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【イベントレポート】「探究学習の最前線」第一弾「エクセレンスと探究する学び」【藤原さとさん登壇】

2022年度から新学習指導要領に基づき、高等学校では「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」と名称変更されるほか、これまでの主要教科でも「古典探究」「日本史探究」「理数探究」…と探究学習が導入されます。

タイガーモブも、これまで中学・高等学校をはじめ50を超える教育機関にグローバル探究カリキュラムを導入してきました。探究カリキュラムを通して、たくさんの生徒が自己変容を遂げ、アクションを起こし、社会を変えようとする姿を見つめてきました。
一方で 教育機関の方々や現場の先生方からは、探究学習の進め方が分からない、何をテーマにすればいいのか分からない、生徒を熱中させるのに苦労しているなど、戸惑いの声を聞くこともありました。

そこで、「探究学習の最前線 ~トップランナーの実践に見る、時代を切り拓く学び」と題し、
◉なぜ今「探究」なのか?
◉これまでどのような実践をしてきたのか?
◉探究学習をする中での子どもたちの変化は?
◉これからの授業はどのように実施されていくのか?
などなど…、実践者のリアルな声を聞きながら「探究学習とは何か?」を探るオンラインイベントを開催していきます。

イベント概要

1回目となる今回は、2022年2月4日(金曜日)に『「探究」する学びをつくる-社会とつながるプロジェクト型学習』(平凡社)の著者である藤原さとさんをゲストスピーカーとしてお迎えし、探究学習の在り方についてお話しいただきました。

アーカイブ動画は、タイガーモブTeacher’s Communityに参加していただくと、ご覧いただけます。コミュニティへの参加方法はこのページ下部のフォームよりお申し込みください。

【登壇者紹介】
一般社団法人 こたえのない学校 代表理事
藤原 さと

藤原さとさん

日本政策金融公庫にて中小企業・新規事業融資に従事後、米国留学中に国際労働機関(ILO)のマイクロファイナンス部門で少額融資のスキームを調査。帰国後、ソニー(株)本社経営企画管理・戦略部門で、海外企業との共同開発、技術・資本提携等のプロジェクトに携わる。
長女出産後ヘルスケアコンサルタントとして医療機関再生、地域包括ケアシステムの構築サポート、ミャンマー保健省と協働した現地乳がん検診事業立ち上げのリード等を行う。2012年度都内区立保育園父母会長。2014年に「こたえのない学校」を設立。2014年から2017年までアメリカ在住。2018年経産省 「未来の教室」事業で世界屈指のプロジェクト型学習を行う米ハイ・テック・ハイの教育プログラムを日本に導入。慶應義塾大学法学部政治学科卒・米国コーネル大学大学院公共政策学修士(M.P.A.)著書に『探究する学びをつくる-社会とつながるプロジェクト型学習』(平凡社)、『ラクガキのススメ(共同執筆)』(あいり出版)

タイガーモブ株式会社 COO
中村 寛大

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組織コンサルタントとして、採用活動、組織開発コンサルティング事業などに取り組み、エグゼクティブプランナーとして経営に参加しつつ、新規事業開発案件やM&A案件なども手がける。その後、ECベンチャー企業で執行役員として経営に参画。マーケティング、商品開発、財務・経理などを経験。
キッカケとなる体験・経験の価値を身をもって感じ、タイガーモブへジョイン。
タイガーモブでは、事業全てに責任を持つ何でも屋。クラーク高校での講師をはじめ、中学・高等学校のグローバル探究カリキュラムの設計、導入、コンサルティングを手掛ける。

イベント内容

今回のイベントは、学校の先生を中心に150名を超える方々からの申し込みをいただきました。
当日は、小学生向けの探究型キャリアプログラムのほか、大人たちが探究を探究するプロジェクトチーム「Learning Creator’s Lab」を主宰するなど、数々の「探究の場」に携わってきた藤原さとさんより、「エクセレンスと探究する学び」というテーマでお話いただきました。
その後、藤原さとさんと、タイガーモブCOOの中村寛大のトークセッションを行い、実践的な学びを展開してきた2人の対談を通して、探究学習についてさらに深く掘り下げていきました。
最後は2人への質疑を通して、探究学習の実践についてさらに深めていきました。

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講演は、藤原さとさんの「子供・生徒をどのようにみていますか?」という問いから始まり、ピアジェの「発達とは『漸進的な均衡」である」「人間の行為は再調節と均衡化のメカニズムで成立する」という言葉から、人の発達や成長についての捉え方を、藤原さん独自のメタファーや実践からの知見を交えてお話いただきました。
その後、藤原さんの中学生のお子さんの読書感想文の宿題を例に挙げ、探究学習における「エクセレンス」について、真正な学びとは何かについてお話いただきました。
藤原さんの「ものの見方を勝手に決めつけないで」「物差しを押し付けないで」という言葉が印象的で、子供たちが世の中と交渉しながら自分を作っていくために、本当に必要なことは何なのか、を考えさせられる内容でした。

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藤原さとさとタイガーモブCOO中村寛大とのトークセッションでは、教育における「楽しさ」や本物に触れることの大切さや、道なき道を子供たちが歩んでいくために先生や学校にとって必要なことは何かなどについて語っていただきました。

質疑応答では、探究学習の授業を運営していく上での具体的なポイントや悩みなどについて、たくさんの質問をいただき、お二人には終了時間を過ぎても答えていただきました。

参加者の声

・「楽しい」が先に来るような仕事をしたいと心より感じました。参加できてよかったです。ありがとうございました。

・道なき道を悩みながらも進んでいく背中を生徒へ示す大人でいたい。

・探究は不安があって当たり前! 自分の不安が少し解消された気がします・・・

・来年から高校のカリキュラムに入る『探究』というとどうしてもかしこまった構えをしてしまいがちだが、色々な実践を聞いてもっと気楽に取り組んでも良いものかと感じた。使役形『〜させる』という時に一度立ち止まって考えてみることの重要性、言われてみればなるほどと膝を打ちました。ありがとうございました。


まとめ

イベントにご参加いただいた皆様、ご講演いただいた藤原さとさん、ありがとうございました。
藤原さんのお話を聞いていても「総合的な探究の時間」はとても大きな可能性を持っていると同時に、そのカリキュラム設計の方法や運営方法は、まだまだこれから作り上げていくものなのかなと思いました。
タイガーモブでは、これからも探究学習に関するイベントやプログラムを実施し、実践者からの学びの機会をご提供していきます。

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これからの教育を担う先生や教育関係者とともに探究学習を共に考え、実践していく「タイガーモブ Teacher’s Community」を立ち上げました。

タイガーモブ Teacher’s Communityとは
中学・高校を始め各種教育機関にグローバル探究プログラムを提供するタイガーモブが運営する、自分らしく生きていく社会と教育の実現のために、探究的な学びの実践機会を提供することを目的に立ち上げられたコミュニティです。
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参加資格:
・新しい教育や学びの形を模索している先生
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参加方法:

コミュニティ参加をご希望の方はこちらよりお申し込みください。後日メールにて参加のご案内をお送りさせていただきます。(参加無料)


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タイガーモブでは、中学、高等学校をはじめ各種教育機関向けに、地球規模で実践するグローバル探究カリキュラムをご提供させていただいております。

探究学習への注目の高まりとともに、各種教育機関の皆様と提携させていただく機会も増え、これまで50以上の教育機関、延べ3,000名以上の生徒の皆様に、数日〜1年間のカリキュラム、講義を行ってきました。また、大学の単位認定プログラムとしても採用されています。

タイガーモブは、海外インターンシップや海外研修で培ってきたネットワークや企画力、ファシリテーション力をベースに、世界を舞台にした探究学習をサポートします。

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