今回の面談を経て勇気をもらえたし、私だけじゃないと復帰に向けより背中を押してもらえたような気がします。

そしてこの面談を終えた後、会社に復帰面談の日程決めの連絡をしました。
正直元部署はこれからめちゃくちゃ忙しい時期に入ります。
そんな中要員として使い物にならない自分が投入されていいのだろうか…とか、急に休みに入ったやつが戻ってきて周りはどう思うだろうか…とかいろいろ悩んでプチうつっぽくなることもあります。

ただ、今回の面談でポジティブになれた気持ちを忘れず復帰に向けて着実に準備をしていきたいところです。

一人でも同じような思いの人が前向きに今日を生きられますように。

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