
“愉快なオトナたちのリアル講義"〜COGA Part1〜中編
高校生によるオトナたちへのインタビュー第14講
見た目はほぼほぼジョニー・ロットン!野望に向かってカッコいいを追求する”ミュージシャン”COGAによるリアル講義
前回に続けてタイで活動するバンド THE GREEDのボーカルCOGAさんの思考を聴き解く今回のインタビューは〜COGA Part1〜。Part1はタイに行くまでの波瀾万丈な物語。そんなプロフェッショナルの思考法をここに書き留める。
5,Hip-Hop

渋谷でチーマーやってた時に、センパイがアメリカ行って帰ってきて。アディダスの上下ジャージにバスケスニーカー履いて、バンダナ後ろポケットに下げてドゥーラグをつけてアメカジで登場したんすよ。
センパイそのカッコなんすか。
これからはギャングだから。って、ギャング知りたいならこの映画観ろってカラーズってLAギャング映画を教えてもらって。
ヒップホップが流れてきて、中学1年の時に衝撃を受けたピストルズとおんなじ衝撃が今度、ウェストコーストの黒人ギャングを見て受けて。こういうカッコいいオシャレな違う不良もいるんだって、影響も受けてましたね。
6,オリジナルバンド

ローディーもバックれちゃったんですけど、自分は人懐っこいタイプというか。1バンドだけのローディーだけじゃなくて、レーベルの10バンドくらいのボスがいて。
そのボスが兄弟分関係みたいな仲良かった人がXのYOSHIKIさんで、Xはエクスタシーレコードのトップで関東の方で。関西はフリーウィルってレーベルで頂点が当時大阪出身のカラーってバンドで。東のX、西のCOLOR。
自分らは関西系の人たちのレーベルに1番下っ端で入ってて、バックれちゃったバンド以外でも連絡とれるバンドっているじゃないですか。それで、ライブ観に行ってもいいっすかって観に行って関係は繋ぎ止めてたんです。ボスにも可愛がられてたから、めちゃくちゃ。
オリジナルバンドも始めて、ライブハウスはどこ頼ればいいってわかんないからその人たちを頼るんですよ。ライブあったら出させてくださいって。
今うちのグリードでベースしてるisaoはそのオリジナルバンドでメンバー募集した時の最初のベースで。今となっては、またバンコクで一緒にバンドやってるって、この話してても変な巡り合わせだなって思いますね。地元もタイにきたタイミングもほとんで一緒で、何が起こるかなんてわかんないもんっすね。
7,コンセプト

いろんな音楽聴くので、普段から善くも悪くも。
ミクスチャーってロックとラップの融合とかパンクのメロディックなものとか、たくさん音楽でそういうのがちょうど出てきて。
オリジナルバンド始めて、ファンもいないしお客さんも全然だし、固定客なんかもゼロだし。それでも出れそうなライブには全部出ながらもお金だってないし。
自主CDやデモテープっていろいろ出して、精力的に活動してて。
俺のコンセプトが、ヤンチャしてた頃は週末に街に出て楽しい金土日だったんで、敢えて楽しい週末に渋谷のスタジオに入るんすよ。でも渋谷のスタジオの目と鼻の先では、同い年の子たちがセンター街なんかで楽しんでるわけですよ。
その間に黙々と練習して、将来設計をすっるってのがコンセプトでしたね。
その方が音楽に向かって立ち向かっていけたんで。
ずっと続けてて、徐々に10人20人とバンドを好きになってくれる子が増えて、仲良くなってくバンドも増えてきて。自分たちのバンドとしてのコミュニティもできていくんすよ。ローディーしてた時の上の先輩たちのバンドもいろいろと消滅していって、中にはあの頃から今もトップ張り続けてる人もいるんすけど。
よくもテメェあん時バックれやがったななんて言ってくる人も居なくって、上の人たちも可愛がられるのもうまかったんで。
1年が過ぎ、2年が過ぎ。楽しくてまだ夢見てるわけですよ。
夢見てる人ってスポーツ選手でもそうだし、なんか根拠のない自信があるんすよ。俺は絶対やれる。俺ならできる。俺も例に漏れずそんな感じだったんすよ。
そんな中で現実的になってくヤツもいれば、何歳なってもやったる!ってヤツもいて。
それはどっちでもいいんすけど、憧れた人たちが東京ドーム5万人とかやってるから、やっぱり自分はそういうとこを見ていく。アンダーグラウンドで本当に自分たちの音楽をわかってくれるヤツが10人でもいればそれで良いって人もたくさんいて、それも美学でカッコいいんすけど、どっちかというとメジャーに憧れた人間なんで。はい。
次回、後編!乞うご期待!
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