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授業がうまくなる5つの習慣(授業外編)
こんにちは。がんTです。
小学校教諭をしたり,2児の育児をしたり,家族の一員として家事をしたりしています。
今日は,おそらく一部の教師しかしてないであろう授業がうまくなる方法・習慣を紹介します。授業中の習慣ではなく,授業後・授業外のしゅうかんになります。
ひょっとしたら「そんなんやってるし。」と思う方もいらっしゃるかもしれないし,「へ~先生ってそんなことをしてるんだ~・」と教師という仕事の見方が広がる方もいるかもしれませんね。それでは見ていきましょう。
①授業の板書を撮る
②授業を見る&見てもらう
③研究会へ参加する
④書物から学ぶ
⑤自分の授業を文章にまとめてみる
①授業の板書を撮る
僕は教員1年目の最初の算数の授業から今日までずっと板書の写真を撮り続けています。撮りだめた板書を比較すると自分の経験年数に応じて板書の撮りだめたやかいていることが変わってきていることがわかったり,当時の自分の算数授業が何を大切にしているのかとらえることができます。そうした事実を積み重ねることが大切で,撮りっぱなしではなく,撮った板書を見直すことが必要です。
撮った板書の写真を,
・子どもの言葉が残っているか
・教師が子どもに考えてほしいことが言葉として残っているか
・レイアウトは子どもの思考を促しているか
などと言ったことを視点に見直し,板書のレイアウトを再考したり,発問を振り返ったり,次時や再びその学年をもつときの参考にしたりしています。
授業が終わったらまず板書を撮り,そのあとすぐに板書の修正案(言葉や矢印,フレームなど)を書き加えるなどもしています。
もし授業参観等で先生の授業を見ることがあったら
「この先生は黒板に何を書き残すことを大切にされているんだろうな?」という視点で見ると,より楽しい参観になると思います。
②授業を見る&見てもらう
いろいろな先生方の授業を見せてもらう。我が学級の子どもたちを専科の先生に見ていただいている間に,そっと他の先生の教室に入ってみる。僕はそれができるんですが,「いきなりはちょっと…」と思われる人は,予約をとって参観させてもらうといいかもしれません。授業を見るときに大切なことは「自分だったらこうする」と代案とその理由をもつことだとおもいます。もちろんその先生に伝えてもいいし伝えなくてもいいし。良くも悪くもその授業は自分の授業づくりのヒントになるので,「自分にとっていい授業」ととらえましょう。
また自分の授業を見てもらい,受け身にならず見ていただいた方から学び取ることが大切です。授業がうまくなりたいなら,いくらでも授業を見てもらって意見をもらいましょう。それが「自分にとっていい授業」になります。
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③研究会へ参加する**
自分だけの授業の見方を磨くのも大切。優れた視点を学ぶには研究会へ参加することがいいと思います。そしていろいろな方と授業について語り合うこと。僕は,全国の研究会,県の研究会,市の研究会,オンライン上の研究会に参加していますが,参加される先生型は年齢も経験年数も考え方も違います。そういう方々から学び取れる場があることはとても貴重。できるだけ自分から動いてみるといいと思います。ひょっとしたらいろいろなところにチャンスが広がる可能性があります。
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④書物から学ぶ**
実践も理論も,原理も主張も書物から学び取ることができます。ハウツーだけに限らず,教科の本質を説いている書物から学ぶことが大切です。
⑤自分の授業を文章にまとめてみる
ぼくは幸いなことに,算数雑誌の依頼を受けることがあります。原稿を書こうと思うと自分の授業と向き合うことが求められます。向き合うことで自分算数授業のあり方を振り返ることができ,さらに文章にしてみるとなおさら,「今の自分の授業」と「なりたい自分の授業」が見えてくることがあります。おそらく,現状維持でいいと思っている先生はこの記事を読んでいないはず。
簡単なメモでもいいから
「うまくいったこと」
「どうしてうまくいったのか」
またはその逆で
「うまくいかなかったこと」
「どうしてうまくいかなかったのか」
「だからどういう手が打てたのか」
を残しておくことが大切ではないでしょうか?
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おわり**
さて,今日は授業外での授業力向上につながるであろう習慣を紹介しました。これまでの僕の手ごたえのある習慣だけを紹介しましたが,すぐにできそうなことありましたか?
何かの参考になればうれしいです。
またいつか「授業中の習慣」も記事にまとめて発信できたらと思います。
今日も 最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でおあいできますように
2020.5.7 世界エイズ孤児デー 博士の日
1908字 がんT