【詩】消せないメール
消せないメールが一つだけある
あの日
俺たちが終わった日のメール
君が俺に向けて放ったその言葉
一言じゃ言い足りない
「大好きだったよ。ありがとう」
君の言葉は過去形だったね
俺も大好きでした。
どうして素直になれなかったんだろう
どうして突っぱねてしまったんだろう
どうして支えてやれなかったんだろう
後悔しても先へは進めない
俺は進まなければならない
「ホントにありがとう。感謝しています」
最後の最後のメールを
俺は削除できずにまだ持っていた
もう少し、前に進めたら削除します。
――それまでは、一緒にいてほしい
「さようなら。ありがとう」
俺からの、返信
2014年03月02日の作品
消せないメール というお題での企画に参加したもの。
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