【詩】グッバイ

暗い暗い暗い

誰かが助けてくれるのを期待する

深海の海

息が苦しくて泣き出しそうな私を掴む腕

あぁ、やっぱり君が助けてくれるんだ

暗い暗い暗い闇の中でも、きっと助けてくれるんだその華奢な腕

私がいくら暗闇に紛れようとも助けてくれるんだその腕

信頼してもいいのかな

何度も救ってくれたし

でもそこで信じると終わりなのです

人は所詮独りの生き物

でも助けてくれるのはなぜだろう？

わたしを救わないで

そのまま海に沈めてほしい

最期は助けてくれないんだね

そのほうがよかった

安心して

遠くに行けるよ

グッバイ青春

君も同じ気持ちだよね？

深く深く堕ちていく

もう二度とこの世界にもどってこないように

グッバイみんな

一足先に

幸せになるからね

おやすみ

世界

俺がいなくても歯車は回る回る

全世界にグッバイ

もうすぐ迎えがくる

みんな幸せに