『ロミオの青い空』の思い出
1995年に放送されたテレビアニメ、世界名作劇場『ロミオの青い空』。
その「大人向け」の新商品を展開するプロジェクトの実施が、今年6月に発表されました。
25年前に作監・キャラデザを担当した佐藤好春さん(『となりのトトロ』の作監などでも知られる62歳)が、新たにロミオたちを描き下ろし。
インテリア雑貨やキッチングッズが発売されるみたいです。
こうして、25年も前の作品に新しい展開があるのは、嬉しいですね。
『ロミオの青い空』はファン活動も根強く続いていて、数ある世界名作劇場の中から、『ロミオの青い空』がプロジェクト第1弾に選ばれたのも納得の選択という印象です。
と、そんなわけで、今日は、2004年8月に『ショタ狩り』に書いた『ロミオの青い空』についてのコラムを再掲載させていただきたく存じます。
ショタアンソロに載ることを想定した文章で、あまり面白みがないかも知れません。微妙だったら申し訳ありません。
(以下は、過去に書いた文章となります)
ロミオとアルフレド
1995年、世界名作劇場で『ロミオの青い空』というアニメが放送されました。
見所は、11歳のロミオ君と、12歳のアルフレド君の友情です。
たとえば、二人で夢を誓い合う場面の会話。
「アルフレドならきっと、いつか夢を本当にするさ」
「一人じゃ無理さ、一緒にやってくれるかい?」
「ぼく、力になれるかな」
「ロミオがいなくちゃだめだ」
……ちゆには、プロポーズにしか聞こえません。
劇中でも、アルフレドの妹(「お兄ちゃんは一生私のものよ」と仰るブラコン娘)が、2人のラブラブっぷりに嫉妬。
「お兄ちゃんは、前はあたしのことだけを見ててくれたのに、今はロミオとばっかり話してる!」と怒ります。
そんな妹に対して、
「わかってほしいな。ぼくがどれだけロミオを信頼しているか。ロミオは、自分がどんなに優しいか、少しも気づいていない。本当に大きな勇気を持っているのは、ロミオなんだ」
とノロけてしまう兄でした。
ちなみに、ロミオはロミオで、「アルフレドといるだけで、みんなの胸の中に勇気がわいてくるんだ。本当に強いのは、アルフレドだ」とノロけています。
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