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ちゆ12歳のオタク日記 バックナンバー 2020年6月

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6月に私がnoteに書いた有料記事8本(約4万字)を読めます。後から知った方がバックナンバーを読みたい場合用です。個別に買うと高いので、いちおうご用意しました(定期購読の方よりお…
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記事一覧

ジョージ秋山伝説 その3(完) ~『博愛の人』『捨てがたき人々』など~

この記事は、こちらの続きになります。   『博愛の人』1993年~1996年、ジョージ秋山先生が『月刊ビッグゴールド』で連載したのが、『博愛の人』でした。 歴史上の人物、それも二宮金次郎を主人公にした作品。 それだけ聞くと、なんだかつまらない教育漫画に聞こえますが……。 「良く小学校校庭で見かける二宮金次郎像、あれが金次郎観を誤まらせた原因であると考えられる」 「(金次郎は)大宗教家、大思想家、大革命家、大経済人である」 ということで、聖豚女ラブリンの流れを引き継ぐ

ジョージ秋山伝説 その2 ~『耳鳴りのする朝』『ラブリン・モンロー』など~

この記事は、こちらの続きになります。   『新・日本列島蝦蟇蛙 耳鳴りのする朝』ジョージ秋山先生は、1975年から、『平凡パンチ』で『耳鳴りのする朝』を連載します。 当時、ジョージ先生は32歳。 『耳鳴りのする朝』の主人公も「32歳の漫画家」で、ジョージ先生ご自身がモデルだと思われます。 作中のジョージ先生は、幼少期によく分からないまま友達のチンコを握らされたり、飼っているウサギにカジモドと命名したり……。(※『ノートルダムのせむし男』の名前) 「もともと理由なく生

2008年の思い出(『あたし彼女』『大奥記』など)

大変申し訳ございません。 今月、更新ペースを保てなかったため、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。 以下は、2008年12月の『二次元ドリームマガジン』vol.44に書いた文章の再掲載となります。 ビールもチ●コも生が一番2008年も、冬コミを残すのみとなりました。 今年流行したフレーズといえば、「キラッ☆」や「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」などがありますが、そんな感じで、2008年に印象的だった言葉を振り返ってみようと思います。 まず、名フ

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『突撃!ゲームボーイ』の思い出

大変申し訳ございません。 今月、更新ペースを保てなかったため、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。 以下は、2009年6月の『二次元ドリームマガジン』vol.47に書いた文章の再掲載となります。 必撃連打・百八竜1989年4月21日に発売されたゲームボーイは、今年で20周年を迎えます。 ゲームボーイのライバルといえばアタリ社のリンクス。 80年代の携帯機の分際でカラー液晶を備え、ボタンが2セットあって逆さまにすると左利き用になるといった高性能を誇りますが

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『ロミオの青い空』の思い出

1995年に放送されたテレビアニメ、世界名作劇場『ロミオの青い空』。 その「大人向け」の新商品を展開するプロジェクトの実施が、今年6月に発表されました。 25年前に作監・キャラデザを担当した佐藤好春さん(『となりのトトロ』の作監などでも知られる62歳)が、新たにロミオたちを描き下ろし。 インテリア雑貨やキッチングッズが発売されるみたいです。 こうして、25年も前の作品に新しい展開があるのは、嬉しいですね。 『ロミオの青い空』はファン活動も根強く続いていて、数ある世界名

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吉本興業が漫画雑誌に挑戦して7号で休刊した『コミックヨシモト』の思い出

大変申し訳ございません。 今月、更新ペースを保てなかったため、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。 以下は、2007年10月の『二次元ドリームマガジン』vol.37に書いた文章の再掲載となります。 7号で休刊2007年6月、吉本興業がヨシモトブックスという出版社を立ち上げ、『コミックヨシモト』なる漫画誌を創刊しました。 吉本の芸人が漫画制作に関わっているのがウリで、「原作:島田紳助」「原作:桂三枝」「スーパーバイザー:デーモン小暮閣下」など、有名人がズラ

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寺山修司先生、周富徳さん、富野監督、北方謙三先生の人生相談

大変申し訳ございません。 今月、更新ペースを保てなかったため、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。 以下は、2005年6月の『二次元ドリームマガジン』vol.23に書いた文章の再掲載となります。 島本和彦先生の人生相談人生相談には、回答者の性格が出ます。 たとえば、『炎の転校生』の熱血漫画家・島本和彦先生の「逆境人生相談」なら、「パソコン通信にハマってしまい先月は通信費に3万円かかってしまいました」という相談に、「4万よけいにかせげ!! 1万もうくぞ!!

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クソアーメン! 『トラウマイスタ』の思い出

大変申し訳ございません。 今月、更新ペースを保てなかったため、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。 以下は、2009年8月の『ネットランナー』に書いた文章の再掲載となります。 『トラウマイスタ』とは週刊少年サンデーに連載した『トラウマイスタ』は、トラウマで戦う能力バトル漫画です。 基本は『ジョジョ』形式で、それぞれが心に抱えるトラウマのイメージが実体化したバケモノ(スタンドみたいなもの)を使役して戦います。 主人公のピカソくんは、「鬼」にトラウマを持っ

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「悪役令嬢もの」雑感

今月は、大変申し訳ございませんでした。 当初は、6月になったらビシバシ更新する予定だったのですが……。 6月1日にジョージ秋山先生の訃報を知って、次のような脳内プランを立てておりました。 「6月6日くらいまで、ジョージ秋山先生の話を書く」 「6月12日くらいまでに、二次元ドリームマガジンのコラムを書く」 「それからビシバシ更新して、上旬の遅れを取り戻す」 そして、げんじつ。 「6月15日に、ジョージ秋山先生の話を完了」 「6月×日に、二次元ドリームマガジンのコラムを完

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ジョージ秋山伝説 その1 ~『告白』『ばらの坂道』『ザ・ムーン』など~

6月1日、漫画家のジョージ秋山先生の訃報が伝えられました。 それで、6月1日からずーっと、ジョージ秋山先生のことを考えていました。 魂の巨匠について、私などがいまさら言えることもないのですけど、少しだけ、ジョージ先生の思い出話をさせていただきます。 『銭ゲバ』ジョージ秋山先生は、最初、『パットマンX』『ほらふきドンドン』などのギャグ漫画を描いておられました。 しかし、1970年~1971年、『少年サンデー』に『銭ゲバ』、『少年マガジン』に『アシュラ』というストーリー漫

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