声のボリューム順、間宮祥太朗おすすめ出演映画
フジテレビ系列ドラマ『ナンバMG5』第9話での間宮祥太朗の名演技が忘れられません。ハシヅメです。
それまで「なにも考えずに気楽に観られるいいドラマだなあ」くらいにしか思っていなかったのですが、第4話でこみ上げるものがあり、第9話では完全に泣かされました。
泣かされる予定ではなかったのに。見事に裏切られてしまった・・・。
それからというもの間宮祥太朗出演作を何度も復習してしまっている自分がいます。
間宮祥太朗というえば腹から出る声。ということで、彼の出演映画からおすすめしたい5作品を声のボリューム順に書いていこうと思います。
順序が下に行くほどビッグボイスになります。
声のボリューム★:ほぼ蚊が鳴く程度
『ホットギミック ガールミールボーイ』
少女漫画原作の作品です。間宮祥太朗はほぼウィスパーボイス、というかほぼ蚊が鳴く程度。いつもの腹からの発声はどうした。でも他の作品とは全く違う間宮祥太朗が観られます。
こちらは映画『溺れるナイフ』でおなじみ山戸結希監督の作品ですが、本音を言ってしまうと、私はストーリーにあまり共感できませんでした。
ただ、映像が素敵です。細かく多数刻まれるカット割や突然の静止画、色彩の協調、ハーフサイズ映像など山戸監督ならではのエモーショナルな映像がとても魅力的。ひとつひとつのシーンが、10代の頃のあの刹那的な瞬間を切り取っているかのように感じられます。
小声で話す間宮祥太朗の色気もすごいです。
声のボリューム★★:図書室で怒られない程度
『殺さない彼と死なない彼女』
ジャンルとしては青春ラブストーリーという名前で分類されるのかもしれませんが、その名前だけで簡単に括ってしまうのが憚られるほど、落ち着いていて、優しく、そして切ない映画です。
嫌なことや辛いこと、死にたくなってしまうようなことがあったとしても、まるで誰かが寄り添ってくれているようで。心がゆっくりとあたたかい熱で満たされる作品。紹介している5作品の中で、私が最もおすすめしたい一本です。
「お前が死んだら、俺はちょっと変わるよ」
観終わった後、鹿野(桜井日奈子)に小坂(間宮祥太朗)が言ったこのセリフが、じんわりと心に残り続けます。
声のボリューム★★★:日常会話程度
『Red』
直木賞作家・島本理生の同名小説を映画化した作品。
間宮祥太朗が演じるのは不倫をされる側の夫・真。「された側」というと被害者的な印象がありますが、実はこの真が結構ひどい。自覚も悪気もなく、妻・塔子(夏帆)の心を蝕んでいきます。
ともすれば不愉快になってしまうこの役柄も、間宮祥太朗が演じることでなぜだか憎みきれない人物に仕上がっているところが不思議です。
余談ですが、私は映画の中の真と完全に同業者なので「こんな豪邸に住めるほどのお給料をいただける業界ではないから、やはり実家の資産が・・・」などと下品なことを考えてしまいました。
声のボリューム★★★★:作品全体での、総合ビッグボイス
『帝一の國』
出演陣が豪華すぎることで話題の『帝一の國』。野心が減退していると言われる若者世代でありながら、身を削ってのし上がっていく学園政権闘争コメディです。
個人的に、これは学園物ではなく政治映画だと思っています。
メインキャストの6名それぞれが主演級の実力派揃いですから、コメディでもっとも重要な「テンポ」も良い。6人の振り切った激しい演技は観ていて飽きません。
間宮祥太朗が演じるのは富豪の家に育ったハーフ・氷室ローランド。かなり現実離れした役柄ですが、なぜだか金髪の長髪が妙にマッチしていて説得力がありました。コミカルでありながら哀愁漂うローランドに間宮祥太朗がぴったりとハマっていたと思います。
でも実は私が一番特おすすめしたいポイントはエンドロール。主人公・帝一(菅田将暉)の幼馴染・美美子を演じた永野芽郁がダンスを披露しているのですが、これが本当にかわいい。もう誰よりもかわいいんです。
特別版と称したこのダンス映像をYoutube上で公式に観ることができます。
声のボリューム★★★★★★★★:電車レベル
『トリガール!』
映画『東京リベンジャーズ』でおなじみ、英勉監督作品。琵琶湖で繰り広げられる鳥人間コンテスト選手権大会を題材にした、スポーツコメディです。
主人公のゆきな(土屋太鳳)と人力飛行サークルの先輩・坂場(間宮祥太朗)がペアを組み、『琵琶湖のてっぺん』を目指すというストーリーです。
映画の見どころはこのふたりの口喧嘩という名の掛け合いなのですが、本当に息ぴったり。大きめの音量で差し込まれているBGMに負けないほど大声で罵り合います。
映画中盤のふたりのダンスシーンは、正直意味不明なのですが、リピートするほどクセになること間違いなしです。私は20回は見ました。
他にもおすすめしたい映画はありますが、きりがないのでここまでにします。
間宮祥太朗はドラマ出演も多いので、いつかそちらも語ってみたいと思います。