教員を増やしたいのなら、完全週休3日制にすればいいじゃない!
どうも、マリーアントワネットです。(嘘)
連休最終日だからこんなことを言い出したんじゃないのかと思われる方がいるとは思いますが、実は前々から取り入れたら良いのではと思っていました。
私は現在の職場に対して【給与面以外は】特に不満を持っていません。
勤務校の核になる教育プログラムを運営する教務兼選抜クラスの副担任業務(主にインターナショナルの先生の日本語業務サポート)は非常に責任があり、かつやりがいがあります。
比較的(←ここが重要)英語でのコミュニケーションもでき、通訳もよく任されています。
IBDPの言語と文学をHL,SLクラス両方持っていて、かつ高3の古典探究を4クラス、高1の現代の国語も1クラス待っています。
書いてみて再認識しましたが、多分日本で唯一の授業担当の仕方でしょう。
生徒に誘われて生徒起案の部活の立ち上げに携わり、顧問としてそこそこ部活の成功をサポートできています。そこそこの人数を抱える縦割り型総合学習のグループの代表生徒にスカウトされ、そこの統括部門を手伝っています。
このように自分の仕事を言語化した場合、適切な評価を受けていればあと年100万以上貰えるんじゃないかとは思っているので給与面は「不満」です。
とはいえ、100人を超えるスタッフを抱える学校で給与面のベースを上げるのは不可能でしょう。
教育は非常に重要であるのにも関わらず、現状自前でお金を生み出すことができず、「お金をかけるべき」という通念が一般的では無いからです。やりがい搾取による定額使いたい放題の末路が昨今叫ばれている教員不足問題です。
この問題を解消して、クリエイティブな人々が教員になりたいと考える社会を実現するうえでタイトルの通り「完全週休3日制にすればいいじゃない!」と考えているのです。
学校を週4日制にするという意味ではありません。現在の学校週5日制を保ちつつ、スタッフは週4日出勤でも良いとする制度を作っていくのです。
前の学校は全寮制で週7日で回っていたのですが、教員は完全オフ1日、午前オフ午後オフ各1日の合わせて週休2日でした。
この形態のように相当な調整は必要ですが、時間割や仕事スケジュールの組み方次第で週4日制が実現しそうだという感覚を持っています。
給料が増やせないなら、働く時間を減らして相対的に時給を上げよう作戦です。
イギリスっぽくていいと思う。
理想は単純に1日分(8時間)の労働をまるっと減らすことですが、難しい場合には選択的週休3日制度でも良いと思います。
自分の場合、通常8時15分出勤17時15分退勤の週5日40時間勤務(毎日休憩1時間含む)ですが、7時半出勤18時退勤の週4日38時間勤務でも良いと思っています。
週あたりの労働時間について必ずしも40時間必要とは思わないので、この辺の見直しも図られれば良いと思います。
残業代を適切に払うというアプローチも重要ですが、もっと抜本的に教員の労働形態を見直し、クリエイティビティを発揮できる環境を整えることで、生徒にとって魅力的な実践が増え、そういう実践ができる教員になりたいと考える人が増えることが理想だと私は考えます。
どこかの私立や国立大学附属、試験的な取り組みが許される特殊な公立学校で取り組んでほしいと思います。