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2024年11月 印象に残ったエンタメ

2024年も残りわずか。寒さも厳しくなってきましたね。私は今、卒業論文の執筆に追われています。いつかはやらなければいけない、とはわかっていましたが、実際に取り掛かってみると大変で億劫です(笑)。早く完成させたい!

学業の息抜き、として2024年11月に印象に残ったエンタメを振り返っていきます。11月も多様なエンタメに触れることができました。それでは、どうぞ。


・(生)林檎博’24ー景気の回復ー

音楽ライブを鑑賞したのはとても久々。いつか行きたい、と思っていた椎名林檎さんのライブに念願叶って参戦することができました。私が鑑賞したのは静岡公演。あれから1ヶ月近く経ちましたが、今もライブで披露された曲を聴いては、楽しい思い出に浸っているのです。

映像美、プロフェッショナルが奏でる音、ダンス、林檎さんの歌唱。すべてにおいて最高。セットリストも、新譜の楽曲を中心にライブの定番曲や事変の曲、まさかのカバー曲など贅沢なラインナップ。林檎さんの作品だと「日出処」が好きなんですが、それに収録されている楽曲が多くて、勝手にありがたいなぁ、と思ったり(笑)。

ライブだからこその、ゲスト出演していた方々とのパフォーマンスも素晴らしかったです。「私は猫の目」のド派手演出、すごかった。映像越し、画面越しで観てばかりいた林檎さんの生の歌唱を目の当たりにして、椎名林檎って実在しているんだ…と思いました。本当に楽しかったなぁ。


・映画「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」

風都探偵が映画化!仮面ライダーWの人気はすごいですね。私がいちばん好きな「仮面ライダー」はWです。アクションやキャラクターたちのカッコよさはもちろん、ストーリーが本当に面白いんですよね。

映画で描かれたのは「ビギンズナイト」、と呼ばれるW誕生の物語。重要人物として登場するのが翔太郎の師匠である鳴海荘吉。仮面ライダースカルとして風都を守る男の勇姿と、彼に降りかかる悲劇が丁寧に描かれていました。おやっさん、めちゃくちゃかっこいいです。声も、容姿も、考え方も、生き方も。スカルのアクションをたっぷり味わうことができて、本当に贅沢な時間でした。


・映画「アイミタガイ」

主人公のもとに届いたのは親友の死の知らせ。生前からの習慣であった親友とのメッセージのやりとりを続けたことから始まった「奇跡」を描く物語です。

感動で泣いた映画は久々でした。すごく素敵な作品です。大切な人が亡くなってしまったことには変わりないけれど、それが人と人、物語と物語を繋いで、大きな幸福が生まれる。前を向くことを肯定してくれる。そことそこが繋がるのか!という伏線回収も、その1つ1つが丁寧で素晴らしい。人の優しさに大いに感動しました。アイミタガイ、って素敵な言葉だなと感じました。


・HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024

Kアリーナの公演をU-NEXTの配信で視聴。天才・宇多田ヒカルの凄さに圧倒されました。生歌がうますぎる。セトリが豪華すぎる。このライブを生で観れなかったのが悔やまれる。最高の環境で披露された楽曲の数々を聴いていると、私は彼女の音楽が大好きなんだなと改めて感じました。

time will tell, traveling, Automaticなど昔の楽曲も、あなた、One Last Kiss、Electricityなど新しめの楽曲も大好き。大好きな曲ばかりで構成された今回のライブは、ずっとメインディッシュを提供してくれているようでした。いつかは、宇多田ヒカルのライブを生で体験してみたい。贅沢なフルコース、生で味わいたい。


・ドラマ「3000万」

ギリギリの生活を送る夫婦があることをきっかけに「3000万円」という大金を手に入れる。そのお金は犯罪から生まれたもので、大金の行方をめぐって人々が狂っていく様を描いたサスペンスドラマです。

生活に困ってる!ということを強調しておきながらなかなか立派なお宅で過ごしていることや、倫理観がバグってしまったキャラクターたちの行動にツッコミたくなることもありましたが、1つ1つの選択肢を間違えていって、どんどん地獄に堕ちていく人間模様は見応えがありました。お金は人を狂わせる… 主人公たちはどこへ向かうのか、ハラハラさせられる展開が続く、面白い作品でした。闇バイト、ダメ、ゼッタイ。


・ドラマ「団地のふたり」

クレイジーなサスペンスドラマを作ることもできれば、「団地のふたり」のような上質なホッコリドラマもできちゃうのがNHKのすごいところ。これも面白かったです。

特別大きな事件は起こらないし、主人公の2人が特別に裕福なわけではない。それでも2人はとても幸せそうで、団地での暮らしがとても輝いて見えた。団地の人々とのコミュニティも温かい。健やかに暮らすことの魅力を教えてくれるような作品でした。互いに尊重しあい、互いに支えあって生きている2人が素晴らしい。定期的にこの2人の日常を見せてほしい。続編希望です。


・ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」

なんとベビわるがドラマに。ベビわるの快進撃すごいな!高石あかりは朝ドラヒロインに決まるし、伊澤彩織も映画出演をきめているし、ちさまひの勢い止まらないな!ちさまひ最高だよ。

ドラマ版で描かれていたのは、映画ではあまり映っていなかった、殺し屋協会の実態や、ちさまひの家族のこと、「生きて働く」ことの難しさ。ちさまひのすれ違いが描かれたジョブローテーション編は本当につらかった… あの職場だったら、誰だって病んでしまうよ。

でも、そんな辛い経験が2人の絆をまた強くした。互いの存在の重要性に気づいた彼女たちは自分たちの正義に基づいて「殺し」を続けていくことを決めた。ちさとが溜めていた感情が爆発して号泣するシーン、ちさとも凄かったし、まひろが慰める様子もすごく素敵だった。アクションだけじゃなくて、ヒューマンドラマの部分もちゃんと見応えがあって面白いのがベビわるのすごいところですよね。この2人の未来はどんなものだろう。いつまでも2人だけの幸せを大切に生きてほしいです。この先続編が生まれるのだとしたら、殺し屋協会とちさまひが対峙する、なんてこともあるのかなと思ったり。2人がいかなる選択をしても、私はちさまひの味方であり続けたいですね。ベビわる最高!


・映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」

こういうコメディ大好き!公務員と詐欺し、相容れない立場の2人が手を組んで巨悪を倒す、というもの。様々な裏切りを経て、最後にはスカッとできる好みのストーリーで、大いに楽しめました。

敵とのかけひき、詐欺のネタバラシなども面白かったですが、個人的にはだまし取ったお金を納税に使う、という公務員としてケリのつけ方が特に良かった。主人公が悪の道に染まりきってしまうわけではなく、あくまで自らの職務を全うしているのだという、正義と悪の塩梅の上手さ。内野聖陽、岡田将生ご両人も流石の演技でした!


いかがでしたでしょうか。以上が2024年11月に印象に残ったエンタメになります。今週末にはM‐1グランプリが控えております。今年のチャンピオンはいったいどの漫才師になるのか。刷新された審査員にも期待したい。審査員のオファーには積極的でなかった若林さんが、審査員を引き受けたということにはたいへん驚きました。この決断を大いに尊重したいですし、その心の内をぜひ、土曜のラジオで聴かせていただきたいですね。

それでは今回はこのあたりで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう。


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