LINEバックナンバー(2019年11月配信)
【11月1日】
おはようございます。
今日は「11月のご案内について(宣伝)」です。
11月ですね。いよいよ推薦入試・AO入試が始まります。2019年度の入試の開幕です。パラパラと合格者が出てきます。
2019年も残り2ヶ月ですので、心に余裕を持って過ごしていきましょう。
2019年のうちにやっておきたいことを12月になってから焦って始めるのでなく、11月中にやっておくと12月はラストスパート!と飛躍できるのではないでしょうか。
さて今月は生徒からの質問へのアンサーです。
質問
1ヶ月無料だったら、12月のセンター前とか1月の直前に申し込んだら無料期間で合格して終わることになるんじゃないんですか?
答え
そうですね。完全に赤字です。
ただそこで作られた絆は消えません。一度関わりのできた生徒は私たちにとって特別な存在になります。
合格はゴールではなく、あくまでスタートです。合格してからも学びは続きます。学びたいときにはまた来ていただけたらなと考えています。
Education Salon OSAKAは11月も生徒を募集しています!
寒さと共に、受験に向けて不安になってきている生徒が増えてくる時期です。
今の学習や、今の自分に不安のある方、もちろん、定期テストで高得点とりたい方や、数学が苦手な方も、こそっとLINEしていただけますと相談に乗ります。
気軽にLINEして下さい^ ^
Education Salon OSAKAのnoteです。バックナンバーも公開しておりますので、是非。
https://note.mu/thug_life
【11月2日】
おはようございます。
今日は「見ようぜ!海外ドラマ!」について。
「見ようぜ!海外ドラマ!」というCMを目にしたのですが、いやいや国内ドラマ見ようぜと。
国内ドラマを応援してるわけではないのですが、海外勢に押し込まれたらどんどん内需が小さくなり、さらに衰退していかないでしょうか。まぁ海外ドラマ面白いですもんね。
日本のテレビ番組はテレビ放送が始まった昭和40年でだいぶやり尽くした感があります。YouTubeやNetflixといった海外勢の方がエンタメとしての面白さは上になりました。というよりエンタメの楽しみ方が変わった、個々人の時間の奪い合いが激しくなったということでしょう。
テレビが面白くなくなったのはユーザーの声を聞きすぎた、温泉の衰退と同じです。ネットにいる同調圧力や空気といった風紀委員の声を聞きすぎたため、昭和40年の頃のCMのような意味不明さが見られなくなりました。どの番組も芸人が出てきて、コンプライアンスおばさんを気にするような同じものに収束していきました。
テレビの評価はどんどん下がってきています。5Gの津波をどのような形で乗り越えて、令和の時代と共存するようになるのか。想像ができますか?
【11月3日】
おはようございます。
今日は「自分の頭で思考できない人間多すぎ問題」について。
ある目標や問題があったときにどうすればいいかわからない、そもそも問題設定ができないなど。これまで言われている通りに過ごしてきたから、自分自身の進め方が見つけられないという方は多くいます。これは進学だけに限らず、自分のキャリアデザインについても同じです。
レールに乗ることしかできないから、決め付けて欲しい。そこでうまくいかなかったら、決めた者の責任にできるからという処世術なのでしょうが、決めた者は責任を撮るポジションではなく、自己責任でしかありません。
正解が失われたにも関わらず、まだみんな正解を求めすぎるあまり動けなくなっています。ネットでは好きなことをただしてればいいとあり、学校では何も考えずに勉強して高得点さえとっていればいいと感じてしまい、何を信じて進めばいいのかがインターネットによる情報の民主化で多様になりました。
「多様」がこれからのキーワードです。しかし、多様性という言葉自体学校ではあまりディスカッションが行われません。この事実自体が現状を表していると言えないでしょうか?
【11月4日】
おはようございます。
今日は「動画革命」について。
最近、動画革命、YouTube革命と言われるほどにYouTubeが盛り上がっています。レイトマジョリティとなることを承知で有名人のYouTubeチャンネルの開設が増えています。動画時代がくるとは言われていたものの、こういった形でみんな乗っかることになるのは想定外でした。NHKをぶっこわーすとかはYouTubeの広告収入で賄っておられるので、あの政党、あの方法は今だからこそできたとも言えます。インターネッ党の時ではまだ届かなかった、早すぎたのでしょう。5Gの通信網が日本中に敷き詰められるようになると、この動きは加速するでしょう。
面白いのは多くの人がYouTubeを見る時間はあるのに、本を読む時間はないという点です。YouTubeの方が楽しめるからでしょう。どちらも一長一短あるでしょう。YouTubeを見る時間があるのならば、現行のカリキュラムは多すぎるという声を届かせることは難しいかもしれません。
東大の授業であってもタダで見られるような便利な時代になりました。Education Salon OSAKAも動画の投稿を近々始める予定です。(乞うご期待)
【11月5日】
おはようございます。
今日は「ゼミは大切」について。
大学で行われるゼミ。あれが一番実践的な学習方法です。高校までの学校教育だときちんと機能したグループワークになるのでしょうか?グループワークは難しい営みですので、偏差値教育には不向きな方法かもしれませんね。
高校までの教育の見えないカリキュラムの一つに進路の決定が挙げられます。しかし、進路の決定が行われてからは「大学生になってからやりなさい」と受験勉強ガーという理由から、自分の興味関心はお預けされます。大学生になるまで進めてはいけないルールなんてありません。受験勉強も行いつつ、自分の研究や自己分析、アカデミズムの世界に片足浸かっていいじゃないですか。大学生になってから、自由な時間の貴重さも学べるのではないでしょうか?
また、同じテーマに関して、他人とディスカッションする機会は貴重です。学校教育でディスカッションやディベートを行ってこなかった結果、喋れない人間が増えています。
定期的に集まって、リスペクトの溢れる環境の元で、個々人が自己研鑽する環境って美しくないですか?
【11月6日】
おはようございます。
今日は「東京にいないと東京の文脈がわからない」について。
現地に行かなければ、その街の空気感や課題がわかりません。通勤ラッシュの不快な気持ちは1回だけの体験ではエンタメにしかなりません。住んでみて、毎日あのラッシュを経験するからこそ、どれほど苦しいかがわかります。
これは理論の話ではなく、温かみや街の空気感や人間関係といった体験や経験の話です。行かなくても、話だけでわかるよーは嘘です。その前の文脈がわかっているからです。グルメリポーターのコメントでは味までは伝わらないということです。
東京と上で書きましたが、これは地方でも同じです。地方と東京や大阪と言った都心部を同じ文脈で考えることはできません。東京都では保育園は足りないですが、地方では余っています。地方には地方の、東京には東京の異なる課題や背景・歴史・伝統があります。
その上で今、日本として最も勢いがあるのは東京です。この盛り上がり方は行って、入って、参加することでしかわかりません。ジャマイカの風と同じです。皆さんはジャマイカの風がどんな匂いかわかりますか?
【11月7日】
おはようございます。
今日は「世界の〇〇」について。
皆さん「世界の」という枕詞の続きは何を連想しますか?世界のトヨタ?世界のTOTO?
やっぱり世界のMighty Crownですよねー!「世界の」という冠が真に似合う数少ない日本産アーティスト、生きた伝説です。
Mighty Crownはレゲエの本場であるジャマイカで行われているサウンドクラッシュというレゲエミュージックの大会で6度も優勝しています。ジャマイカの大会で日本人が優勝することの難しさがわかるでしょうか。サウンドクラッシュはレゲエの音楽の相撲みたいな戦いです。曲とMCとスピーカー(アーティストがスピーカーを持ち込むところがポイントです)でいかにオーディエンスを盛り上げられるかの相撲です。
ジャマイカはまだまだ発展途上国ですので、道路や住宅から法整備までまだまだインフラが整っていません。そんな中に日本人が行っても「なんだあのジャップは」と馬鹿にされるだけです。圧倒的逆境であるにも関わらず、自分たちのサウンドだけでお客さんを黙らせて、沸かせて、認めさせた。
世界に誇れる日本のMighty Crownです。かっこよすぎませんか?
【11月8日】
おはようございます。
今日は「アートのマーケットが伸びている」について。
現在、グローバルではアートのマーケットが伸びています。日本にいるとあまりそんな感じしないですよね。
昨年、グローバルアートマーケットは6%成長し、674億ドルに達しました。米国は最大の市場としての地位を拡大し、英国は中国に次ぐ第2の市場としての地位を取り戻しました。オークションの売り上げが伸び、オンラインのアート市場が過去最高となる60億ドルに達しました。米国のコレクターは50歳以上が大半でしたが、アジアではミレニアル世代が増えてきています。このレイヤーの消費力は重要です。継続性が望めます。
スマホが進んで、高品質な大量生産モデルの商品がいつでもどこでも手に入るようになった結果、一点モノやキレイすぎない人間的な血の通ったモノに惹かれるようになったのでしょう。時間と金を手に入れた結果、人は遊び始めるの典型例ではないでしょうか?
アートに触れる機会が増えることはいいですよね。日本でもスーツを廃止とする企業がパラパラと出てきました。生活に「美しさ」という感覚が入ることは心の豊かさに繋がりませんか?
【11月9日】
おはようございます。
今日は「とは言え大阪もでっかいよね!」について。
この国でグローバルとして生きられているのは東京だけ、などと東京に出ることを推奨していますが、大阪の大きさに圧倒されることもあります。学生の時から大阪に縁を持ち、大阪で暮らすことに慣れてしまっていますが、まだまだ知らない場所は多いです。貴志駅周辺なんもない感覚をまだ知りません。
グランフロントから見渡す大阪の街は名古屋に比べると大きすぎます。山手線は各駅が梅田ですが、3番都市である名古屋は梅田規模ですらありません。やはり都市の顔となるのはその地名の看板を背負った駅です。名古屋駅は小さすぎます。天王寺よりも小さいのではないでしょうか。またデザインも大阪駅の方が圧倒的にかっこいいです。阪急梅田もJR大阪も異なる佇まいで、差別化されています。
東京は圧倒的です。大阪では敵いません。しかし東京を支えているのは事実上関西人です。例えばイオン。今イオンは幕張に本社がありますが、スタートは野田阪神です。
都市を作るのは人です。ぼくたち一人一人がコミュニティの維持のためにできることはまだまだあるはずです。頑張ろう大阪。
よーお!うーちまひょ!
【11月10日】
おはようございます。
今日は「距離の近さ」について。
教員や大人との距離の近さは大切です。生徒数÷教授数で得られる、教授一人あたりが抱える生徒数が私立大学に比べ、国公立大学は圧倒的に少ないです。つまり国公立大学の方が面倒見がいいということです。(その分、行政が管轄しているので私立大学に比べて、変化の対応のスピードは遅いです。)
教員1人に対して生徒数300人のようだと目が届きません。授業中にマリカーしている生徒を見つけてもいちいち注意してられないということです。これは駿台や河合塾でも当てはまります。教員と生徒の距離が遠すぎて、言葉が届きません。大手になればなるほど、大多数に届くように最適化されますので距離は離れていきます。代わりに別の場所でも同程度のサービスは受けられます。日能研さんはこの形です。
進路や塾や習い事を考える時に、先生との距離の近さは重要になります。身近に相談できる大人がいるというだけで力強くないですか?だからこそ一人ひとりのテーマに合わせて学習を進められる国公立大学のゼミは貴重です。最たるものが個別指導ではないでしょうか?
【11月11日】
おはようございます。
今日は「常に考え続ける」について。
インプットばかりではダメだ、アウトプットの方が大切と言われるようになってだいたい3年ぐらいでしょうか。確かにその通りでしょう。
アウトプットの強化は、同時にインプットの強化でもあります。ある情報を仕入れた時(インプットした)に、それをどこか別の場所で同じように話す(アウトプットする)ということで1セットです。しかし、そのアウトプットの前に「なんでそうなのだろう」「なんでこれは動いているのだろう」と毎日考えておくことが大切です。これはインプットであり、アウトプットでもあります。
様々な物事において「それはこういうことなんだよねー」とある程度答えられるようにしておくといいのではないでしょうか?つまり常に考え続けておく。多くの受験生や学生と話していると、本当にナナメ上の質問が飛んでくることがあります。それでも常に思考して準備しておくと、ある程度は処理できるようになります。
つまり、インプット→自分の内部でアウトプット(分析、分解)→外部にアウトプットがいいのではないでしょうか?
【11月12日】
おはようございます。
今日は「捻り出す」について。
無理矢理にでも出す、捻り出すことは大切です。
決めることが困難な場面でも強引に決定して、コマを進ませていく、ダメだったら、コマを戻してやり直すだけです。失敗からアドリブ力もついているでしょう。これを繰り返していくうちに感覚が研ぎ澄まされて重要な決定が行えるようになります。占いは統計学に基づく科学的判断と考えておられる方もいるでしょう。それはそれで正義なのでしょうが、意思決定を外部に委ねていることには変わりません。意思決定を外部に委ねているうちは自己が強くはなれません。無理矢理にでも捻り出して意思決定し、その責任を背負う。Education Salon OSAKAのスタートも無理矢理な意思決定から始まりました。
このLINEも捻り出しています。タイトルだけメモっておいて、その場でばーって書いています。
「思いは誰にも負けません!」と言っている学生や大人で長続きしている覚えはありません。手は動きますと言っている方が長続きします。
1行でも1問でも構いません。手を動かそう。
【11月13日】
おはようございます。
今日は「ヨドバシカメラ方式がベストその1」について。
ぼくはコンビニの深夜営業、24時間営業はしてた方がいいと思うのですが、アンケート調査によると半数以上の方が「見直した方がいい」としているそうです。どうしてなのでしょうか。
ぼくのように朝早くから出て、終電で帰るような生活をしている方にとって24時間営業のコンビニはライフラインです。「みんなお前みたいに遅く帰んねーよ」わかります。しかし明るく光っている場所がてんてんとそこにあるのは治安上の安全や安心に繋がります。これがすべて真っ暗になった時の不安感は強そうじゃないでしょうか。逃げられる場所が簡単にある。24時間、いつでも光っているというのもコンビニエンスの一つです。
また24時間営業のコンビニエンスストアは日本の一つのカルチャーです。インバウンドの方は24時以降にお酒が買えることが嬉しいそうです。海外だと深夜には日本のように簡単にお酒もおつまみも買えません。緊急のトイレとしての機能も便利です。これらのインフラが失われることは大きいです。そこまで考慮した上で「気の毒だから」と言えるでしょうか?着地するのは「ぼくはそんな時間にはもう寝ているので、深夜営業や無休営業は可哀想だよ」と「ぼくは深夜まで働いているので、深夜まで営業していないと困る」の個人的イデオロギー対立になり、結論は得られません。
【11月14日】
おはようございます。
今日は「ヨドバシカメラ方式がベストその2」について。
コンビニの24時間営業、無休営業は確かに見直しは必要でしょう。都内だとコンビニがやっていないと12時以降にお酒が買えないから困るという声が多いそうです。都内や大阪の都心だと集客が見込めるので24時間営業していて問題ないと思いますが、地方となるとお客さんもあまり来ないのでしたら6軒に1軒ぐらいでいいのではないでしょうか。効率化はした方がいいです。
ぼくはヨドバシカメラ方式がベストだと思っています。ヨドバシカメラは店にある商品だと24時間いつでも買えるのですよね。ネットで商品の在庫を確認して、ポチってから店舗に取りに行く。店舗に取りにいくまでの30分の間にヨドバシのスタッフが商品を探して受け取りカウンターまで持ってきておく。支払って受け取る、という方式です。
この方式でしたら地方の全店舗24時間営業である必要はありません。地方はモータリゼーションが進んでいるので、コンビニにいく手段は車です。ですので、ヨドバシカメラ方式にして車で4、5件先の集権的な店舗に受け取りに行くようにする。これでしたら24時間営業である店舗は少なくて済みます。
24時間営業をやめるとAmazon Goにようになったり、セルフレジが発達し、コンビニのレジ打ちという仕事が無くなります。それはそれでぼくは寂しいと思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?
【11月15日】
おはようございます。
今日は「ぼくが毎日持ち歩く殿堂入り仕事道具7選」について。
・タオル
汗っかきのぼくはタオルがないと仕事に行けません。夏はもちろんのことですが、今ぐらいの気温でも真冬でも、移動すると汗かきませんか?御堂筋から新幹線のホームに移動するだけでも汗が出ます。まず汗を拭うところから始まりますね。
タオルはこだわりのものを使ってます。だいたいアーティストのグッズです。お洒落なタオルってなかなかないんですよね。
・クリアーファイル
紙ベースのものはすべて入れておけます。1つのクリアーファイルで3つに分かれているものを使っています。メモ用のノートも一緒に入れておけますし、封筒など、ちょっと厚みのあるものも挟んでおけるので便利です。日本の文房具は目をひくものがあります。小学生、中学生は文房具大好きですよね。
・MacBook Air
これがないと何も始まりません。仕事のすべてのデータはここに入れてますので、これがなくなったらぼくは溶けます。何もできません。バックアップは大切ですね。
・充電器セット
充電器、USBメモリー、AirPodsといった小さいデバイスを入れておくポーチです。
Macとセットで必要です。ぼくたちはいつまで充電ケーブルに行動範囲を縛られているのでしょうかね。
ケーブルからの脱却は令和時代のテーマの一つですね。
・コスメセット
女性の化粧ポーチみたいなものです。ぼくの場合、何かを食べると歯磨きをするようにしているので、歯ブラシセットを持ち歩いています。ポケットティッシュとか目薬とかもまとめて入れています。
・タバコケース
最近手巻きタバコに変えました。1本のタバコで時間的贅沢があります。
手巻きタバコは電子タバコや紙たばこに比べてかさばるので、y’sのポーチに入れてまとめています。お気に入りです。
・本
あまり本を読む時間はないのですが、1冊は入れています。
空いた時間にぬるぬると読み進めています。
今は「茶と美」という本を読んでいます。
自分のフェイバリットな道具は持ち歩くだけで気持ちいいですよね。
皆さんの7つ道具はなんでしょう?ぜひ教えてください。
【11月16日】
おはようございます。
今日は「活動量が落ちると気分が暗くなる」について。
これは本当です。不登校や引きこもりは悪いこととは言えません(悪ではないでしょう)が、行動量が落ちると気持ちが上がりません。朝起きてお日様の光を浴びると元気になるというのと同じです。気分が暗いと何もやる気にならず、活動量がさらに下がるという悪循環に陥ります。
ぼくはアベレージ1日1万歩を目指しています。授業中にiPhoneをポケットに入れていれば、1万歩いきますが、そうでなければ届きません。1万歩届かない日をどれだけ少なくするか、まずは歩数と自分の健康を意識するところからです。企業でも従業員の健康志向が高まっています。社内で歩数の競争を行ったり、マイカーではなく電車、電車ではなく徒歩を推奨するといった具合ですが、だんだんと健康への意識は強まってきています。この動きはこれからもっと強まるでしょう。
Appleや任天堂も健康のマーケットに手を伸ばしています。Apple Watchやポケモンゴーはを語る上で健康というワードは除けません。
人々が健康になることはいいことじゃないですか。若い間は自分の健康状態について意識することは少ないかもしれませんが、早くて損になることはありません。例えば歯。歯の痛みにはプロレスラーでも敵わないと言われています。歯の痛みには本当に勝てません。最近、九州大学が歯周病とアルツハイマー型認知症への関与を発見しました。口腔ケアはとても重要です。
偏差値や得点、仕事の成果、人間関係など、社会生活の中では様々な悩みが存在するでしょう。しかし、それはフィジカルがあってこそです。まずはヘルスケアのアプリを起動するところから初めてみませんか。
【11月17日】
おはようございます。
今日は「ピックアップ書籍」について。
前の配信で今「茶と美」という本を読んでいるということを書いたところ、どうやってその本と出会って、読む気になったのかがわからないと言われました。確かにそうですよね。
また別の生徒からはオススメの哲学書を教えてくれとも言われました。
ということで、今日はぼくが選んだ読むべき本についてまとめました。
ちょっと多いですが、気になるものがあれば、ぜひ実際に本屋に足を運び、自分で手に取り購入して、本に蛍光ペンでマーカーしたり、メモを書きながら読み進めて頂けますと、充実した秋になるのではないでしょうか。
・本のタイトル(著者)内容について一言
の順で書いてます。
・ゼロ(堀江貴文)合理性と個人の可能性
・孫の2乗の法則(板垣英憲)天才と努力
・日本再興戦略(落合陽一)日本の未来
・子どもと学校(河合隼雄)教育とは
・モチベーション革命(尾原和啓)乾き切った世代の生き方
・人生の勝算(前田裕二)人生のコンパス
・嫌われる勇気(岸見一郎)他人の目なんてどうでもいい
・方法序説(デカルト)デカルト的世界観
・国富論(アダムスミス)資本主義によるエコノミー
・君主論(マキャベリ)人権と絶対王政
・純粋理性批判(カント)批判することの苦しさ
・市民政府二論(ロック)自然から近代へ.近代の限界の理解.
・リヴァイアサン(ホッブズ)プラットフォーマー
・ユートピア(トマスモア)エコシステムのデザインとディストピア
・沈黙の春(レイチェルカーソン)内容のある村上春樹
・一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル(東浩紀)2000年代のインターネットの総括
やはりデカルトやアダムスミスといったカタカナの著書、古典の哲学書は読み辛いところがあります。これを原書で読む。スルメではなく木をガシガシかじっている感覚はなんとも言えないエモさがありますよー。
【11月18日】
おはようございます。
今日は「わからないがわからないがわかる」について。
この文章って面白いですよね。
「(生徒の言うこの問題が)わからない(という発言の真意)が(講師には)わからない(という状態であることをぼくは)わかる」という意味です。()の部分は補足説明がなければわかりません。
テキストの面白さってありますよね。
例えば
Yahoo!ニュース 音楽「マリリン・マンソンからマリリン・マンソンが脱退表明」
https://matome.naver.jp/m/odai/2133233568469296201/2133562645052011203
ニコラス・ケイジ、ニコラス・ケイジ描く映画でニコラス・ケイジ演じる
https://theriver.jp/nicolas-plays-nicolas/
どちらのテキストにも共通するのは最終パラグラフのマリリンマンソン、ニコラスケイジという単語の圧倒的登場回数です。
最後は量で攻めてきたなー!という感覚が面白いです。ライターの熱量を感じますよね。
言葉だけでイメージを伝えることは難しいです。食レポとかは映像があるから伝わります。文章だけでエスプレッソの美味しさを伝えるのは難しくありませんか?「エスプレッソは疲れを吹き飛ばすほどの圧倒的黒の苦味。その先に見出される光と安らぎ。」とかでしょうか?ぼくは村上春樹ですか?そういった意味で官能小説はすごいです。日本人の妄想力があってこそ成り立つカルチャーではないでしょうか。
日本人は言葉に縛られるすぎの傾向にあるのではないでしょうか?「できない」と決めるのはいつも自分です。でしたら「できる」と決めるのも自分です。「できない」と決めてしまえば、ラクでしょうが、成長はしません。日々1ミリでもいいから成長できる、目標に近づける生活が望むべき暮らしでないでしょうか?
【11月19日】
おはようございます。
今日は「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」について。
この言葉をご存知でしょうか?アインシュタインの名言です。
ぼくは「常識は壊すもの」「ルールは破るもの」だと考えています。というのも、常識のその先にチャンスがあると考えているからです。Appleは既存の携帯電話から「ボタンをなくす」ということを行い、今でこそ常識になったタッチパネルを生み出して企業価値世界一になりました。当時ジョブズはプログラマーから38個の不可能だという理由を突きつけられました。そこで「いや。これをつくるんだ」とノーにはノーで返し、今のインターネットの新しい常識を作りました。
今はこれまでの常識観、自然観では通用しなくなっています。1960〜1970年代の人口上昇のタイミングで生まれた法律を人口減少の今でも適応させようとしているために、コンプライアンス違反とうまく噛み合っていない部分もみられます。
常識からイノベーションは起きません。常識や規範や正義なんてものは受けてきた教育、育った環境によって異なります。
冷静に考えてください。今の赤ちゃんは生まれた時からタッチパネルがある世代ですよ?令和元年に生まれた子どもに、昭和の常識を当てはめようとすること自体がパワハラやモラハラなのではないでしょうか?
ぼくたちは安全と言われている領域の中でぬくぬく育っていた30年間で多くの成長を失いました。この30年間の常識のコレクションから脱却を図ってもいいのではないでしょうか?
【11月20日】
おはようございます。
今日は「LINE×Yahooその1〜キャッシュレス決済戦争〜」について。
これってどうなんですか?どういうことなんですか?どうなるのですか?との質問が集まっています。
ぼくはLINE側でもYahoo側の人間でもなく、Education Salon OSAKAの人間ですのでどうなるかなんてわかりません。今回の案件について「ぼくはこう思うよ?」と言うだけです。断言はできません。どちらの会社の人間もぼくよりも遥かにその業界について詳しいと思いますので、ぼくの予想はいい意味で期待を裏切るのではないでしょうか。
インターネットの検索サイトであるYahooとメッセージアプリのLINEがくっついてZホールディングス(ZHD)という会社になります。これほどの規模感のある会社の経営統合は国内ではこれまでにあまり類を見ないのではないでしょうか。
この背景には今行われている①キャッシュレス決済戦争と、②GAFAといったテックジャイアントの存在が挙げられます。
①キャッシュレス決済戦争について
YahooはPayPayを、LINEはLINE Payを持っており、国内で1番のシェア(ユーザー数、利用回数、合計利用金額など)のポジションの奪い合いの戦争を今行っています。
LINE Payのユーザー数は3000万人、PayPayは2000万人とユーザー数ではLINE Payの方が上回っていますが、QRコード決済はPayPayの一人勝ちと言われるようにユーザーにとって便利で還元率が高いのがPayPayなのでしょう。LINE Payはユーザー数は多いものの圧倒的赤字です。LINE Payを始めてからの赤字の推移を見ると心配になるレベルです。
このままだとPayPayに負けるので、それならばもう一緒になった方がいいよねということです。
現在はキャッシュ:キャッシュレスは7:3ぐらいの割合であり、その中でPayPayといったQRコード決済はキャッシュレスの中でもまだ3%ぐらいです。ほとんどがクレジットカード決済です。キャッシュレスにとって怖いのは「やっぱりキャッシュがいいよね」と現金派に押し戻されることです。これはその時代や景気に左右されるのでどうなるかわかりません。特に日本は現金信仰の方が多いですからね。各業者はキャッシュレスの熱が冷めないように、還元率で調整をしています。
電子マネーの最強のシェアはSuicaです。Suicaが個人間送金を可能にするとPayPayも敵いません。が、Suicaはそんなことしそうにありませんよね。だからPayPayがやるしかないということなのでしょう。
【11月21日】
おはようございます。
今日は「LINE×Yahooその2〜テックジャイアント〜」について。
昨日の続きです。
②GAFAといったテックジャイアントの存在
皆さんGAFAやBATHといった略語をご存知でしょうか?
G…Google
A…Apple
F…Facebook
A…Amazon
これにMicrosoftのMを付け加えてGAFAMと呼ばれることもあります。
またBATHは中国企業の
B…バイドゥ(百度)
A…アリババ
T…テンセント
H…HUAWEI
のことです。
この8社の会社/時価総額/営業利益/研究開発費/従業員数で書いていきます。全て単位は円です。
Google/98兆/2.9兆/2.4兆/9.9万人
Apple/120兆/7.8兆/1.7兆/13万人
Facebook/61兆/2.7兆/1.1兆/3.6万人
Amazon/98兆/1.4兆/3.2兆/64.7万人
Baidu/4兆/0.2兆/0.06兆/4.5万人
Alibaba/51兆/0.9兆/0.6兆/10.2万人
Tencent/44兆/1.6兆/0.4兆/5.4万人
HUAWEI(上場していないため非公開)
こう見ると百度の下落が気になりますね。ちなみに東証1部全体の時価総額は580兆円ぐらいです。
ではLINEとYahooがくっついたZHDになるとどれほどの数字になるのでしょうか。
ZHD/3兆/0.16兆/0.2兆/1.9万人
日本国内では「すげー!」となっていた2社の経営統合ですが、グローバル(というよりカリフォルニア帝国とチャイニーズIT)で考えるとまだまだ小さいです。
特に研究開発費の小ささが際立ちます。GAFAはZHDの時価総額と変わらない額の研究開発費を出しています。ほとんどが機械によるオートメーションやAIといった部分に投資されています。
いやぁ200億では敵わないでしょー!!
世界屈指の頭脳がAIや自動運転、ロボティクスの分野で日々ぱちぱちと研究に励んでいる中で、200億円の規模の日本人だと相手になりません。GAFAといったテックジャイアントの独占分野に切り込むためにLINEとYahooは手を結びました。国内の小さなマーケットで争っている場合じゃないぞと。あの独占市場は強すぎます。アマゾンが本機を出したら日本のマーケットなんて秒で踏み潰されてしまいます。
【11月22日】
おはようございます。
今日は「LINE×Yahooその3〜希望〜」について。
昨日の続きです。事案が事案なだけに非常に長くなってしまいました。
しかし、希望もあります。
この先ZHDはメルカリも飲み込むことになるでしょう。Yahooが配車サービスであるDiDiを持っていますので、Uberにあたるベンチャーを買うことはないでしょうが、GAFAやBATHに対抗できる企業とは積極的に協力していくことになるのではないでしょうか。
最終的にトヨタかユニクロが取り込むとさらに面白いジャパニーズテックジャイアントに発展していくでしょう。
面白いのはソフトバンクというスマホの販売を含めた通信会社が1アプリ会社であるLINEと結びついたことです。
LINEを始めとするメッセージアプリはWhatsAppやWeChatなど多数あります。ツイッターやInstagramにもメッセージ交換の機能はついてますよね。しかしメッセージアプリが会社と経営統合することはアメリカでも中国でも行われていません。これをYahoo、ソフトバンクがどう使っていくかで、面白い結果が得られるのではないでしょうか。
例えば、大手3台キャリアは33%の奪い合いと言われています。3大キャリア間では値段もサービスもそこまで大きな違いは見られません。そこでソフトバンクユーザーはLINE利用料無料、他キャリアは月額1000円のサブスクモデルにする、同時にソフトバンクへの乗り換え費用はソフトバンクが負担するといったパワープレイが可能ですし、それを行えば33%の奪い合いから頭一つ抜きん出るのではないでしょうか。LINEのユーザー数は2億以上ですので、凄まじい利益になります。もはや日本では必要なインフラになったLINEはサブスクモデルにしても課金さざるを得ないユーザーは多いでしょう。そんなつまらないことはしないと思いますが、こんなパワープレイも行うことが可能です。つよい。
名前もZホールディングス。Zです。アルファベットの最後の文字であり、GAFAクラスに成長しそうな頭文字Zはなかったのでしょう。現時点ではぼくたちの生活でLINE PayかPayPayか迷うことがなくなる程度のメリットしか見られませんが、ここからどう変わっていくのか楽しみですね。
【11月23日】
おはようございます。
今日は「映画」について。
皆さん、映画は好きでしょうか?
映画館に入ったときの特別な高まりよう。なぜか欲しくなってしまうキャラメルポップコーン。どれも面白そうに思えてしまう本編が始まる前の宣伝。「やっと借りれた!」と嬉々として足早に帰路に着く。
これは今ではあまり味わえない感覚ですよね。プライムビデオやNetflixが広まり映画は簡単に見れるような便利な世の中になりました。
「映画を見る」という行動は全てがポジティブな時間になります。映画はアートともエンタメとも見ることができます。映画は非常に歴史のある虚構です。面白い映画は没頭しませんか?没頭は今の社会の働き方に必要な要素です。
ぼくはキューブリックの作品が非常に好きなのですが、キューブリックの作品、あの映像は複雑性の極みです。細部の細部にまでこだわっているカメラワークによる映像、陽気な歌を口ずさみながら暴力を振るう若者や、ミッキーマウスの歌を歌いながら突撃する軍人といったメッセージ性の強さ、見終わった後の後味の残り方など、言語化するのが難しいです。
キューブリックは「あなたがこの映画で伝えたかったことは?」と質問された時、「それが口で言えるなら、映画で伝えたりしない」と答えたといいます。キューブリックが映画に込めたメッセージは、キューブリック自身「映画でしか表現できない」と考えていたのであり、私たちは映画を見ることでメッセージを読み取るしかありません。複雑性ですよね。
シャイニングはアメリカの暴力による歴史を暗に意味していると言われています。暗に意味するという比喩はアメリカよりも日本の方が得意な技法です。映画を見た後に解釈を語り合う時間、これも映画の楽しみの一つです。映画や演劇は見ている時間だけではなく、見る前、見てからも楽しむ、それを含めて「鑑賞」という営みであるというテキストはよく見ますよね。あれはもっともでしょう。
最後にぼくのオススメ映画を3つ紹介します。見たことがない方はこの秋に是非。
「ソーシャルネットワーク」
Facebookのスタートアップ期をテーマにした映画です。
心に深く刺さる言葉とITベンチャーのスピード感がここまでなのかということがわかります。
映画のラストがあっけないのが残念ですが、自分を奮い立たせたいときにはオススメです。
「時計仕掛けのオレンジ」
キューブリックの作品です。個人の自由と管理された社会のジレンマを描いた当時の社会の風刺作品です。暴力表現が多く、後の映画シーンや社会に大きな影響を与えた問題作です。
「ショーシャンクの空に」
銀行マンが冤罪で刑務所に入れられてしまい、刑務所の中で上り詰めていく映画です。
負けない気持ちや折れない心、日常の生活がいかに素晴らしいかを見つめ直すことができるのではないでしょうか。
明日はアニメについて配信しますよー!!
【11月24日】
おはようございます。
今日は「アニメ」について。
昨日は映画についてタラタラと「俺!映画通!どやぁ!」という内容を配信しましたが、アニメの方が詳しいかもしれません。
生徒に聞いて驚愕を受けたのですが、アニメ好き→オタク→キモいというルートがまだ高校生の中に残っているそうです。学年や地域、環境の影響も大きいと思いますがクールジャパンやアニメ好き人口の増加で、アニメ好きに対するネガティブイメージも薄まったと思っていました。アニメ好きの生徒は多いですしね。しかし、そんなこともないようです。ですので、今日はアニメを賛美する内容です。
「大切なことは全てアニメ・漫画で学んだ」というコミュニティをご存知でしょうか?おそらく知らないと思います。昔mixiが盛り上がっていたときにあったコミュニティなのですが、確かにこれはそうだなと。アニメや漫画で自分の心に刺さったことは強く残ります。
「あきめたらそこで試合終了ですよ」という言葉なんてよく聞くじゃないですか。「全てのxで成立と書かれていたら恒等式」なんて残りますか?使い終わったら消える知識は学びとは言い難くないでしょうか?
アニメは難しい話を簡単に伝えてくれます。比喩の極みですよね。例えばエヴァンゲリオンは中学生という多感な時期の心の成長を描きました。ガンダムでは歴史や政治、貴族制から宇宙のことまで学べます。ドーン!ビューン!と簡単なアメリカ映画的ではありません。中学生の心の成長ですよ?そんなもの簡単に言えるわけないじゃないですか。それをたった20数話で表現しました。そら学びになりますよね。
ある朝、気が付いたんだ。僕はこの世界が嫌いなんだって。世界は幾つもの箱だよ。人は体を折り曲げて、自分の箱に入るんだ。ずっと一生そのまま。やがて箱の中で忘れちゃうんだ。自分がどんな形をしていたのか、何が好きだったのか、誰を好きだったのか、だからさ、ぼくは箱から出るんだ。
最後にぼくのオススメアニメを3つ紹介します。見たことがない方はこの秋に是非。
「新世紀エヴァンゲリオン」
一つ一つの単語が意味不明すぎてカッコいいです。
「ガンダムシリーズ」
心情表現が素晴らしいです。揺さぶられます。
「時をかける少女」
淡い青春を綺麗に描いています。
【11月25日】
おはようございます。
今日は「趣味のヒエラルキー」について。
ここ2日間で映画とアニメについて話しました。どちらの方が熱量を感じたでしょうか。
ぼくは映画の方が好きとか、「方が好き」はないのですが、おそらく読まれた方は「方が好き」を感じたのではないでしょうか。どう見たいかは、見る者が勝手に決めればいいので、どちらでもいいのですが、こういった趣味にはヒエラルキーがあるそうです。
例えば、パチンコという趣味よりもカフェ巡りの方がヒエラルキーが高いです。もちろん万人に当てはまることではありません。パチンコを趣味としている方が好みだという人はいるでしょう。あくまで趣味、「個人の」偏愛ですので、外部がガタガタいうことではありませんし、それに影響を受ける必要もありません。
本来、好きなことがあることは素晴らしいことです。その好きな気持ちは自分だけのものであり、持てる者持てない者がいます。その気持ちを持てた時点で持てなかった者よりもその狭い世界戦では優位に立てます。誇っていいことではないでしょうか。
しかし、他人の目を気にしすぎる日本人には難しいことかもしれません。インターネットが発達し、評価が見える化して、個人の嗜好はどんどん最大公約数化していっています。みんなクセが近づいてきているということです。そんな中、個人としての人間的な部分、他者との区別となるのは趣味というような偏愛です。他人がどう言おうが、どう見ようが「おれはこれが好きなんだー!」という気持ちが大切です。
自分がどう見られたいかは自分ではなく大衆が勝手に設定すればいいです。
しかし、ブラック労働、コンプライアンスにだけは注意してくださいね。
【11月26日】
おはようごさいます。
今日は「世界を変えた日本の発明」について。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35106833-3.html
カラオケ、絵文字、インスタントラーメン、新幹線、食品サンプル、ポケモン、カーナビ。
まだまだありますが、これらは全て日本の発明です。日本が細かい作業が本当に得意だということが分かります。
ぼくにはこれが何かの役に立ちそうな気がしてなりません。
共通するのは「かわいい」「あったら便利だよね」という点でしょうか。本文を伝えるだけならば絵文字は必要ありません。擬音語の多い日本語だからこそ生まれたのではないでしょうか?
またカーナビは地図帳をパラパラとめくる時間を無くしましたし、食品サンプルはどんな料理なのかのイメージを膨らますために便利です。こういった細かい気遣いがオモテナシなのではないでしょうか?
半径1.7㎝の円の面積を1.7×1.7×3.14で計算させる日本の教育がこういった細かい作業を得意とする気質に繋がっているのでしょう。もちろん書写や家庭の裁縫の時間も一役買っているでしょう。
最近でしたら海外から来たコンビニの店員などをよく見ませんか?そういった方のお箸の入れ忘れや、商品の扱い方など失敗が目立ちます。もちろん全員が全員そういったミスをするわけではありませんが、日本で教育を受けた方の方がこういった細かい気遣いができる印象にあります。だからこそ高級和牛は日本人でないと育成できません。
この細かさは日本で教育を受けなければ身につかないものではないでしょうか?ここに日本の価値が眠っているように思えてしまいます。
【11月27日】
おはようございます。
今日は「体は溶けて新幹線になる」について。
ヒトが不眠でいる記録は11日12分だそうです。過去にアメリカで実験が行われました。
この実験では、開始から2日目は眠気と倦怠感、3日目からは記憶力は大幅に低下し、4〜6日目はイライラしたり、幻覚が見えたりと人間の機能に障害が見られました。9日目には視力低下や被害妄想、最終日には記憶障害が生じたという結果となったそうです。
睡眠時間は3時間と4時間では大きく異なります。この1時間の差は非常に大きいです。4時間睡眠だと全然快調で元気です。モーニングコーヒーなんて嗜めます。それに対して3時間睡眠ですと、もう何がなんなのか、自分自身のレゾンデートルがなんなのかもはやわかりません。意識がないまま歩き、意識がないまま喋ることになります。もうわかならい。
この時期になると睡眠時間を削って受験勉強に回す現役生とかが見られます。日頃、怒ったりしないぼくですがその時は怒ります。遅くまで起きていることに慣れていない高校生は睡眠不足が露骨に顔に出ます。明からさまに目の下にクマができます。受験勉強も大切でしょうが、体が資本ですのでフィジカルは大切です。しっかり寝ないと充実した生産活動はできません。
睡眠が足りなくなると、緩やかに世界に溶けていく感覚になります。すべてのことに興味がなくなり、体は溶けて魂は座席に沈んでいきます。そうだ。ぼくの名前は新幹線。
【11月28日】
おはようございます。
今日は「入試ってなんでスマホ持ち込んだらあかんの?」について。
なんでなんかなーってずっと考えているんですが、的を得た答えが見つかりません。
持ち込んではいけないちょうどいい理由ってありますか?ある方、是非教えて下さい。
スマホを持ち込んではいけないというルールですと、「私は圏外の状況下だったら頭がいいです。偏差値が高いです。いっぱい知ってます。」ってことを示しているだけですよね。
そんなこと社会で言っても、「いや、スマホ使えよ。ぐぐれ。」ってなりませんか?
震災時で学校に行けない環境で子どもたちに教えられるという部分ぐらいしか、圏外下のみでの知識が役に立つ場面が思いつかないです。
そんな中!始まります!
日本初!スマートフォンの持ち込みによる中学入試を実施
https://www.tokyo-joshi.ac.jp/9451/?fbclid=IwAR2A0wG6ArA4Ql9_LF6UNwPuQgIWY48EUUL2b1Ozd9Kbxr_AyqRfEIOwtik
きたよこれー。
またしても文科省は中学入試にスピードで負けてしまうわけですね。まぁこの時期に英語の民間試験延期するぐらいのスピード感ですからね。
しかもこの試験、単純に検索できても解けないのですよ。
「日本中にアンパンマンのぬいぐるみは何個あると思いますか。資料にあたり、みなさん の考えを、言葉と式を使って表してください。」
とかです。素晴らしいですよね。
単純にググっても正解は得られないので、難しくないですか?これからのインターネットと計算機ありきの自然観の元で生きていく上で必要な力が問われている、入学してから身に付くと期待できます。
【11月29日】
おはようございます。
今日は「見えない貧困その1」について。
見えない貧困という言葉をご存知でしょうか?見えない貧困とは、生活保護を受けるレベルではないが、その人が暮らしている社会の普通の生活水準と比較して下回っている状態のことを指します。
日本では、6人に1人の子どもが相対的貧困であるとされています。相対的貧困とは、普通の生活水準と比較したとき、下回っている状態のことを指します。対象となる国や地域によって、「普通」の基準は変わってくるため、相対的とされています。具体的にいうと、世帯1人あたりの手取り収入の中央値を基準として、その半分未満の場合、金額にすると1人世帯では年収122万円、両親と子ども2人では244万円。
244(万円)÷12(カ月)=20.3(万円)。
つまり、両親と子ども2人の4人家族であれば、月収が20万円以下の家庭であれば「相対的貧困家庭」に当てはまります。
貧困問題と聞くと、発展途上国で見られるような貧困を思い浮かべるのではないでしょうか?日本の小学生は給食があるので、飢餓状態になることはほとんどありません。貧困なんて海外の話じゃないの?と思っても仕方がないかもしれません。
「貧困」と「日本の貧困」では異なります。日本の貧困は見えないのが特徴です。貧困状態にあるとされている子であってもスマホ、ゲーム機、テレビ、自転車などは持っています。スマホは仕事で家を空ける時間の長い親が子どもの安全を確認するための、ライフラインですし、ゲーム機、テレビ、自転車などは子どもどうしの付き合いやコミュニケーションには欠かせないものとなっているため、普及率は高く出てしまいます。(このため行政的なアプローチがしにくくなっています)
そのため、本当は貧困状態にある子でも見分けることが非常に難しいとされています。
【11月30日】
おはようございます。
今日は「見えない貧困その2」について。
相対的貧困あたる家庭では、「病院に行くことができない」「新しい服や靴が買えない」といった指標で高い結果が見られました。「本」や部活動で使う「運動用具」も買い与えることができていません。家庭にある書籍数と学力の相関については少し前に話題になりましたよね。相対的貧困世帯ではスマホは持っているが、こうしたモノの欠如が見られます。
また、仕事の掛け持ちによって学校から帰っても家に親がおらず、母親に代わり家事をしなければならないケースもあります。そのため同級生と遊べなく、ヒトとの繋がりも気薄になります。休みが取れないのと、お金がないという理由から家族旅行にも行けません。こうしたヒトの欠如も見られます。
そして最も深刻だと言われているのがコトの欠如です。貧困にあたる家庭の子どもは、誕生日を祝う、学校行事に参加するといった未来に必要な教育・経験が受けられません。簡単にいうと「塾や習い事に通わせられない」ということです。学校ではスケートは学べません。もちろん親は自分の子どもを塾や習い事に通わせたいと考えているが、目の前の生活に追われ、子どもの将来について考える余裕がないほどに生活が圧迫されています。
ヒト・モノ・コトの欠如によって、引きこされるののが自己肯定感の低下。頑張れば報われると思えない、自分に価値がある人間だと思えない、いわゆる貧困の連鎖が引き起こされます。「貧困の連鎖」は日本の貧困問題を考える上でのキーワードです。
日本は原則自己責任の国です。こういった「原則」が大好きです。貧困問題では自己責任という言葉が暴力のように使われています。「頑張って成り上がるんだ!」と考える者もいるでしょう。しかしそれは本当にごく稀なケースです。
「頑張ればできる。頑張れないのは君が本気を出していないからだ。」これは確かに正しいでしょうが、産業医的にはパワーワードすぎます。圧に圧を重ねていることにもなりかねません。
ちなみに大阪だと要保護準要保護児童の割合は約24%と発表されていますが、1校単位や中学単位、高校単位とミクロな目線にしていくとどうでしょうね。偏差値の高さと要保護準要保護児童の割合は反比例していきます。
いかがでしたか?
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